お久し振りの総代会議。すっかり気分は抜けています。だって沖縄と秋田の間なのですもの。でも、これが、残った役割です。そういえば中学校の育成委員ＯＢの懇談会のお誘いも来てましたが。今日の天気はどうでしょう。出かけてくる前に洗濯物だけでなく布団も干していきましょう。
　開会前にはついたのですが、朝の打ち合わせには出られませんでした。他会場の雰囲気もわかりませんが、もう全会場出席しなくて良い気やすさで、ここにだけ集中です。テーブルには書記がいないと言うことです。だから字を書くのも苦手だし、でもしかたがないと老眼鏡とＨＢの鉛筆を出しますが、話ていることばはわかっても、漢字がでてきません。鉛筆はあっても消しゴムも持ってきませんでした。以前の私の大きい筆入れならば、鉛筆削り用のカッターナイフまで入っていたのですが。それで空港で止められた事もありましたが、今は最低限の筆記用具で動いています。いろいろな発言を聞きながら、書記。ビッグママのお弁当を食べて、少し話をするのですが、空模様は今にも雨です。そして所要をすませて帰宅いなるのですが、もしかしたらと思っていたとおり、義父母で布団と洗濯物が取り込まれてありました。ありがたいことですが、迷惑かけたくない思いがあるのです。やはり、家にい着いていないとと思いつつ大潟村行きの準備も確認します。

　ダラス娘からの心細そうな電話が夜中にありました。時差がありますから、こちらは寝入りばな。どうもスランプ状態らしい。畳に受話器を持って寝そべって話を聞いてやります。アメリカの金融恐慌は東洋人の遊学生にバイトの口が好条件ではない様子です。話ているうちに落ち着いたのでしょう。朝になって連れ合いも眠っていなかったのがわかります。あれこれ、連絡することを言付かりました。午前中はそのことで添わります。午後になって、修理が終わったはずのパソコンにセキュリティソフトを入れていると、どうにも作動しなくなって、再び持っていきます。たかがパソコンと言っても、予定していた文章がだいぶ遅れてしまいます。１２月５日に朗読会がきまったのでその案内文も作ろうとしていたところでした。お仕事パソコンでの発信でいいのですけれど、機械にも振り回されます。その間も気もちは娘、息子の事に占められる日でした。お仕事パソコンの方でも開通させてあったアドレスに、今はＭＡＸ元気よ〜とダラス娘からはメールが来ました。

　朝は母からの電話がありました。いろいろな事を話します。手伝っていた選挙も終わってもてあましているのでしょうか。介護保険の手続きを先日役所の人がしてくれると言っていたと報告です。今月は行かずしまいですから、少しでも楽になってくれれば良いです。ついでに、今、父の本を預けてあるところからの請求書の払い方を話しますが、悪いと思っているのよ。週刊誌やら価値のない本ばかりでと言います。あれれ、あの美術書や宗教書は？古代史の本はと思うのですがそれらは山の中腹の庫裏に残して、プレハブにあった普段見ない雑誌の類を運んであったそうです。父の本の価値あるものは兄が保管していたというのですが、それが今の洞穴暮らしでは、どこにやったのでしょう。この二十年あまり、私が毎年払っていたのはなんだそんなものにかと思うのですが、すでに今年の請求も発生しています。いつ尽きるかもわからない私の資金。うーんん。
　お昼にかけて上野に出かけ格安のトレッキングシューズを買います。連れ合いのワイシャッツに便乗して買いました。

　今日は、いつもより早くに家を出たいのですけれど、朝最初には昨日落とした、オーブンの天板を拾うために、隣家との境の台所の壁と塀の間に入ります。浴室の外壁のモルタルは、二階の重みのせいで亀裂が入っていて見ると、広がっているようにも感じます。それを横目に確認し、塀と壁の間に私がこの隙間に入るのかと身体を横向けにして、サッシに頭をぶつけないようにかがんで入っていき、落し物を拾って戻ります。少しピッチを上げて朝の支度をします。こういう感覚は久し振りです。連れ合いの朝の身支度とかち合います。こういう時、どうしても家事そのものに時間を取られるのは私の方だということが、何なのでしょう。パソコンの持ち運びに使ったキルティングのカバンには、プチプチシートでくるんだ法螺貝を入れます。
　タイミングで一歩先に出た連れ合いを私の自転車は追い越して、丸八通りを飛ばします。雨水探検隊世話人さんが、地域の小学校の総合学習のアシスタントティチャーを頼まれている補助です。いろいろなものづくり体験を小学生に教える地域の大人という役割ですが、私たちはレインスティックづくりです。長い筒の中を細かい石や、貝殻や穀類が動くとまるで雨の降るような音がするというものです。アマゾンの方の雨乞いの楽器だと聞いています。これも、１９９４年の雨水利用国際会議の頃から、やっていますが、私は何年ぶりかのお手伝いです。その時の作り方説明書が大きく貼られていました。さまざまな区内のものづくり名人ということで控え室に集まりますが、懐かしいのは、Ｐ連を一緒にしたこっちの中学校で会長だった畳屋さんもご一緒だということ。畳表の端材を使った小敷物を指導されているそうです。点字を教える方もいます。こういう事もものづくりと同じに子供に体験させるのは良いですね。そして今の子供たちは素直ですね。ものを教えてもらうという事を受け入れています。私に足りないことなのですが、この子たちの時代は躾がいいのでしょうか。素直じゃない私。先生と呼ばれるほどの○○じゃないと思いながらも、年齢からいえば、確かに子供たちよりは先に生まれているから、先生と呼ばれても、ここは真剣にお手伝いします。
　いろいろ、進度に差はあったり出来上がりも個性的ですが、全員できました。挨拶を済ませて控え室に戻り、解散。根付けを教えていた方からはビーズの根付けを校門でる前にいただいちゃったりしました。
　そして横川の方に戻って、和楽器店に貝を預けます。吹き口を付けてもらうのです。私が法螺吹きだという証拠が必要なのではなくて、幼い日への郷愁です。兄と吹き比べて遊んでいた山の中へ。

　昨日、戻ってきたパソコンはすべてが初期化されていますから、入れてあったセキュリティが継続されていません。契約は残っているので、更新しようと思うのですが、月曜の午前中は、こういう類いの消費者お問い合わせの窓口の受付は待たされるものです。おまけに要領を得ない、質問しているのか愚痴になっているのか、そもそも何を聞きたいのかを自分で把握しないうちに、電話をしていて、繋がらなかった事から言いはじめ、大変なことだと思います。こういう日のオペレーターはなるべく音声の方がいいのかもしれません。事件は休日に起きるのかも知れません。
　しかし、午前中からかかってセキュリティソフトがインストールされて、使用に不安がなくなるまでに、ほぼ一日かかりました。そして先週末から、原稿の入れ替えやら、の連絡があるので、お仕事パソコンも開きっぱなしで、両方を一度に進めています。さも優秀な書き方ですが、まるっきり逆で能率の悪い作業していて、やっとできたかなというのは、連れ合いの帰宅直前でした。明日も朝から出ないとならないのに、なんだか家の中もマニュアルや、資料が引き出され片付いていません。　

