今日も何故だか、連れ合いは餃子を食べたいと、言うのです。この人は時々、何かが続いて入れ込んでいる事があります。歩いていくそれとも自転車でと言いながら、年賀状をもうそろそろ取り掛からないととなって、向島郵便局まで自転車でついでに行くことにしました。ここは昨日私も通ったのです。買っておいても良かったのです。この途中くらいまでは自転車ではなくて歩いて来たかった。それほど運動不足を感じる今日この頃。
　で、お昼はあの、燕京亭。ここで、ゆっくり注文します。餃子二人前ずつ。それを待つ間、いろいろなものが積まれている間からチャーハンの特集のから冊子を引っ張り出して、連れ合いが眺めだします。その最後の方に私の食べやすそうなメニューが出ています。一杯の白いご飯うんぬん。どうも見たことがある、人が中央にいる見開きです。下の方にはＫＩＮＡＲＩ本の説明も出ていました。

　お天気が良くて、布団も干しますが、午前中に天袋まで開けて探し物をします。自分のものではなく義母のものを探すのですが、階下と二階と、それぞれの前後の部屋に押入れ、天袋があると、一人の人のものも、しまう時によってあちらやらこちらやらになっています。義母の草履やかばんは三箇所に分かれています。そして私の書類が占めているはずの押入れの奥にも、使っていないものが押し込まれています。
　そのうちに、目的のものが見つかったのに、探すために移動させたものを、取っておく必要があるかを考え込んで、これまた時間が過ぎてしまいます。
　午後は歴史文学講座です。その資料もだいぶ溜まってきました。今日は定家ではなくて、中世説話文学になります。眠らないようにと、水筒に沸かしたコーヒーを詰めてもっていきます。高校の門の前で署名を集めている人たちがいます。区内図書館の統廃合に反対するものでした。話を聞くと、この高校近くの図書館と中小企業センターに併設している図書館が統廃合されるという事が決まっているという事です。統廃合でよくなる事はあまり無いですね。中小企業の労働者のために、使えるに図書館は、なるべくセンターに併設の方が良いし、新タワーに連動して雨水探検隊の田んぼの命運もありますから署名します。地域の中での勤労者の学びの機会を保障しないと駄目ですね。きっと新しく作るところが設備も良く、職員もエキスパートにするというような話なのでしょう。芥川龍之介の作品の原本を読むという講義は面白く聞いていました。夕方の空に星が明るくあります。地球の兄弟星でしょうか。

　町内のゴミ集積所の不燃ゴミのところに、スーパーのトレイがきれいに洗って、透明な袋に入れておかれています。でも、これはアウトなのです。ここの区では、スーパーのトレイは綺麗に洗って、月曜日の資源回収の日に出せるようになったのです。でも、瓶・缶・古紙しか我が家では出していません。そもそも、私はスーパーでの買い物はしていません。したとしても、乾電池や、粉わさびのようなものですから、トレイは持ち込んでいません。でも、義父母の買い物は毎日のウォーキングを兼ねているのか、スーパーでの食品は良くありますが、今回のゴミの収集の変更で、義父なりに理解したのは、プラスチック製品も燃やす事にしたという事だけです。もうああこう言う気は私にはありません。今、寒い季節に向かっていますから、どんどん燃やして寒くならないように、温暖化を進める方が良いと天気予報に向かって言っています。義父がゴミ出し責任者です。義母には何回言っても、あんたのいう事とお父さんという事が違うと言うだけで、瓶には蓋が付いたまま。油瓶も資源回収箱だったり、人がどういうじゃなくて、保存版で行政から来ているチラシを目に付くようにおいたのも、見ません。まず行政刊行物は読まないのが不思議です。今日も義父母ネタを書いているわけではありません。そもそも、住民の実態をどう行政が理解して将来に負荷を残さない政策を持つのかというネタです。
　その集積所を横目に見て駅に向かいます。　大潟村の企画参加者の本所の写真家さんは、喫茶店もしています。あったかキャッチボールの小林さんとランチです。でも待ち合わせ時間を私はすっかり間違えて、彼女を３０分待たせてしまいました。完璧に私の方が近いのにです。しかも、最近コーヒータイムに一回行っているのに、交番で道を聞いている始末。ごめんなさいなのです。
　素敵な店構えで本所の保健センターの裏にあるお店は、、お昼のピークは混むという事でしたので、外して行くことにしました。周りに昼食に適するお店があまりないのですね。私たちもお腹が空いている二人です。ウィンドーのショーケースを見たら、もちろんカレーライスを頼みます。写真を見たり、これから面白い事が何かあるかというような話をしながら、食後のコーヒーを飲んで、また駅に向かいますがお付き合いで、岩槻のジーピーエスにお邪魔しました。グリーンプラザシステムの略のＧＰＳです。野菜・米のパルシステムの子会社です。ここにくるのも２年半ぶりです。東武線から一駅ずつの乗り換えがあるのですが、帰りは一人でしたので、行きつ戻りつを繰り返してしまいました。

