２０１６年文月

　いろいろなことがあった７月でした。
生老病死　愛別離苦　父の命日も過ぎて行って、何ら子としての供養もできないままに、自分の用事を先にして。
こうやって人生は、出来なかった事を後にしてその日を過ごしてしまうのでしょう。
　そして、福島での味噌の天地返し。この、5年間寄り添ってきたと言い切れるのだろうか。
多くの人達の苦しさを、政治は置き去りにして、別なものを観てはいないのだろうか。
選挙とは、これしか私たちはくらしの願いを委ねていく手段をもちえないものなのだろうか。
自分の身の先ですら、作れないのに、子どもの頃の宿題で書いた選挙ポスターの標語なんて、お題目でした。
明るい未来とか、この一票がとか、そんな言葉を標題にして、・・・・・
　自分たちで、少しでも先を創っていくために。そういう願いを他の人とともにできるはずと、大人になっても
信じてい続けられれば、変わっていくのでしょうか。

まどいは大きかったのです。いろいろな事があった７月。
若いころに較べたら、スローでいいと生きているのに、遣り残しが目について、身動きができない思いの中に
その事が受け止め難かったのでした。
　母が言っていたことばのはず。この世の中には、もっと苦しい思いをしている人がいるのだから。
加害と被害ということが、人の人生で一面では言い切れないものだと知って、それを言葉すれば
なおさら自分の卑小さを知って。だから、協同ということで繋がっている・・・。
　ただ、ただ、日々を生きて行こう。今は何にも属さずにいたい、求められることを日々こなしながら。
出来ることが僅かであれば、そのできる事を丁寧に、より良くなるように思いをこめて。
そこが、今、もっと大切にしたいことなのだと思う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　戻る