２０１３年３月３０日３１日４月１日　富良野から


　私の旅の意味。探しているものの原郷。それはこの地へと赴かないとならない事なのでしょう。
およそ５０年ぶりに富良野へと、母と来た道は、下の娘と。
　青函連絡船の旅だった記憶は、ゆっくりと羽田からの空の旅となって。

	国内線は、ちょっと気楽 前日のつくば行き 朝食には椎茸饅を食べて 出発にはゆとりを入れました 羽田での空き時間 その分行程は短くなって		どうしても、３月のうちに 今年度のうちにと 急かれる思いがありました
待ち時間に		旭川空港
	もう散りゆく桜を 羽田までの間に見て 東京の桜もおしまいと 　旭川は雪 空港バスの停留所を確かめて		北海道はラーメン道かな バター、コーン、アスパラガス 向かいは旭川ラーメン
わ、雪だ		ミルクラーメン
	バスを降りるのも もどかしい ここまで来たという ここに着いたという その風景		吹雪！重い雪、泊まりの駅前旅館に 旅館からのタクシードライバーは 女性でした雪が湿ると 雪玉が作れる、そうなのですね ５月は綺麗 そして美味しい香りの畑、
富良野駅		観光案内所に
	この季節に滅多に こんな雪は降らないの きっとあなたたちを 歓迎して祝福している 美しい鳥沼 母の物語の地		アルバムを沢山用意して こんな日が来るなんてと そうなのです その時々には解らない
国の子寮２０１３年３月		名取さんの居間にて
	あなたは、井原さんじゃないのね カッパさんの娘ね 開口一番、名取さんは言います 大切な照子さんは 風来坊のような人には あげられない、そう言ったのよとも		ここに兄は、一年あまり 預けられていて 幼い兄にはその時 家や親をどう思ったのか 雪が降り続けます
父が居て母が居て		マリア様の祈り
	朧昆布と しゃけほぐし身 大豆、あなたたちに お弁当作っておいたのよ お持ちなさい・・・ありがとうございます		翌朝まで、たっぷりと お弁当はありました イースターの玉子は 神父さまに祝福されています
北の国から		朝に

　イースターの礼拝に同席させてもらいました。富良野カトリック教会。
私の母はベルナデッタ・マルガレータ。そのもとに集まる多くの人々を癒す聖女の名前を頂いているのよ。
ここに帰ってくることもできるのよ。と言われ、それはあらたな熟考を要します。
あなたのお母さんはとっても不思議な人でした。自分に甘えるという事を許さない、顔は笑っても目の奥は冷静な。
母よりも年長だった名取さんは、母にとって姉のごとき存在なのかと思っていましたが、その方が母、照子によって
励まされていたとも言います。そして魔法のような話も。
　人と人が出会うという事。信頼するという事。信仰を得るという事。
そして巡りくる人生。それは豊かで深い。哀しみも喜びも巡りくるのだと思います。
　私は、なぜ辿っているのだろう母の、父の出会いの富良野を。その私に同行する娘。
確かめたい事、それはこの豊かさ、深さなのだろうと考えます。不条理の重なったものだけではない
人間が生きる、またはいのちが！続いているこの惑星の上で。

	大きな声で歌を歌い 寮のために寄付を集め 一軒ずつ回って 今では考えられないでしょう 映画を見ては夜歩いて 鳥沼まで戻って・・・		この車両に乗って
町の道を		JR根室本線
	へそまつり ７月の下旬に 一年の真ん中 北海道の真ん中で あるそうです		無駄のない味 良いですね じゃが芋の美味しさを 損なわない ドリンクは何ですか？
富良野は北海道の臍		ふらのチップス
	幹へ吹き付ける側に 雪は残る その跡はは固く締まった 年輪となって、一本の樹のうちに そして、茂みの面も		メーテルさん どこへ行くの・・・
雪は吹き付ける側に		誰も居ない
	木場とは違う 日本の一大パルプ産地 そんな事思い出します		芦別、そして赤平 聞き覚えていた名前が 車窓に過ぎていきます 乗り換えて札幌へ 岩見沢には寄れない
雪の中の貯木		星降る町
	映画上映の案内があり 今回の北海道編は きっかけとなりました これもまた出会いがあって		別行動のものが 先にポイントを 見てきました ラーメン横丁
ドーム・ホテル前		事前調査
	５００万道民の ４００万は札幌に でも、路面電車の残る そういう町並み		札幌だから ラーメン こってり豚骨出汁 それは私 あっさり鶏出汁もありました
路面電車		連日ラーメン
	バスで偶然乗り合わせた人を 追い止めて、脳性まひ者協会 北海道青い芝を作った母 そして全国組織となって 昔は今		立ち寄れなかった お菓子と運河の町小樽にも 行ける時間が無い 今日は約束・・・ それなのに一本運休、悶絶！
道庁		雪印パーラー
	あっこは、手がアカギレになって 義弟、義妹の襁褓を洗って それから、小学校へ行った 子守というのには あまりにも と案内の声は		石狩平野に沈む夕陽に 父さん、帰ってこないかなと 時計を読む事を覚えた４歳の母 さきえさんの玄関からと 私を祝福しているこの夕陽は
この街中で		この夕陽が
	食べていけ ほら、これもそれも な、北海道は美味しいだろ		堪能しました！
くじらベーコン		ほたての竜田揚げ