　どうも、晴れると言っていながら曇りのままで、すっきりしない天気です。昨日の都立高校の帰りにも、一緒に受講していた方々が本当は晴れ間も見えるという予報だったのにね。と語っていました。お天気のせいではないですね。連れ合いはパソコンを自転車で持ち歩くなんてとんでもない事だと思っているのです。この頃、交通費も極力抑えている文庫番とは違って、定期のエリア内ですしね。電車で錦糸町まで行って修理の終わったパソコンを引き取ります。タイに行った時にナラヤで買ったシルクキルティングのバッグがパソコン用になってしまいました。息子もパソコン用に使ったものです。我が家の男どもにはシルクの価値はないのでしょうか。でも、運んでくれるなら、そうしてもらいましょう。今回のパソコンの不調は、連れ合いは最後にシャットダウンした責任を感じているようで、修理費用は連れ合いもちになりました。これで、一安心です。この間に、仕事用のパソコンにも私用のアドレスやお気に入りを移動させました。ようやく慣れてきたところです。ホームページアップロードのソフトが違うのですが、却って手間がないかも知れません。持ち運びもノートの方が楽ですので、夜寝るまで使います。あまり誇りの多い環境は良くないのでしょうけれど、機動性が必要です。今回の沖縄番外編はやっと終わりました。お休み読書が進みません。私が寝室にまでノートパソコン持ち込んでいる時に、連れ合いは、机に向ってのパソコンタイムになります。

　今日は雨水探検隊の活動日と、日本歴史文学講座の日です。朝はまだ、昨夜が残っています。８時半に錦糸町駅北口集合です。洗濯物は干しましたが、竿にたぐまっているところもあります。雨が数日つづいていますけれど、今日は晴れ間もあるという予報です。券売機で回数券を買っておいてと頼まれましたが、子供のは回数券はないですね。前回の葛飾柴又行きの時にもそうでした。すっかり忘れている自分がおかしいです。そんなに多人数でないので、今日は把握しやすいです。スタッフもほぼ揃っています。あ竹ノ塚から、バスで行くのは足立生物園。昨年は生き物観察の時にお世話になった講師の方が在籍していたのですが、今は退職されたというのが残念でした。でもご紹介いただき、活動を企画できたのは、良かったです。
　なかなか珍しい生物の展示があります。公園も広く、のびのびとした感じを、子供たちは漂わせています。いいことです。ただ、私自身に、一週間も経っていない沖縄体験が、まだ印象深く、人造の生物園での閉じ込められた展示をちっぽけに感じてしまうのですけど、ここは東京の中で、少しでも子供たちに生き物を感じてもらうところです。受付横での、青大将にも、ふれあいコーナーで小動物を触らせてもらうときも年若いスタッフ達が、生き物を大切に扱うことを子供たちに示してくれます。
　蝶の温室も荒川の生き物も、カメレオンやグリーンイグアナもプレーリードッグも、そしてアメリカザリガニもいます。ザリガニは釣り体験です。全員で２０人でしたので団体料金になります。子供たちはのびのびしています。私は少し間伸びした感じであくびも噛み殺していました。
　
　家に一旦戻ってカレーうどんでお腹を満たして、自転車飛ばして都立高校の視聴覚室に行きますが、視聴覚すべてを閉ざして、眠っていたような感じです。定家の面白さに随分迫ってきたのですが、ぼんやりとしかわかりません。俊成の見た定家、定家のみた定家、息子為家のみた定家。講師の先生は帳の向こうで熱く語っています。

　今年は私の少しの韓国交流も、有機的に繋がっていくようです。いつも、よその国との交流の都度、語学の必要を思うのですがその場限りで、忘れています。恥ずかしいなと思っているのです。夕方、雨の上野で集合して短い時間でしたけれど、日本の食育事情という懇親でした。お誘いいただいて少しは役に立ったでしょうか。そして韓国の方々が、自分たちを考えるのに、少しでもすすんでいると日本の事を思ってくれていることに私はどこまで、伝えられたでしょう。率直だということに感心します。自分たちはこれから作っていくから、教えてほしいという方々。私が話しできる事は、ほんのわずかだし、自分がやってきた中の事しか話ができないです。体系だっての食育というものが、嫌いだからでしょう。知育・徳育。体育、全部苦手なのですから、当然食育も押し付けられるようで嫌い。で、話は全然食育に行きつきません。そこに、頼もしい応援があります。だから私は、食べるものを選ぶのに集中。上野で秋田の両関が出るお店。自転車で来ているのと方角がわからなくならないようにと思いました。少し上品ですので、お腹いっぱいになるのには、どうかと思いましたが、居酒屋ですけれど、季節感に満ちたお料理でした。そしてケーキとシャーベットも感謝です。もう一軒入ってお腹をなだめました。食育？私はあまり詳しくなかったかも知れません。どのような主題も繋がっているという考え方です。本当に熱心です。ぐるっと繋がりそうです。

　今日の配送は、前の担当の方。今の人は移動になるとかで、若い人を仕込みながら、しばらく変則です。今日の配送の人とも良くお話して確か趣味がラジコンカーだったことを思い出します。我が家の連れ合いにはさしたる趣味が無いので、あまり見当が付きませんが、ほどほどの出費なようです。我が家では連れ合いが引き締めていないと、食べるということを中心に私が使ってしまうのかしら。そんな事も思います。でも、私はそんなに多趣味ではありませんね。残念なことに何か結実するような技能は身についていません。連れ合いはそのうちに、そっちが儲けてくれないとと言います。確かに、もうそろそろ、現役から離れることを考える年齢ですから、いつかは覚悟した方がいいかもしれません。でもこの私のやっていることはそれこそ口先ばかりのようで、やるべきことは滞りなるべく見ないようにしているのですから、この人を食べさせられるようになるのはいつの事でしょう。その前に年寄りたちも伯母もどうなるかと、思うのです。収入は見込めない、資料の保管も体力あってのことだし整理も根気がつづくうちです。白保について書かれていた古いものを探そうと、押入れや棚を開けていたら、父の書いたものが、さらに幾つかでてきてしまいました。これは趣味かもしれません。社会的意味を持った事業になるには、場所も資金も改めて必要です。

　でした。義父母の正式な記念日のようですが、今朝まですっかり忘れていました。でも、義母にお土産で渡した、石垣島の黒砂糖を黒蜜にしています。だから、冷凍してあった小豆を解凍して、餡にします。寒天もありましたので、餡と寒天だけどと言います。それよりも、本人達も忘れていたことを覚えていたことを喜ばれました。何ら記念日を大袈裟にする事を求める人たちではないので、すべての賀を省略している我が家です。まあ、気が利かない嫁だということです。義弟夫婦にも声かければ良かったのかもしれませんが、ここに嫁いですぐあった、二人そろっての還暦の時に喜ばれなかったのと、長女の七五三の年に私の父が亡くなっていたことで、特別にしなかったので、以下省略だったのです。
　６０年一緒にいても、見事に毎日言い争いを続けている平和な夫婦です。嫁としては決してどちらかに加担するような事はしないでいようと思いますが、どうみても義父の方がこらえている時がありますので、お義父さん、少し理不尽だったよねと、声かけたり、義母の方は放っておいても、悔しい事があると、私にどう思うと言ってくるので、そうだよねうちも同じだよ。と連れ合いを引きあいに出すのです。だってこの義父母の息子なんだから、同じようなものになるのは当然だと思うのですけど、男ってというフレーズで話はおさまって義母は溜飲が下がるようです。　