　義父母は、年に何回か健康食品店に行って、義父の煎じる薬草茶を買うのですが、そこで、おまけにくれた袋詰めのプルーンを義母は捨ててしまいました。朝、こんなものお父さんたらもらってきちゃって。と私に見せるのはかなりぎっしり詰まった袋だったのですけど、刻んでジャムでも作ろうかと座って、まな板と包丁まで出してはじめたのに、袋にソルビットって書いてあったと思いっきり良く捨てたのです。お腹の調子を整える果物なのですけど、どこの産物だったのかも、確かめていません。どうして買ったの、と聞いたら、お店の人がくれるのと言います。要らないから、その分値引きしてくれればいいのに。
　この頃、義母は非常に気にして表示を見るようになりました。健康食品店の薬草なんかも随分種類が減っている。という事です。一回何かで関わりができると、様々に高齢者向けに案内が来るのです。そして出向いて行くとかなり高額のものを、これは何々に効くと買い込んで、そこにおまけが何か付く。こういうシステム事体が不健全な感じです。学生向けの教材販売も、契約する事は賢くはないし。より美しくなるものの売り方も、面やつれをしそうだし。何よりも、そこから、誰か友人を紹介してという勧誘を言われたら、なんだか私も言いそうな気がしてきました。

　つもりでしたが、参加し始めたネット上のつながりのオフ会は、どうも、娘、息子の様子を見ているような気分になってしまったのです。話をしている中身も、人付き合いの難しさも、そういう時ってあるよね。役です。羽の下に雛を抱え込むような、そうなのか、と新しいことを学びに行ったつもりなのですが、これは、今まで経てきた事を若い人たちが、ネット上でも体験しているのかしら状態になってしまって、ますますおばさん道をまっしぐらに居る気分だったのです。
　そんな事を思うのは、連れ合いとお好み焼き屋に入ったら、何の集まりなのでしょう。巣鴨だ鶴岡八幡だと浅草のお好み焼き屋で声高に話しているのは、少しだけ私よりお姉さんの７人の団体。まことにこの年齢の女性が輪になって話しだすと、聞いているには広範囲多方面に話題は飛んでいって、新聞紙の一面から最終面までの読み聞かせを聞いているようです。合間に、青海苔だとか、マヨネーズだとか、ハガシだソースだとも入るのですが、どこにも歯止めがない回転です。うるさいおばさんたちと、私に向かってなのか連れ合いは一言言い捨てていました。

　２５日、いろいろなリーフレットの中に個人情報の取り扱いについてとあったのですが、その後に銀行法に基づいてと書かれています。さて、一人の消費者として伺いたいんですけれど、もしこの窓口で、この銀行法というものが見たいと、このリーフレットを読んだお客さんが言った時の対応はできるんですか？思わず訊いてしまいました。あまり混んでいなかったのと、窓口の方が、とても能力的にテキパキと、老眼鏡をずり上げながら、書き込んでいるしけたおばさんである私に教えてくれるので、ものは訊いておくべきだと、思ってしまったのです。あ、良いんですよ。そういう人がいるかも知れないと思っただけで、私は銀行法なんて見てもわかりませんから。
　もし、生協の組合員が、そうなんですか。じゃあ生協法って今見られますかと、言ったら、供給や営業の人はどうするだろうと、そのテキパキと、おかけになってお待ちくださいと、別のチラシ数枚を確認した上で、奥に行って探してくれている女性に言いますが、こういう質問が嫌いでは無いのか、行員教育が行き届いているのか、インターネットで今引けるものが、この条項ですね。と、基づく根拠をプリントアウトしてきてくれました。