　本当に人生の不思議を思います。母が言っていた、私がかあさんと呼べるのはスイさん一人しかいない。
その人を母さんとは呼べなかった方も。家族とは、そして男女の織り成す綾模様は開拓の残照を残し
複雑な色を浮かばせるのです。やっと、私はその模様が解るようになってきたのです。
私が幸せでいる意味。あんたが幸せでいることがお母さんや俺たちの苦労の意味。嗚呼。
人類は、歴史の中でどれほどの男女の巡り合いを経て、より良き社会を平和を希求するとなったのでしょう。
そこに立った時には、母は天真爛漫というのか、そのままで状況を受け入れ、前へと歩む姿になるのです。
　母が揺るぐことなく私に示した道は、私も辿らなければと東日本大震災ののちの世界を。
　北海道に行きたいという娘と、私はどう兄に話そうかと思っても、叶わない茨城があって。
内地への旅は、母の旅。親子・兄妹みな彷徨いながら。

	ロビーで引き合わせてもらった 若女将さんは 東京下町四つ木の出身 不思議なご縁に 親しみが増します		旭山動物園号が あるはずでしたが運休日 ここのホームで 何回か母が来たのだと その頃の列車は今は無いのです
泊は三浦華園		スーパーカムイ
	駅に降りて 感激の声を母娘で こんなふんだんに木が 温もりのある		これなら、気持ちが 休まる切符清算 現代に活かす木造駅構内
旭川駅構内		清算所も
	道路には、滑り止めの砂が それが珍しいと まだまだ道には いろいろな即事があって		ちょっとびっくり ほぼ満員のバス 鉄道からの連絡良く 乗れたのですけど
この砂利なんのため		急ブレーキ
	三浦綾子記念文学館は お休み それはそれで良し 本日は動物園		ペンギンの行進は お先突っ走りの 小さい一羽が先導でした
ここも見どころ		いいぞいいぞ！
	ワシ・タカの仲間 それは、小動物補食をしなければ 生きていけないもの 輪廻を破壊している 人間道		単に食物連鎖を 示しているのではなく 人間の愚かさが すべての生き物への 悪さとなる
パネルでの訴えに		死へのピラミッド
	こういう暑い気候の 動物が雪の中で・・ 時間を決めてです 大きい動物でした 間近で見れました		オオカミ王ロボ 娘にしてなかった シートン動物記も 文庫にあるでしょう
キリンさん		北米狼
	ベーカリーランチ そんな予定が 動物園の売店ランチ		バターの香りは 酪農王国 食品表示はまるっきり 解らないけど
小麦王国		メープルピスタチオ
	パームヤシの問題が！ 私たちが、その油について 学んだのは、石けんか 合成洗剤かの話 この視点も大切		駅で買ったもの 北海道限定 かなり、いろいろあって面白い モンロー主義とも 父は言ってたのを思い出し 幌加内蕎麦を食べ損ね
ボルネオから		朝の自販機で
	ここまで、売り込むのも 必要なのかも 少しは見習わないと 文庫商売・・・		この旅は きっかけが無ければ しなかった それともしていた 解りません ご復活はめぐり来て
旭山動物園の仲間たち		望郷

　「サムシング・グレート」それが、私を誘った映画の題でありました。いつかは主催した酒井さんともお話する時間が来るでしょう。
今回の旅ではきっかけとなりましたが旅の主題は、映画ではなかった。
それでも、私は来なければならなかった、逢わなければならなかった。その人たちに逢う事ができたのです。
　私は、小さいあっこの立った地平を見ることができたのです。
　


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