　今日は朝から電話の多い日です。ヨガを業平の委員会が企画しているので、参加の申し込みをしておいたのですが、留守の間も、私が迷子にならないように電話をしてくれたようでした。受けていた連れ合いは私にはそのことを言ってはくれていません。今朝も、もう一度わざわざ電話で教えてくれました。およその場所が分かったので、四日分の洗濯物をしてばたばたしているところ、階下の方のもっぱら義父母の使う電話が鳴っています。義母が出て私を呼びます。若奥さんって言っているよというので、それは怪しいよね。と大きな声で言いながら受話器を取ると（義母は保留設定をしません）子供が幼稚園の頃からのお友達のお母さんでした。まだ、二階に電話を引く前の番号を知っていたのです。今夜、都政報告会があるので来て下さい。というものです。あら、筒抜けに聞こえたかしらと思いましたが、生返事にしておきます。昨夜まで、ふらふらしていたのですから、少し落ち着いていたい日なのです。
　でも、慌ただしくなってしまい、見当をつけていたヨガの会場にはぎりぎりになりました。懐かしい方々ばかり。私の生協の大先輩達の居る委員会。シニア向けのヨガと言うことで、緩やかな動きと呼吸です。大学生協から都民生協を利用して辰巳になってという、ヨガの先生も推して知るべし。でも綺麗な姿勢です。頑張らないとと思います。床に寝て深い呼吸をしていると、隣の人はそのまま動作を止めて休んでいます。そのくらいゆっくりです。もしかしたら眠っているのでしょう。気持ち良かったねと、大きく声かけして起き上がります。少し四方山話もして指導の先生は、きび糖より、本土以北の人間はてんさい糖が身体に良いと言ってますけど、お土産に沖縄物産の西表島の黒糖を開けます。
　委員会から自宅にもどるまでに和楽器屋さんがありますので、法螺貝に吹き口をつけることができるかどうか尋ねると、そこそこのお値段でできるということです。考慮。
　さあ、写真の整理です。この頃枚数が増えてしまっていますから、大変な量です。アップが追い付かないです。洗濯物も三泊になるとたくさん、お天気も良いので布団干しもしました。とりこむ頃に電話が鳴って、今夜は食事がいらないというので、遅くても良いと朝連絡された、報告会に顔だけ出します。議員の話ではなく、電話をかけてきた彼女への信頼です。だからホールには、子供を通じての知り合いの顔が多いのですが、二人目の報告で支持者の皆さんの集まりと言われて、私は支持者にはなっていないと帰ります。もちろん入る時も、受付無しでした。家にもどってページアップはＭＹパルからです。

　泊まりは、沖縄船員会館。朝の食堂には、小さい子供もいます。皆で利用されているようです。ここが普通じゃないのは、カウンター横の水槽の中に居るのは海ブドウだということです。エアーポンプのせいでしょか、水槽の上に下に動いています。とても良い感じです。その分、お盆の海苔は不思議に不思議に薄く、おぼろ昆布の色でした。朝食も、もちろんたっぷり食べて荷物を積んで、比嘉さんの運転で恩納村漁協に向かいます。きっと、途中でご両親のところに寄りたいでしょうに、今回はツアーコンダクターすべてやってもらっています。
　組合長さんにもご挨拶させていただきました。恩納村漁協にも比嘉さんがいらっしゃいました。参事さんがいうには石を投げればあたる苗字だということです。会議室で、恩納村漁協の概略をお聞きして、いざ、海へです。でも竹富島は暖かかったでしょう。もう秋だからこっちは、泳がない方がいいですよと、私を思いとどまらせてくれました。そうそう大事なのは、きちんと見ることです。
　この漁協はモズク養殖についての取組は抜きんでています。本土復帰前に漁協としてして名護漁協から独立した後すぐに、モズクの研究を始められたそうです。そのあとの、オニヒトデによるサンゴの食害や、海水温の上昇した年のサンゴの白化に対して、皆で海を守る、サンゴを育てる事をしながら、海藻類を養殖しています。もちろん漁もしているのです。海ブドウの養殖ハウスの中で働く人たちは、若い人が多いですね。何事についても、育てるという仕事を若い年代と、経験者とが一緒にすることは、その次の事を考えられる事になるのです。それは、地域のそして組織の背骨です。
　また、船に乗るそうです。しっかも、今回は勢いがいいです。小回りの利く、そして波底の世界も見ることができる船です。背中からはしぶきがどんどんかかってきます。日焼け防止に上着を着ていますが、あとで塩がうくのではないかと思います。緑海色。岸から見ていても、こんな色の海があるのかと思うのですが、下がサンゴだからと言われます。その上を船は進むのです。漁協の比嘉さんが、カゴの林のところ、と言ったり、サンゴの増えたところと言ったりその方向へ舵を回すのですが、波しか見えない私には、も良く方向がわかるなと感嘆するばかりです。陸でも方角不確かなのですから、
　モズクにしても、海ブドウにしてもそれだけで、お腹がいっぱいになるために食べるのではないのですけれど、では、この海を守らなくて良いのでしょうかと思います。獲り尽くす漁業ではなく、床となるサンゴを育てるのにこれだけもの努力をして、作物は一番栄養価の高い時期に合わせ、厳密に出荷する、そういう食べ物なのです。サンゴの苗を育てる保護カゴが見えます。このカゴは、何でできているのですかと訪ねます。鉄だそうですけど、実は園芸用のもので、一個いくらだったかと言いますが、それに杭を付け基盤に苗を植え、海底に設置する。お話を聞いていると、海のいろいろな場所で試しながら、育てているということです。保護カゴだけでも年間かなりの予算を組んでいるはずです。

　岸に上がって、冷蔵庫の中も見させてもらえました。そして、選別の作業場へ見学で入ります。キャップ、マスク、白衣を着けます。見るだけかと思ったら、なんと、経験させてもらえました。わかるかしらと思うほど、早い手先の動きでしたが、そうはならないこの鈍さ、見て教えてくださる方が、とまどっているだろうと思うのですが、指先に違和感があったら、全部出して下さいということです。１�oあるのでしょうか、小さいエビがいます。そうですよね。モズクは海で育つのですから。でも、異物となるのでしょう。不思議なことですよね。豊かで、生き物を育む海で育つものを消費者が受け取っているのですけれど、海の有機栽培ですね。どう理解してもらえるのか、除いてしまうだけではなく、伝えることでともに、傲慢にならずに共感を育てられる生産と消費の関係を、この微細なエビが背負っています。
　だからこそ、クレームの出ないための責任をこの作業場の女性たち？皆すっぽり白衣なのでわかりません。が担っているのです。商品としての精度の高さが、海を守る資金も生み出すのです。たぶん、私たちのした作業はあとからベテランさんが見直してくれるのでしょう。やはり私たちは購入する人なのだと、売店であれこれ、あぶら味噌にも、昨日も今日もこころ惹かれるのですけれど、モズク中心で考えます。これから、海苔の佃煮も高齢社会には打ち出しやすい商品だと、我が家の二人に買います。
　昼食をとり、那覇に戻るコースですが、真栄田岬に行きます。青いです。海も空も真に抜けているのです。こういう波は見ることができます。船が嫌って、人間の技への不信が主でしょうか。
　
　国際通りは浅草にもあります。でも、こちらの国際通りは、実感がありますね。受容の強さでしょうか。さて、牧志市場の入り口の古酒専門店は荷物を預かってくれるというので、身軽に市場を猛スピードで見ます。時間が欲しいです。今回行ければと思っていたところは幾つもあったのですけれどこれで十分ハードです。硬いものも重いものも荷物として、お腹まわりは来たときよりも柔らかく羽田に戻ります。　　　