　浅草に行きます。久しぶりになりました。浅草寺の裏広場には平成中村座の仮設劇場ができていました。寺社には、芸事の奉納はつき物ですものね。こういう事のご祝儀まで、細かく計算しようというのは文化的行為では無いと思うのです。
　お昼を食べながら、前回、この店に来た時は何の時だったのかなどを連れ合いと話します。アメリカにもうなぎは居るのだろうかという話になりますが、確か、メイフラワー号のピルグリムの人たちも、現地の食材で食べられるものとして、教えてもらわなければ、今のアメリカは建国できなかったようだと、話します。オバマ新政権は雇用創出を２５０万人規模でしなければならないようです。一国の経済にとっても世界の基軸でありたいアメリカにとっても安定した雇用によって、社会を維持発展させていく役割を持つのがリーダーなのです。おお、そうなのか。
　昔の人は何故、奈良の大仏や、出雲大社のような壮大な建築物を作れたのかと思っていたのですけれど、作らなければならなかったのですね。為政者なり、人の気持ち、人心を一致させて、物流を生み出し、経済をまわさなければならない人たちは、雇用を創り出さなければならないのです。さて、今はね。

　行ってみたいと思う日です。あの、オープンカーでの衝撃的映像を何回見たことでがしょう。そして、今年自分の娘居るなんて。この劇的にアメリカと言う国が転換を迫られている年に。どーんな雰囲気なのでしょう。
　消費者の権利という事をことば化したのはＪ・Ｆ・ケネディです。その時に指していた消費者ということばで表したのは、今これだけ情報が、流れる時代でも同じ意味でしょうか。ＧＭを代表とするアメリカの自動車文化はどうなるのでしょう。大量生産で作り出されていたのは、消費者であったのかもしれません。私たちはひとなのです。分断されない、つくり、受け取り、伝えていく人なのです。
　その事に気づいて撃たれたのではないでしょうか。

　昨日の午後は出かけていました。帰宅していろいろなことが八方塞りの気分ですが、それでも、何とか、伝える事、伝えたいことがあるのだと、その手段いわば芸が私には足りないのだと、これからの勉強を考えるのです。どうなるのでしょうね。消費者の立場を基本として、福田政権時にはあれほど言われた消費者庁は、発足できるのでしょうか。デンマークで見てきてからはもう１３年。その時点でデンマークでは、歴史的な官庁になっていたのですけれど、私はあの意義をきちんと伝えられなかったのでしょう。
　今日は朝から母は、要介護認定が通ったと電話をかけてきました。そう福祉については、私の行った視察では目的に入っていなかったのですけれど、ひとを大事にするための思想が一環していたと思うのです。
　介護保険法も、本当に利用者の立場で良いものになるには、一人ひとりの従事者の資質の向上もできる政策がないと、お互いに疲弊する仕組みになってしまいます。無保険の子供が居るというのも社会保障の仕組みも、背骨の構想が無く、小手先の事を繰り返してきたからです。
　その小手先を手柄のように票が集まるというのも、投票者の意識も政策のではなく、あの政党だからとか、いつもの集まりの人が手を引いてくれたからという投票でなく考えたいものです。
　しかし、顔を合わせての関係に力があるのは、実感します。一日遅れで商品案内を受け取りに、別の共同購入の卵を持って班の人が来たのですが、ちょうど、冬の藪川便が届いたところでした。こういうもののセットと茸なのだけれどと言うと快く、引き受けてくれるのです。限定数のものですから、どう声かけすれば良いか、非常に苦心している商売下手な私には、いつものご近所付き合いがあらためて、大事なのだと思うのです。ホームページは開店休業状態でしょうか。もう一段のスキルをつけないと。

　そうだ、みんなのためと顔を差し出して、アンパンマンがかじられると、すぐにジャムおじさんはアンパンマンの顔を作ってくれます。パルシステム東京の現本部のある四谷三丁目にはアンパンマンの資料館もあるようです。
　ふと、ジャムおじさんと御茶ノ水博士の違いを考えました。空を飛ぶヒーローの図も似ていますが、小太りでいつでもヒーローの助けになるお父さん代わり。ジャムおばさんは・・あちこちにいますけれど、この良くわからないものづくりの大将。白衣を着ているのは同じだけれど、頭脳チックに居るのではなくて、前線部隊ではないけれど、いつも一緒に闘ってくれる。そんな人が、日本の有機農業者や、小さくてもこだわった製造者のそばにいてくれないかと、思うのです。自分の力無さも歯がゆいです。疲れたり、かじられたり、自分だけではどうしようもなくなった時、彼らヒーローはヒーローであるが故に、傷ついているのです。ぽんと丸くて甘くてほやほや焼きたての元気な顔をください。

