　そこに自由があるのだろうか、何もないのかもしれない。ただ、憧れる。
どうしても、行く事はできないのかもしれない。でも軽やかに上がっていけるような気がする。
た易く風に乗って、フワッと行ってしまうのだ。私達には、羽根もない。綿毛も無い。
地上から見上げるばかり。ここに、見つけたいから。根を生やしている、動けないところにある。
ここにくらしがあって、その中に自由を創るのだから。
　自分なりに創りたい自分のくらし。しなやか石けんライフ。
地上にある水が、温められ、形を散らして、空に上っていけるのだから。
そこにも、仲間達が居ることを、知る事ができる。
　細かい粒でしかない、その一粒が、きらめいて、映し出して、集まっている。虹。
　見る事が久しくないと、以前書きました。
協同を深く考えた日。先人を慕い、これからを願い仲間とともに創る。その日に虹は架かったのです。
地上と天とを渡す約束。
　
　見る事はできたのです。幻ではないのです。掴むことはできないかもしれないけれど、
永遠に憧れ続けられる、それこそが約束。希望。忘れてはいけない事。どんなに辛くても、
毎日が苦しくても、ここに在る。その中に見つけようと、そう思えた日。
　その日、自由の風も、通っていくのです。私の周りから吹き上がる、体感できるものがありました。
若い苦しみも、老いた辛さも、一緒にある。それが暮らし。しなやかでいたい。
　受け止めて、身を卑下する事もなく、おごる事もなく、毎日の中に、憧れを創っていけます。
地中につながれ、自由を奪われ、いのちという所有ですら、脅かされ、こころというすべてを
損なわれている、いた同胞に。また、約束しなおさなければいけないのです。
　諦めていないから、必ず、忘れていないのだから、そばにいる事を思い出して。
ああ、これからも、まだまだ、幾つもの鎖に留めらるのでしょう。
今、しなければならない事からはじめていきます。できる事は僅かです。くらしの中から考えたいのです。
生きていくのです。　　

	二重の虹が架かりました　私の住む町に煤けた工場の後から　通りの人も、出てきて仰ぎ見ます子供達も、大人に教えられてました太陽の光が水の粒に反射して・・		居なくなった？ミツバチ？それともハナアブ
約束		ベランダに		地中への実りを

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