　逆でしょうか、海にあるから島なのでしょうか。山は陸の島に見えませんか。山間地と島嶼と似通ってはいないのでしょうか。昨夜は島魚のイタリアンになりました。が、何を食べてもガーリック風味が効いていたかもしれません。石垣牛のレバームースなど、ここでしか食べられそうもありません。朝の散歩も素晴らしいのです。ここは南からの蝶の渡ってきて越冬？中継地のようです。群れて舞う姿が見られました。けれど、桟橋に出ると、波の動きが身体の両脇に見えます。前方にも波。どことなく不安定な気分になります。存在の足元が脅かされるような、ダメですね陸の河童、海の狸ということばを聞いたことがあるのですけれど、周りから見るより、本人たちの方が苦しかったと思ったりします。

　さあ、朝ご飯も済ませて、声の大きな蝉にも語ってやって、船着場へ行きます。チケットの交換をしてもらっている間に、昨夜のにんにくとタコについてチラシに書かれているのを見つけました。泡盛の瓶ラベルといい船の案内といい、みんなの種子取祭なのだということ、初めて、島にこの機会に渡る人にも伝えていこうという気持ちがわかります。船の中に置かれている八重山日報紙にも、庭の芸能の様子の写真が出ています。弥勒信仰についての浅い知識しかない文庫番です。ここのミルクも見たいのですが、次があればとします。竹富島の船着場から会場まで歩いていきます。その途中に、通り雨が降ってきます。木の下で一時を過ごします。暖かい雨です。この島には、湧水はないということです。信号は無いのにカラスはアオーと鳴いています。アカーとは鳴けないのでしょうか。イケイケです。あまり行ったらまた海になっちゃいます。だから、奉納芸能の二日目の舞台も見ます。昨日とは別の村の出演です。この小さい島全体が、日常がこの祭りに集結している一座のようです。長老たちは、評者であり、指導者であり、幼子達は継承者としてのそれぞれの役割を持っているのでしょう。そして東京郷友会からの奉納も演じられます。果たして東京とは本当に一極集中しているところでしょうか。都と鄙という概念をなくして、今地方との格差社会という言葉が歩いていますけれど、何をもって格差なのだろうと、この豊かな島を体験しながら思います。
　もう一つの体験に向かいます。イケイケです。カラスの教えを無駄にはできません。水牛車もありました。ここはレンタサイクルとも連携しているターミナルのようです。こぼし文庫という図書の詰まった家があります。シーサーはこの建物にも前を向いて乗っています。風も砂も雨もシーサーが守るのです。図書を、保管し公開していくのには、収入にはならず設備維持は莫大となる覚悟が必要です。そして浄土真宗の布教所にも寄ります。面白い形の五輪塔です。サンゴの積み重ね。そしてさらに、島の花々、蝶々に見とれながら、浜を探します。この植物のはびこる常夏のような気候での有機栽培とはと、思います。そうそう私たちの運動にはよくドールのバナナやパイナップルの様子が対比で出たものです。
　来ました。１０月の竹富でコンドイビーチで泳ぐんだ。ぽっこりお腹を二十年前の水着に押し込んで、浮がわりにはなるかと、波に足を入れます。気持ちいいです。泳げないんですよ。水中メガネも水泳帽も浜に置いて来ちゃったし、でも、良いですね。こんなきれいな海があるなんて、大洗の海しか入った事が無い私にはこの機会を逃すわけにはいきません。逃すわけにいかないと言えば、海底に黒いものがいるので捕まえてみます。蟹のようにハサミはないから大丈夫。ほら。確か、ゾウの時間ネズミの時間という本を書いた教授が、握っていたと真似してギュ。嫌だったようですから逃がしてやりました。短い時間でしたが、海の水はしょっぱいということも再度味わうことができました。あの塩、この塩など言いながら、忘れているのです。
　浜に出た道とは別の道を帰ります。世持御嶽の前は片付けられています。九日間の祭りの二日を参加させてもらえたのです。そして、石垣島に戻り、濡れたもの洗ってをペンションの洗濯機で脱水し乾します。
　石垣の夜です。ここで頭の使い方を学びました。琉球民謡も素晴らしかったのですが、一升瓶を頭に乗せて踊れるなんてと、今度パイナップルを購入したら、練習してみましょう。宿に入る前に南の星空を見ます。世乞いの夜より月が明るく少なく感じます。

　もちろん取材が仕事。そう言いながら、どこで取り返せる金額だーと叫びつつです。昨夜遅くに無理やり連れ合いを先に入浴させて、洗濯機を回し真夜中のベランダで洗濯干し。だというのになぜか物干し竿はカランと通り中に響く音を立て下に落ちました。
　でもお蔭で出発朝にゆとりがあります。でも４時に目が覚めました。あれれ、集合についての連絡は無かったよねと、パソコンをあけてメールの確認をします。呆然。しかしなんとかなるかと、分厚い本も入れて、今回はキャリーバッグです。私はこれは嫌いなのです。でも４泊の荷物はいつものバッグでは無理なようです。おまけに水着です。取材ですってば。
　空港でのスリリングな待ち合わせは私たち以上に、留守組をやきもきさせたようでした。それでも飛行機は飛びます。お昼は石垣でというのに、那覇空港での乗り継ぎの時間にゴーヤ豚まんと紅芋饅頭が目に入ったのは誰だったのでしょう。手荷物は一回り小さい機体への機内持ち込みとはならず預けました。石垣空港からはどうも雨模様です。傘までは持ってこなかったのでペンションから借りてお昼。そして竹富島の種子取祭へ。
　案内の比嘉さんに家中先生を紹介してもらいます。種子取りの種子とは粟の事です、と言われて納得します。一応、薩摩の琉球統治について、そして、日本帝国のアメリカの進駐と雑駁な知識はありましたが、ここで見ることには舞台で演じられている、島民がはぐくんできた芸能とは、そんじょそこらのコミュニケーションをほざいている者とはレベルが違うのです。お祝の泡盛にさえそのことがラベルに書かれているのです。ご祝儀をしぶるサラリーマン家庭に居心地悪い私は、お祝ということばを正しく子供に伝えているでしょうか。上の世代が暮らしている中で、子供たちに伝える事の大切さを再確認します。長老席からは舞台に合わせた、唄や掛け声が聞こえます。それを向かいの席の子供たちは、身体で覚えるのです。