　私にとって家から出るのは毎日のことではありません。たまに出れば、他の人なら行かないくらい遠くに行ってしまうようで、徘徊者のようですか。そうでない時はベランダに出るのがせいぜいであとは家の中にとぐろを巻いているのです。毎日定刻に出勤するわけではありませんから、自由意志が第一になります。
　できれば家に居ついていたいわけで、夜の出が続くともうぐったり。
　やっと、みんなの体操くらいの軽運動を復活させました。西高東低に近い天気図なのでしょう。乾燥して晴れる日が続くようです。今頃の季節は布団干しなども毎日でもしたいです。昨日から、お顔を合わせる人には冬の藪川のセットのお話をして、その結果を集計したり、メールを書いたりしているので、半休のような日になってしまいました。布団を干して部屋の掃除を済ませると、連れ合いと、自転車で出かける事になりました。一ヵ月半前に行けなかった柳橋の洋食屋に行きたいのです。あの時は四谷に午前中用事があり、浄水器のメンテナンスも入り気ばかり焦って、暑い道を行かされるのに不満たらたらだったのですが、今日は娘にも良策の解決を考えてくれた事に感謝しているからなのか、道路を行くのにも穏やかな気分です。風は冬の訪れを感じさせています。

　そうなのです。布団を取りこんで毛布に木綿布の襟あてを付けます。せめて、いろいろやっている事の百分の一でもこういう事をしてくれるといいんだけれど、と連れ合いに言われました。でもね、私は１００％のうち、その９７％以上はあなたの事を思っているのよ。いろいろやっているように見えることはほんの少しなの。と言ってしまうのです。思うのは見えませんが、毛布の襟布が毛布を出してからついていない状態は一週間くらい目につくのです。だからどうせのついでに、布を出すんだったら、焦げている鍋つかみも新しく縫って、この頃台所では焦げ状態のものが頻発します。以前は注意する側だった義父も何回か消し忘れがあって義母を責めなくなりました、いい加減な嫁と慰めあっている義母だったのですが、今は昼日中三すくみとでもいいましょうか、互いの危険性より自分の不始末におびえる者同士が、台所にいるのです。で、焦げてしまったタオル地の鍋つかみも新しくして、しばらくは、気持ちもあらためられます。そして針箱も出ているし毛布も整えることができました。もう夕暮れになります。
　帰宅したらすぐに眠れるように布団を敷き、法螺貝を持って出かけます。集合だぞと。

　昨晩の寝付きにも胃が張るような感じがしていました。胃には神経は無いですと言ったのは私ではありません。腹も身のうちだと知っています。だから、負担になるほどは食べていないはずだから、きっとこの痛いくらいの胃の重さは、腫瘍でもあるんだ、そういえば硬いところもあるし、これは神経性の胃炎かも知れない。血を吐いたらどうしよう。そう言えば、娘の自転車の事でまるまる一週間以上胃の痛むような思いをしているし、もう具体的な収入も事業を作らないと無くなったし。義母は毎度毎度食事の時に居るし、私の繊細な胃袋は、こころの負担より大きい軋轢を感じていたのかも。子供への心配はどの子をとっても心配です。断腸の思いとは中国の晋の時代の話、子供を引き離された母猿が悶死して、その身体を開いてみたら、腸はずたずたになっていたというのです。だから、当然私には、胃の痛くなるほどの辛さがあるはずと、朝起きて、義父母には余計な心配をしないようにと気を回して、図書館に行くふりをして、かかりつけの内科医院に行きましたが、どこも悪くはないですよ。ビタミン剤でも出しとけば収まるでしょう。と言うことらしい。ではやはり、昨日の暴飲暴食でしょうか。
　昨日と言えば、新聞配達の少年を飲酒運転でひき逃げして延々と６ｋ引きづったというニュースは、痛ましい事です。亡くなられた方の親御さんはどれほど、悔しく憤っていられるでしょう。親としてこんなに酷い、子供の死に方を想像はできなかった事でしょうに。いたたまれない思いです。そして、犯人の親と言う人は私の父が生きていたらこの年齢でした。逃げるなと、自分のしたことに責任を持つと親は教えるのです。それは、人はいざとなったら、弱く、できれば逃げる解決を選んでしまうからこそでしょう。まかり間違えば、自分の子供が卑怯な人間であった、他者を傷つけても、殺しても、自分が逃げた。人の親でいるとは、なんと厳しい事なのでしょう。

