２０１５年師走

　毎日が緊張のままに、２０１５年は終っていきます。
毎年の年越しがそうだったのですけれど、２０１５年、無常のうちに過ぎます。
　文庫番としては、一区切りついた年でした。母の資料はまだまだあるのですが、どこかで、整理するべき時期になるのでしょう。
文庫番一人が、息巻いても仕方ないものです。
　社会の断面でもある、そう確信しているけれど、あくまでも個人史に過ぎないメモの類。
活かす道があればと長年持っていたけれども、今時点でできることは文庫番にはこの程度。
味噌の小分け作業も、朝市もできたのですが、とんぼ返りで、山梨からの本の発送をしていました。
年越しの慌ただしさも数年振り。年賀状の用意も、お節の買い物も、こころをどこかに置いてあるような感じで過ごしました。
　山梨で実った蕎麦の粉で、いきなり蕎麦をつくる話になっていたりしたのも、予定外でした。それはそれなりに新しい土地へ馴染んでいく一駒。
はじめての体験をまだできるのは、有難いのですけれど、　そこに持って来て、いろいろな用事が重なっての都内泊になったので、墨田区での年越し大晦日。
立花の白髭神社に初詣。先に逝くものは皆、ご先祖様になっていき、そのうちに土地の守り神になってしまい、誰の家彼の血筋も関係なくなるのでしょう。
　そして、皆がお正月に数えで歳取りをすれば、個人情報もマイナンバーも、なんだかな〜。


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