　この道の白さ、整えられている公共性は根ざしているところは、何なのでしょう。平屋が並び、石垣越しに、互いが見える共同。現在は保全に努めているということですけれど、この僅かな人口の村にとって、長い歴史の中で、もしかしたら万葉よりも遡った時代から島に暮らすという中で、交流、交易が、生き方を定めているのだろうと思います。子供は生まれるところを選べないし、親も選んだ記憶はないのですが、親は子供を産む場所を選んでいる、そのことが、ひとのアイデンティティーを決めていくのではないかと思えます。ここでは、必然の人口しか養えないのです。この星では、と考えます。夜道の上に流れる天の川には幾千もの、幾万もの星があるけれど、私たちの星はここにしかない。ひとのいのちのいとおしさも降ってくるように、身体に注いでいるのです。古代からここではそれを感じていたのでしょう。
　世乞いには、なぜ私たち一見の者までも参加していいのだろうかとぎこちないのですけれど、海に囲まれた島で生きるとは、わたって来る者は拒まないのだと、家の造りですら、波風を受け流すようにしつらえてあると思うのです。　

　明日からでかけるというのに、今日はダラスへの第二便の国際小包を出す用意に、街中を自転車であっちへふらふらこっちへふらふらしています。段ボール箱が洋服ダンスの上に乗せてあって秋になったら送ってというものでした。普段行ったことの無い１００均や９９ショップで、指定されたものを探します。入るのが怖いので入らないようにしているのです。以前は喜んで生活雑貨の安売りのところで時間を使ったのです。見ていて飽きないし、あれもこれもあれば便利だとか、ちょっとしたアイデアに感心したりするのです。鉛筆のキャップを送ってくれというメールでした。事務用品の卸店にもいったのですが、結局、それこそ中学校出入りの文房具屋さんに金属の鉛筆キャップがあったのですよ。今時あるんですね。というと、やはり必要とする人はいるんですよ。と話好きな女性の店主は言います。あまり普段はでないけれど、受験の頃には出るんですよ。という話に納得します。うちはまだ、鉛筆と鉛筆をぐるぐるして継ぐ金具も売っているんですよ。良いものは残るんですよ、逆に急に消えちゃう商品もあるしね。と言う話にそうだろうなと、小売りの店に何十年居るおばさんの説明力に感心します。キャップがあったので、その他のものは午後から揃えます。段ボール箱に補強を入れて、今日配送されてきたいつものカレー粉や鉄分補給フェリシャス煎餅なども入れます。厳重に梱包して、自転車の荷台にくくりつけて、郵便局は運んで行きます。これも重さのバランスが難しくて、右左とふらふらします。もう夕方の買い物客が出始める時間になってしまいました。さあ、これから自分の旅行の荷造りです。

　先日の河川敷で見えた黄色い花はアキノキリンソウではないかもしれませんね。おれは河原の枯れすすき、と花が自分で名乗ってくれるといいのですけれど。同じお前も枯れすすき。　　　　　　　
　今日は、地元の旧中川の河原に行きます。ここは再自然化工法を取り入れたところなのですけれど、魚や鳥の姿が見えました。秋の昼下がり、午後の陽射しの河原にホトトギスもきれいです。河原に自分の花も紐で囲って育てている人なのでしょうか、その囲いの中で草取りをしていました。　
　
　あまりベランダだけで少ない植物を相手にしていましたが、もう少し歩かなければ駄目ですね。図書館のついででした。ポストにも投函するものがあったのですけれど、もっと歩いておいでと義母にも言われました。義父母にしてみると二階でパソコン相手にあのね社長業も忙しいのよと言っている嫁はどう見えるのでしょう。お金にはならないのと言っても、、いいよそのうちに大物になれるかも知れないよと言ってくれます。わからないことだらけだと言えば、最初はそういいうものだよと言ってくれます。そうやって信用作っていけばいいんだからと、そうですね。大正生まれの義父母からはまだ若いと言ってもらえます。義父母と母とのこれからを考えると身動きを今しようとは思わないのですが、それをいい事に出勤も無い自堕落にいつでもなる、お偉い社長です。肩書きだけは我が家でダントツです。でも、玄関一歩出るにも、おや、出かけるのかい、遅くなるのかい。どこまで行くんだいってもう、と思いますが、この声かけが、律する事の大きさがありがたいのです。
　
　旧中川からすぐの場所にニチイの介護付き高齢者ホームができました。まだ、完成したばかりです。知らなかったので、電柱に書かれた表示にびっくりしたのですが、大きい建物がいつの間にできたのでしょう。外には設備搬入の若い人も見えます。昨日見ていた放送大学ではコープ住宅についての単元がありました。カナダや北欧の住宅の考え方。コープの在り方でしたが、障害者・女性・高齢者のような。経済的にも課題があり、くらしに課題のある人達が地域で共生して住むあり方。我が家の中だけでの共生をしていても駄目ですね。住環境を創るには地域をどうつくるか大事です。事業者でもなく、行政任せでもない、住まい方を考えられるにはと、そのコープ住宅を見ながら思いました。個が自立していて、その運動が成り立ったのでしょう。障害者も女性も高齢者も個々の意見を出し合って暮らしていける。
　図書館では畑がついてるエコアパートをつくろうという本を借りてきました。地域をどうつくるのか、地域でどう住まうのか。ここから中学校はすぐそばです。私たちの中学校と隣の中学校が、別れた時に新設の方が老人医療施設にもなるという計画もあったのですが、どうなるんんでしょうね。どうやって、枯れススキになるのかと考えます。

　昨夜、通常使用のパソコンがつかなくなりました。夜中に不安を感じて起動してみたのですけれど、起動ができないのです。おおかたのファイルはバックアップしてあって、必要なソフトはノートパソコンに移動してあるのですが、今回最後に強制的にシャットダウンしたのは連れ合いです。だから、私の側の失態ではないと、わかっているようです。半ば責任を共有しているような口ぶりで出勤していきましたので、私は自転車に積んでヨドバシカメラに行きます。この数日おかしいということで、気持ちの準備ができていました。そしてなんと、ちゃんとリカバリーディスクも発見できたのです。いつか、自分で壊したと思いこんでいたけれど、まさかそこまでおバカだろうかとＣＤなどの箱を確認しましたらありました。忘れているほどのおバカですけれど。
　で、通常使用のパソコンはメーカーで修理、場合によっては、初期化です。たぶんそうなるかもしれません。おおかたのバックアップはあるのですが、近々に仕上げたきなり歳時記の粗稿はもう戻らないでしょう。気持ち的には区切りがついたことです。今、この自由を感じられる時間がとても貴重です。少々の不安は一応会社の経営者！！としてあるのですが、中身のない文庫番ではだめだとわかっているので、しばらく充電しようと思っています。それどころか、ここでこそと、簿記経理の本を読んでいるというところです。これと、儲かるということは別の事です。そしてひとが生きるということにとって、自由にこころを保つ事と儲かる事とどちらが優先なのかと言われれば、私は昨日の河原で、黙って、くらしの手入れをしていた人達に近いのでしょう。今の日本のお金に振り回されている人達は、昨夜の月を眺められたのでしょうか。秩父の夜を思います。昨秋行った時に遅く帰る時に、秩父事件のその地を走っているという実感はあったのです。漆黒の闇の中に、何かかがり火のあるような、そんな夜だったのです。
　ヨドバシに行く途中に普門院の横を通りました。伊藤左千夫のお墓のあるところです。この墓碑銘の揮毫は中村不折。信州一味噌や長野の清酒真澄のラベルも中村不折の文字です。独特の文字です。
　伊藤左千夫の評価は、文庫番には良くわからないのです。ただ、牛飼いの歌と呼ばれるものが、気に入っています。錦糸町あたりで酪農組合をしていた時の歌だそうです。牛飼いが歌詠む時に　世の中の新しき歌大いにおこる　というもの。