　もしかしたらそんな事もあるのだろうかと、思います。私のように抜け抜けのものが、失敗を積み重ねながら生きていけるのも、いたって心配性な人たちが周囲ではらはらしながら、いろいろな示唆をしてくれるからなのですけれど、何人かの知り合いや我が娘の様子と、息子との差などを考えると、そもそも渡る世間に、リスクというものを想定しないで生きていける人たちも居るのかもしれません。どちらかというと、男女差ではないのかも知れませんが、得てして、私などは、リスクという概念は薄いのでしょう。
　それでも、ダラス娘が無防備に身一つで行って、車社会だと知って、自転車の必要性を訴えてきて、日本仕様のものをネットで見つけたと言うので、こちらで発注したら、どうにも送る手段で行き詰ってしまいました。割高になるのです。梱包と輸送を考えたら、無駄だと言う連れ合い。お互い半々の責任が子供に対してはあるのですけれど、その責任の現れ方が違うのですね。これは父親というのと母親というものの差でしょうか、昨夜は中途半端に酔って寝付いたせいもあり、明け方にうなされて起きてしまいました。そして父親の理屈をメールで送って、二度寝をしました。

　という名目でしたが、あったかキャッチボールの会員交流企画に（株）マハラバ文庫ブナ植栽企画の会計報告の日です。パルシステム東京の商品展示会が池袋サンシャインシティで開かれている日ですけれど、どうしたわけか行くことに躊躇いがあります。台所で、人参ケーキを焼いているうちに午前中は過ぎてしまいます。六義園での紅葉を見るのですから、場所的には行けば行けれたのでしょう。でも、こうやって、ほとんどをパルシステムで扱っている商品で暮らしている事に充足感があるのですから、それで良いじゃないかと、４０周年の年には行こうかなと先延ばしにします。人参ケーキをホールの半分にしてピースに切り分け、ケナフの和紙ラップで包みます。残り半分からは義父母のおやつをお皿に乗せて渡します。
　六義園はボランティアガイドツアーで回って、都内の紅葉には少し早かったのですけれど、ボランティアガイドさんの語りに満足して出ます。駒込界隈もなかなかお洒落なお店が多いですね。古河庭園にも行けるチケットでしたので、足を伸ばすのですが、途中の銭湯を見た私以外の参加者は、入ろうとなるのです。予想外の展開です。いきなりお風呂。どういう企画なのでしょう。お風呂は亀の湯。熱いお湯に入ってリフレッシュします。他の人と交わるという事は、家にだけいたらありえない行動もできるという事なのだと思ったのです。そして、両国に回ってちゃんこですが、夏の話では設立記念のお祝い会だったと思ったのですが、どこでこうなっていくやら、これもまた、面白いかなと諦めます。結構必絶に我が社も事業展開の相談など考えていたのですが、今日の面々を見ていると、むしろこの人たちの方がどうなるかと思ってしまうのです。そうそう会計報告は、単発の会計としては誰も儲からないけれど、赤字にはなっていません。あれ、利益を残さなかった。

　さあ、今日も残りの布巾を煮沸消毒しました。酸素系漂白剤で、ついでに浴槽の蓋も浸け洗いします。今日は電話が嫌いな私が、渋っていた電話をかけます。お声を聞けば落ち着くのですけれど、私は人間嫌いなのでしょう。家篭りで自宅研修なんていっても自分で計画して、自分のペースでやりたいという、超怠け者だから、何の資格も取れません。
　いいのです。マハラバ文庫の文庫番は世界に一つだけの資格ですから。誰かに認定してもらって在り方が決まるわけじゃないのです。寂しい資格と言えばそうですけど。開設当初目標の三年はもう８ヶ月を切っています。精勤しないと、資料として持っているものも公開しきれずに終わってしまいます。もう一つのホームページのリニューアルもその頃にしたいので、構想しはじめています。昨年の今頃を考えると、できるようになった事が多いのですから、あと半年、文庫番ビジネスになるかしら？ビジネスって。
　今、腹を立てているのが、世帯主の口座宛に振り込まれるという、幾ばくかのばら撒きお金です。世帯主じゃ救われない、！婦女子！。戸主制度。家父長制度から頭が切り替わっていない人たちの発想には、女は何とかの機械という言葉がオーバーラップされます。日本の男女格差が後退したといいますが、何の統計であったのか。もともと前進させる構想が無いから、経済でしか、それも経世済民ではなくお金で、くらしを手なずけようという魂胆に、今はそうじゃないでしょうと、そっぽ向かれているのです。
　だから、自宅と言いながら、ここは誰の家？事業所になりきらない。それでも叫び続けていかないと。