　夕方、冴えた月を見ます。そして、昼間葛西臨海公園まで自転車で往復した事から、いろいろ考えます。うまく合流できるかと思ったグループは分からず、ただ一人でのんびり川風に吹かれて秋の河川敷を楽しんだのです。虫の声もしますし、植物の繁っているところは秋花がさかりです。アキノキリンソウも丈高く揺れていました。スポーツグラウンドには体育の日らしくイベントが組まれています。臨海公園のバーベキュー広場も連休最後の好天に幾つものグループが居ます。ここの水族園に石けん委員会は来た事があります。再自然化の水路を作ったという新聞報道を見て、企画したのでした。水族館も見れると子ども達も一緒の日でした。あの頃の連れ合いは週休一日だったのかもしれません。同行する事はほとんど無かったのですが、今日の家族連れの人々を見て、アウトドア任せての父親達を見て、我が家にはこういう雰囲気はついぞありえなかったと思うのです。私も当然アウトドア派では無いのでそれは、良いのです。
　そして戻りになぜか昨日もあった中学校の関係者の列。地域を知ろうという企画の日でした。お天気で良かったですよね。でも、土手を降りたところには、ブルーシートのくらしの人達が居ます。この金融恐慌といわれる日に、この人達の暮らしを見ると、戦後経済が追っていたものは何だったのだろうと考えます。小屋の周囲には食べられるものでしょうか、プランターなどで、植物を育てています。河口のいろいろな漂流物なのでしょうか、金属を素材別に仕分けもしています。洗濯物の干し方なんて私より上手です。この人達の生きる保障は、安全は誰がと問えば、彼等自身なのだろうと思います。これから、経済は冷え込むのでしょうか。普通の暮らし！からの怯えも感じますけど、ホームレスの人達はどう今の状況の影響を受けるのでしょう。

　三連休に、夢の谷へ行きたい気持ちもあったのですが、地元問題がある日です。またまた日曜日だというのに中学校の会議室に、いろいろな立場の顔が集合なのです。でもね、どうしてだか、地域の力というもののそれこそ実体が今一つピンと来ません。もう、保護者でもないし、同窓生でもないし、お金持ちで何か資金力を発揮してるわけではないし、特別な才能を用立てているものでもないし、町会で何か役割りを持っているわけでもないし、集まっている人達は、どれかに引っかかっているのかと言えば、取り立ててそうだとも言い切れないけれど、だから、無償の協力での奉仕だったはず。
　さて、どうしても違和感を持ったまま関わっています。どこかで、自己満足を持ちながらである自分も思います。本当に家庭で切羽詰っていた人達は、どんな集まりを呼びかけても出てこれなかった。子供も学びの中だけではない事で、序列のような社会を感じていたのかもしれない学校というもの。
　確かに役割りの中で学んだ事も多く、少しでもそれぞれの子ども達のためになるようにと、休み無く動いていた一時はあったのですけれど、本当にすべての保護者と教職員のために何ができていたのかという、自分。じゃあ、今、現役の人達へのどれだけ支えになれるだろうか、と思うのです。この時とばかりに声を荒げる人もいます。私は間の抜けた質問しかしてないと思い家に戻りました。

　午前中は雨でした。予約登録米の週と、娘の来る週とがずれて、我が家のお米が足りなくなっています。また、空の米櫃を見ています。義母が私達の分使って良いよ。と言ってくれますが、本日は消費者としての調査分析として、砂町に木曜にオープンしたショッピングセンターを見に行こうと考えています。できれば、三時に来客があるので、午前中にと思うと、だらだらと止まない雨降りです。玄関まで行って戻ります。文庫番の本読みを進めます。昔から雨の日に本を読むのは好きでした。百科事典を良く雨の日にめくっていました。藍についてなどは何度も読みましたが、なかなか、アカサタナの終わりの方には読み進んでいなかったのを思い出します。今からでも遅くないでしょうか。
　三時過ぎて空が青くなってきましたので、自転車で、明治通りを行きます。南砂駅からは少し予想よりは遠かったのですが、駐輪場も満杯。連休のカップルや家族連れも多いオープニングセールです。ここに面白い仕組みの書店があると、新聞折込広告でも出ていたのですが、この経済の先行きが分からない状況の中での新しい商業施設は成功するのか、どうか。食品はここでは買わずやはりビッグママに行って、お米を含めて買いました。

　朝ベランダのプラスチック板を古布巾で拭きます。布の順番で捨て布になったものですから、私が堆肥の切り返しや頓着無しに植木鉢に水遣りをしたやらで、こぼれていた土ぼこりを拭き取るのです。足元がさっぱりします。
　所要で御徒町まで自転車で行きます。時間が使えるありがたさです。駒形橋を渡る道で赤信号の度に停まってのんびりと行けます。田原町から稲荷町あたりは仏壇仏具やさんの多い通りです。仏壇って不思議なものですね。亡くなった人は、自分がそこに入っていて拝んでいるものではないですから、祈る側の問題になるのでしょう。ここでは、様々なランク。すなわち経済単位でのランクの仏壇が揃えられています。岐阜の松井さんのお宅では素晴らしい仏間に泊めていただきました。三松館のご仏壇も立派でした。閑居山には仏壇は無かったのです。寺ですから、護摩壇は祖父の時代にはあって、庫裏のその部屋がそうであったようなものでしたが、庭で護摩を焚いた記憶があるような無いような、山全体が神聖なものであるというところでした。父の代にはそういう形を抜け、護摩壇は縁の下にしまって、むしろ障害を持った人々を生き仏と。もともとが供養の寺ではなく祈願の寺であり修験もしていたので、墓も、住職を務めた人のものしかないという事で、祖父母の骨箱は、父母の普段住まう部屋の棚の上に乗っていて、いつか、それに相応しい儀式を執り行って納めるつもりの父が亡くなって、その父の骨も一緒に兄の手で山のどこかに土となっているのだろうと考えています。

　従って私には、墓参りという事は、自分を遡る形では無いのです。これからも無いでしょう。山であり、土であり、石であり、そういうもので充分だし、仏壇も揃えようがないですが、私の思いを持ってればそれで良しという事です。　
　今居る家も分家ですから、墓も仏壇も無い家です。そもそも、義父と義母の宗旨が違うようです。あの戦争の時に田舎のお袋は、神にも仏にも、様々なものに祈ったのに何もならなかったというのは、義父の立場でもあるのです。

　さて、それでも、仏壇仏具屋の通りを自転車を走らせながら、そこに仏壇作り直し、修繕お引き受けします。と書かれているのを見て、これもリサイクルと至って感心するのです。代が替わって宗旨替えもあるでしょうし、住まいに合わせることもあるでしょうから、その時に前のものを捨てないで、使える事も良いのかもしれません。
　それよりも、今思うのは、本家、分家にこだわっていては、地方が疲弊するばかりではないかという事です。新たな就農者はそこで、すっきりと自分が本家だと言えるようになるのだと、もともとそういう移動があって転地があって、社会は成り立つのですから、新規就農の人達は、その一族の祖となるのでしょう。また、今、故郷に、年老いた親しかいないけれど、戻れないという人達も、再度、親達がなぜそこで、住んでいけるのか、生き抜いていこうとしているのか、話しを聞きに行っても良いのではと思いました。今、喪失感を持った、自分の生きている、生かされている意味の無くなった人間が増えているのは、土に触れない、自分の還るところも、自分が生まれ出でたところも、認められない町を作っているからではないでしょうか。確固たる自己は、人をあやめるより、土を尊ぶはずです。

　幾つかの、しなければならない事が片付いて、押し入れの中も見てみるゆとりができたので、反物のまま仕舞ってあったものを義母と見ながらあれこれ話します。伯母二人の着物も、義母も着物もあります。
　私に反物を残した伯母は、父のすぐ上の人ですが、背丈は大きくは無かったのです。反物と言っても洗い張りであったりほどいたものであったり、伯母の着丈でしたててあったりですから、私のものにするのには、かなり工夫をしなければなりませんが、私にはその技はありません。義母にしてみれば、技はあってももう根気が無くなったという事です。難しいですからね。柄にしても、着物の扱い方にしても女性にはそれぞれの、一人ひとりの好みがあるのですから。それでも、なんだか丁寧にそれらの気持ちを合わせて、大事にしたいと思うのです。押入れにしまってある伯母の帯などは、祖母の好きだった布を接いで作ってあります。だいたい洗い張りした反物なんて使い方も今しなくなっていますけれど、こういう日に見ながら考えるのも楽しみでもあります。結局私は押入れからミシンを出して、タオルを布巾に縫い直しているのですけれど。

　パソコンの調子の悪さはさらに増しています。一旦真っ黒に消えて、再起動され、ハードディスクがどうとやら、読みきれない英文で出てきます。読みきれないというか、面倒くさくなって、対処しないでいると、回復されました表示もあるのですが、また変な音が内部から聞こえてきては、ぱっと使えなくなります。これも、既に５年近く使っていますし、やっとインターネットという存在を理解し始めた頃のもので、間違った使用も重ねてしまっています。きっと疲れているだろうとびくびくしながら叩いていますが、癖のように同じ間違いをしてしまいます。手入れはさっぱりしていません。老眼鏡になってキーボードを見るとぞっとします。裸眼では感じない汚れも見えます。裏の排熱のところから埃も吸い込んでいるのだろうと、想像できます。もし更新が途絶える事になればと、ノートパソコンにもホームページを書き込めるようにセットしますが、互換性が無いので、考慮しています。これ以上通常使っているパソコンにソフトをインストールすると万が一という事もありますし。もともとは、私のパソコンなのに、共有している連れ合いはソフトのインストールを嫌がります。困ったものです。
　日本経済も調子がおかしいですね。ＭＹぱるに実体経済など書いた頃より、動いています。株価の変動と言っても、株式会社マハラバ文庫は株券は発行していませんし、上場企業になどはなっていません。しかし、身近な、目に見えるところの中小・零細企業はどうなるのでしょう。通りでの立ち話も一しきり景気の悪さにが話題です。

　１０月になって可燃ゴミにプラスチック類も入るようになりました。我が家のゴミ出しはリサイクル物以外は義父のお仕事です。でも、家の人間達は保存版で配布されていた、区からのお知らせを新聞折込チラシだとして読みません。目につくようにと食器棚の間のカウンター状のところにおいてあったその紙は、お茶こぼして汚さないために、汚れ除けだと思っているのか、もう読むのが面倒だという事なのか、汚れるままです。だから、読んでよなのですが、あんたに聞けば良いからですって。時に嫌味な嫁になって、義母が捨てたものを入れなおしていることを知っているのです。
　しかし、義母の言う、鐘を鳴らしてゴミ屋が集めに来た時代に、戻るほうがいいのではないでしょうか。今プラスチックを燃やす事の害の方があるのは明々白々だと思うのですが、地面に埋めてもなかなか土に還らないものを作っている時代ではないのです。少しでも土になるものにしないと駄目なのに、何ら哲学の無いゴミ処理法とおきたまの菅野さんは言いました。
　哲学はともかく、家政学いや、それ以前に東京で義父母と暮らす嫁の立場すら考えられない政治。少し息抜きに廃熱利用のプールへ行きます。今月末から、清掃工場の点検のためにプールも一月近く休みです。

　気持ちの上だけそんな余裕があるときに、文章の直しもします。お天気は良くはないです。昨夜から雨になって日中は雨曇り。そこにダラス娘からのメールが着ます。お母さんが好きそうだからと農業者直売所の写真。やはり野菜はスーパーのものより味が良いとかいてあります。じゃが芋の中が茶色の写真などもあります。どうやら、右も左も分からない状況からは一歩進んで生活しているようです。アメリカ経済も良くないという事ですが、覚悟していったのですから仕方ありませんね。ご心配している方もいるかもしれませんが、このところ騒がれている留学仲介業者のお世話にはなっていません。誰が教えたのか、大概の事を余計なお世話と自分で遠回りしながら、生活の方法を見つけているようです。それはそれで何が起こるかわかったもんじゃないです。
　右も左もというと、この頃あまり政治の在り方に期待はしなくなって、役人の身の処し方も、人として意図してなのか意図せずになのか芳しくない人が多いです。少し前の色分けで、あの人は右だ左だというレッテル貼りには、あまり左右されずに、あれ？振り回されずにかな、その人の本旨として言いたいことをゆっくりと咀嚼して受けてとめないとならないなと思うのです。私自身が右も左も分からないからでしょうかね。
　ところで、騒がせているといえば、お相撲の問題はいろいろありますが、八百長というのはどういう事を指すのでしょう。そもそもが神事であり、形式であったお相撲に勝ち負けで、そこに興行収入などの分け前をどうするかとなって、何らか経済行為のようにしか見なくなると、演技的神事の美しさがなくなるのでしょうか。あまりにも、下らない話題になっていると感じています。経済活動を伴っても、そこに人心を集めていたのは、奉納芸能でしかないと思うのですけれど、何に対して奉納するのかが、きちんと指導できないのですね。手刀を切るにも左右真ん中と大事な意味があるのにです。