　朝から晴れています。やらなければならない事に手を付けていきます。たいした事ではありません。食器の布巾と台所で手を拭く布巾と台布巾を煮沸消毒します。そして酸素系漂白剤に半日浸けて置きます。布団も干します。図書館の本はかばんにつめて返しに行きます。ついでに幾つかの用事も済ませてしまいます。
　気分はお天気次第ですね。すでに女心はという年齢ではないのですけれど、昨日の低調だったのが嘘の様に動いているのは、晴れでないとできない作業がかなりあるからなのです。いくら晴耕雨読といっても勤勉ではないですから、晴れればふらふら外をさ迷い歩き、雨ならふて寝をしているのは、そんな色っぽいのではなく、身体も自然に動かしやすい陽射しを求めているようです。布団を干せば押入れの中も机の上も片付ける気になるし、布巾類を煮沸すれば、漂白剤の入れてある棚を見ながら、年末の大掃除用品の見当もついていくわけです。図書館に行くのも郵便局に行くのも、やはり冷たい雨だと出にくくなって、私には大事な構想を練る事がある、自宅研修も必要と意義付けはしますが、それでいながら、自分で落ち込んでいたんですね。ここが、自宅を仕事場にしているつらさです。気分転換はすべてお天気まかせになります。

　そうは考えているのですが、曇り空になった天気のようにどんより。なんとあれもこれもスムーズではなかったり、もしかしたら自分のしたことで間違いをしでかしていたのではないかと言う思いに囚われて、せっかくやってきた事も振りかえってあれで良かったのだろうかと、思っているとパソコンは動きが鈍くなって、連れ合いに究明するように言われます。これを何とかしようとしていると半日は終わっていきます。昨日の健診についても、社会保険庁の書類を出して見直したいのですが、これも余分な段ボール箱が前に置かれていて引き出しがあきません。やっていない縫い物も置かれています。図書館に返す本も積まれてます。そういう部屋を見るだけでますますどんよりします。こんな日はどんよりに成りきるもんです。何もできていないのではないですね。これからやれる事があるんです。

　台所と洗面所の床暖房を入れてみました。かなり低い温度の設定です。それだけで違うのですね。どちらかと言えばお年より二人の居住ゾーン。温度の対流から言えば下から上に熱は上がってくるのだから、昨日、調子にのって河川敷から帰ってきて、こたつにごろっとしたら、薄ら寒くなっていたのです。そうそう風邪引く性格じゃないし・・。！。どうも気温がぐっと寒くなったのですね。藪川の四季の写真館のブログが寒そうです。ささかみもストーブの事ですし、どうも木の事が一斉に書かれています。冬支度は木の匂いが満ちていますが、その中に木の言葉を聞きたいと思います。
　今、もっと書きたい。書く事でつなぐ事のできる世界はあるはずだという思いが強くなっています。ほとんど、仕事にならないのにそんな事考えたら、ますます家篭りだと思うのですけれど、自分の性に合わない事をやって上手くはいかないでしょう。そうすると、これから先身体も衰えていくのはわかっていて、最短で経済的なのは、自分で自分の仕事を作り出す工夫しかないと思うのです。今日になってわかったのは、当てにしていた区から来ていた健康診断。これが五年おきの節目の年齢であったのですが、来ません。区のホームページを読んでいると、若年者の健診と年齢が上の人の健診は書かれています。そして国民健康保険の対象者にもありますが、無理して社会保険でやっていこうというマハラバ文庫さんのような事業所に対してのは、区とは別枠のようです。連れ合いが節目の時には来て、会社のもあるからなと言っていた記憶があったのです。あれから制度はいろいろ変わってますし、私は勉強不足ですから、もう少し調べてみます。

　午前中の会議は済んで、お昼過ぎに区内のあちこちに自転車で行きます。この町にはまだまだ、小さなものづくりの工場があります。職人さんもいろいろな業種でいます。どうも私の時間は切れぎれで、自由に使っている分、まとまっていきません。どちらかといえば、腕一本で注文があって仕事の成り立つのかもしれませんが、目に見える技はありません。地域の中で場を構えるとどうなるだろうと思う時もありますが、地域から期待されるのは、所謂健全な地域住人であることです。そんな町の中を、和楽器店で受け取った法螺貝を自転車の前かごに入れて、河川敷まで出かけて吹いてみて、幸せな気分になるのです。もう一回り大きな法螺を吹きたいなどと思いますけど、この音でいいでしょう。多分私の知る範囲の人でＭＹ法螺貝を持てた人はいなかったのではないでしょうか。さて、地域の先輩の家に寄ります。来年の事が話題になります。
　地域というのは、一枚ではくくれません。大潟村でのお話もそうでした。
住んでいる一人一人の主義があり、主張がある。それなのに、そこに住んで生きていく。そして他地域からは、ひとつのコミュニティとして見られている。地域コミュニティを形成していきそこを特色づけていくには、個であることの繋がり方なのです。
　地域だけではないですね。何か商いが成り立つのも、大きい力ではないのかも知れません。一人と一人の結びつきを、商品として表すことの見え方。まだまだ、力不足なマハラバ文庫です。

　二階の角の三畳の部屋にもホットカーペットを出しました。こたつの布団も出します。これで、冬の暖房はすべて終わりです。エアコンもあるのですから、充分。火鉢は、ベランダで冬水田んぼになっていますから、暖房にはなりません。炭をもって先日バーベキュー会場まで行ったのですが、持ち帰りになってますので、押入れに入ってます。
　あまりぱっとしない天気ですから、こたつ布団もカーペットも窓に干した程度ですぐに敷きました。　先週クリーニングから戻った夏の背広をどこに仕舞うのかで、洋服ダンスと押入れの間を行ったり来たりです。押入れはクローゼットではないですから、長いコートを下げることはできません。圧倒的に私の衣服の方が多いのです。夏のものも押入れに私流に入れてしまうと、皺になるのはわかりきっているので下げてあるのですが、今年の夏とうとう着る機会もその勇気も無かった服の方が多いかも知れません。二年前の服は、身体に合うでしょうか。下げておくのも片付けるのも無駄なような気がします。

　昨日から台所滞在時間が長くなって、楽しんでいます。もう少しお天気がいい方が望ましいのですけれど、もうそろそろワックスかけしておこうと思っていた、台所の床と浴室の窓枠などに天然樹脂ワックスをかけます。襤褸（ボロ）布もタイミング良くありました。浴室の窓枠は台所と並んでいて洗濯機用のお湯汲みホースを差し入れるからでしょうか、換気のために開けておくことが多いからでしょうか、一年足らずで壁に近い方が白っぽくなっています。これから結露の時期でもあるので、水をはじくようにしておいた方がいいですね。
　もう台所の床は傷だらけです。だからと言って年寄りに鍋の蓋を落とさないでとは言えません。それにこの頃の鍋の蓋は空気抜きの穴が無いのですから、噴きあがりやすいし、中が見えるようにガラスなのはいいのですけれど、ステンレスでガラス蓋ばかりです。でも、せっかくの木質の床に中途半端に足元に敷物を置きたくないでしょう。第一狭いからスリッパもおかないのですから無防備なままの床です。せいぜいマメにワックスかければいいのですけれど義父母が滑ってもいけないと言い訳してなまけていました。今日の午前中になじんでくれれば、静岡から戻ってくる頃には安全です。浴室の床や壁は、やはり入浴時に拭いておくのが楽です。連れ合いにはシャワーを飛び散らかさないでと言ってるのです。が、お風呂はゆっくり入りたいらしいです。

　中抜けしていた、パルシステム東京の秋の地域別総代会議最終日に出席です。わいわいとは違って、１０時開会です。なんということに、ファンデーションが割れてしまっています。顔に塗った厚塗りにひびが入るのではないですよ。ファンデーションケースの中の粉白粉がこの、何回かのお出かけやらで、乾燥したのでしょう。化粧ポーチの中も粉だらけです。鏡に向かって嘆きながら、まるで白雪姫の継母のようで、そう言えば記憶のどこかに毒りんごというフレーズがあったような記憶もあるのですが、嘆くだけで毒づく余裕はありません。黒いズボンから粉を払って、８時過ぎに連れ合いの後から出かけます。亀戸駅から、偶々同じ車両に知り合いが乗っていました。野付の事、唐桑の事をパルシステムとは別の視点で話ができるのが、嬉しかったです。お茶の水で快速に乗り換え、新宿で、運よく遅れていた京王線の急行に乗る事ができたので、多摩センター駅には何とか予定通りに着けました。
　ここから、パルテノン多摩に行く道はまっすぐです。女の道は一本道と思わず言ってしまいます。気分いいものですね。この風景は私の住んでいる東京下町には無いものですからつい浮かんだのでしょう。木立も秋らしくなってきています。コートに長い傘も持っていると言うのに、こちらは良いお天気になりそうです。どうせ雨模様だから、お洗濯はあきらめて出てきたのですが、残念でした。顧問という立場を難しく感じた日です。　まあ、一本道だから。