　昨夜上の娘に言われました。傘こ地蔵と俵を見ての感想です。それまで、また、もっと儲かる会社ないかしらと今の仕事の不満も言っていたのですが、どうも、母のところは頼りにならないと分かったようです。だって、あれを作るのに都合四日かかったのよ。時給に直すともの凄いわ。と言い張りますが、時間はお金じゃ買えないのです。それでも時給ということばはあります。今朝は新聞折込みで求人広告がありました。じっくり見ますが、今の状態で、無駄遣いをせずにいましょう。なぜサイトビジネスでアフリエイトしないのかとも言われます。バナー広告を貼るだけでいいのにと。
　まだ、そこまでの踏ん切りが無いのでしょう。というかもっと能動的な提携からでないと、創れない何かがあると思うのです。少しだけ形が出来てきた、今無理はしません。それを閑と見えるのはしょうがありません。
　今日ははっきり休日。堆肥の箱をいじったり、栗剥いたり充足しています。

　とても悩みます。米俵の発想ができたのです。でも、ここは昔の手芸クラブ部長は午前中は、ママのじゃむのお店に行こうと、先月末から思っていたのです.。良いお天気でもあり、自転車を出します。義母も義父も居ないではありませんか。しばらく待ちましょう。また、藁だらけの二階にもどります。どうやら義父が戻ってきたので、出かけます。お昼のご飯はタイマーセットしました。
　今回は迷いません。はっきり言って東京都のマップも自転車の前籠にありますが、道をまようコツを理解したのです。きっとそうです。どういう状態になった時に道がわからなくなるのか、自分なりに分析が出来てきたという感じです。
　まあそんな事ははともかく荒川も中川も一本ずつの橋で渡れます。曲がる角も最短で分かりました。しかし、店主は工房に居るということでした。まあ、お店まで行けましたから、ご飯が炊ける前に家にもどりましょう。
　そして、家にもどり午後は鈎針を取り出して長々編みで藁を編んでみます。出かける前に湯船に浸した稲藁は、細工ができました。稲藁の切り端は、今年はさっさと秋に株を返してある田んぼにシャベルで鋤きこみます。少し落着いて、ヨーグルトらしきものに、ジャムを入れておやつにします。ジャムは稲城のラズベリージャムもママじゃむのキウイもいわきのブルーベリーも自分でつくったリンゴにアンズのジャムもありますが、今日はブルーベリーにしました。
　また、雨水探検隊の活動月です。今月は足立に行く予定です。土曜日もなんだかあっという間に終ることが続きます。

　もう三日になるでしょうか、何とかＭＹパルの箱を新しくしたいのですが、同じパソコンに向っていても、歳時記の推敲も含めて株式会社のお仕事で、そこから社員でもある私への給与計算とか、企画書も作ったり、日が過ぎていきます。そしてコミュニケーションクリエイトなどと仰々しいことばにしたものの、事業になるには程遠く、業界をどこに置くのかも、その他サービス業で、行きがかり上はコンサルタント業。でも自分のコンサルタントが欲しいくらい。さて、午後少し小道具を再度頑張ってみようと、米俵を作ってみます。これがもう三日。夜になってゴソゴソもありましたし、ネズミを呼び込んだのもこのせいですし、知っているようで知らないものです。縄綯いは、子供の頃に見たことがあります。よくよく考えると、米俵を作っているところは見たことが無いのです。この民族の端くれに居ると思いながら、いざ、ミニチュアができるかというと、思い浮かぶのは酒樽の菰被り。そうではなくて、米俵もお飾り物では、見たことがあったかも知れませんが、まず、本体をどう編むのかそして両端の円座はどんなものだったのか、イメージはあるのですが技術がありません。すでに日にちは過ぎてゆく気持ちは焦ります。すみだこまちづくりもまだまだわからない事だらけです。これを教えてくれる人は居ないだろうと諦めます。夜は外に出ますが、亀戸駅から東京駅の連れ合いにしたメールは藁が片付いていません。というものでした。

　昨夜、夜ご飯にしようとしていたらＮＨＫ総合で高齢者と薬の副作用についての特集がクローズアップ現代でしていました。母が転びやすいのは私同様に食べて運動不足なだけではなく、催眠剤や、神経系のお薬も飲んでいるせいではないかと私はかねがね思っているのです。また、季節の変わり目になって昨冬同様に指先が荒れています。
急いで電話をして視るように伝えました。ですから、視たかどうか訊いてみましたら参考になったと言ってくれました。来月また行けるでしょうか。本棚を整理しているのと、食器戸棚をどうにかしたいという事で、自分で少しずつしているからというのですが、義母も母もこの頃やけに身の回りのものを片付けています。いつの間にか増えていたものがもう使わなくなったというのです。ふーん。という感じです。以前は欲しいものはもらってきたり、あらかじめ取り分けておいてくれたのですが、この頃は急かされるように片付ける事に気持ちが行く様です。
　義父もさして調子が良いわけでもなく、身体は私の半分くらいの細さに感じられます。そうです。私がこの家にのさばっているのは事実ですから。それなのに、何かの拍子に、どうも母にも義父母にもぞんざいに、場合いよっては底意地悪いとも取られかねない言葉を伝えてしまいます。慌てが先になったり、ありがたいと素直じゃなかったりの時にそうなるのが自分でもわかっていますから、直せそうなのですが、ひどい娘だね。とか嫁として反省だよとか言いつくろいながら放言です。これが何より活性剤になっていれば嬉しいのですが。今朝起きたら、今年の稲穂の横に鼠の来た痕跡が黒いぽっちりでありました。ああ、またこの冬もかと今晩は籾はすべて手で毟って缶に入れてあります。少ない毛という漢字はむしるという読みです。変換してびっくりしました。

　今日は、夕方の散歩。玄関に出ている傘もようやく午後遅くなって乾かし始めたので、ガラス戸を明けて門までの間のいつも自転車を二台止めてあるところが、傘干しになっています。自転車は出せません。連れ合いは一人で散歩と思っていたようですけれど、私もヨーグルトに使った東毛酪農の牛乳の瓶を返しに持って出ます。午後になって気温も上がってきましたが、冷え込んだ間に醗酵させようとしていたので難しかったのですね。せめて、これくらいの温度だったら良かったのに。
　午前中の洗濯が終って、洗濯機の後ろの隙間に落ちた菜箸一本を拾うために、はたきの柄にガムテープを巻いて、腕を伸ばしてくっつけて引き上げたのです。もとは、ヨーグルトの保温に使った、白いシッパーの蓋が持ち上げたはずみに洗濯機の裏に落ちて、それを摘み上げようと菜箸を使っていたら、はさみ損ねて一本落としたのです。それをどう拾うかにしても洗濯機移動させてというのではなくて取れるかとの方法でした。普段、掃除のできないところですから、埃がついてガムテープの粘着力も怪しくなります。　押し付けるようにして角度を変えて、拾えたのです。ここまで手間のかかるのが、手作りヨーグルトなのでしょうか。思っていたほどネットリとした感じにできてません。洗濯もゆっくりと干したので、夕方になっても乾いていません。明日からは冬の服装になります。
　連れ合いの後にくっついて、外に出て良かった。数日画面ばかり見ていたのだと分かります。ベランダで見るのとは空の高さが違います。これから何年連れ合いと夕空を一緒に見る事ができるでしょう。あの方角に上の娘、息子はこっちかしら、末娘なんてどっちやら。