　昨日、昼食以外はＳＤカードの写真のナンバリングとページへの貼り付けでした。今転送用のソフトを変えていますから、一括では送れません。枚数が多いと一枚ずつをページアップするのです。もう１２月のきなり歳時記朗読会までの日にちがひと月の内になっているのに題材や献立は進んでいるのに、募集ができていないのです。少なくとも内容チラシくらいはＷＥＢに上げたいと、これは何と株式会社のお仕事なのです。売りもの私の会社ですね。
　それにしては、すべての事に対してこの頃鈍感になっているような気がします。母と電話をしました。母がいて、私が生まれて、そして子供たちに繋がっていると言うこと。それぞれが、謳歌しながら生きているらしい事。親からもらったことの何分の一も子供たちには返していないのだから、なりふり構わずの親馬鹿をさらしながら、他の人も考えてくれる素材であれば、良いのです。だからなおなおくらしの言葉をお互いに伝えられるようにしたいのですけれど、感性が鈍っているのだろうと、母に刺激されながら思うのです。きなり歳時記というものを二年間書いてきて、ますます、他者というものと自分を考えます。主体である一人とは。

　今年、多くの方のくらしに触れることができました。次年度計画を考えるのに、幾つかの事を振り返っていますが、大潟村に行く事ができ、主催しながら感謝しているのです。折笠さんの講演会を開き、なんと記録化をするとＤＶＤまで作ってしまい、岐阜に行き、お茶を見るだけでなく、兵庫と合わせて、関東、東北とは異なるくらしの構えを体感し、きっかけであるあったかキャッチボールの活動に参加することで、上野村にまで行き、もう価値の転換期であることを確認しているのですが、あまっているお金が悪いことをするというった阿部さんの言葉は秋になり、一挙に金融恐慌はアメリカからトルネードのように地球上を巡っていて、その中で、しっかり大地に海に土に生きている人達を文庫番は訪ねている事を続けられたのです。番外編をアップしながら、一年を振り返っています。
　でも、まだまだ、事業として見えるものは、この会社の社長はしましてくれません。配送日。ふーどの野菜ボックス以外に葱があります。班の誰も注文していません。センターに連絡してまだ近くにいた配送担当に引き取ってもらいます。これが葱でなくてカモだったら・・。連絡しなかったでしょう。

　昨晩は淡々と過ぎました。家に戻っても格別の土産ものを渡すのでもなく、珍しいじゃが芋よと紫のじゃが芋を義母と半分分けにするくらいでした。連れ合いは、特に感慨もなかったのか、大潟村という干拓入植の規模の話をしても、さして反応がわかりませんでした。私が帰宅したんだから、もちっと嬉しそうな表情になればいいのにと思うのですが、途中で国際携帯でかかってきたダラス娘からの電話の話声の方が気になったようです。今日は起きてそうそうに、国際携帯への電話をかけています。私は頼まれていた日本製造の折りたたみ自転車の注文の確認をします。車にかかってきたのは鍵！ということだったのです。どうも自転車は注文したけれど鍵などあるだろうと思っていたら、重要事項のように言われましたので、それらをメールで確認します。この恐慌に襲われているアメリカでまだ、学ぶことをあきらめていないのですから。そして、落ち着いたので、連れ合いの背広をようやく冬服に帰る事ができました。秋風がそれらしくなったと言うことでしょうか。
　午前中はそのような事で終わり、自転車ででかけます。この頃浅草界隈では、運動不足解消にならないと、日本橋、人形町あたりも往復距離ですが、また、柳屋の鯛焼きを買うのかと思っていたら、いなり寿司のお店の方に行きます。その途中で、東京穀物商品取引所だよと、教えてくれました。通り過ぎていたのですが、ここにあったのかと、携帯に収めるから戻ると言います。散歩と言っても、自転車での夫婦の会話というのは、自家用車での運転席と助手席よりも距離があります。ましてや腕を組みながらのささやくような会話ではありません。風にまけないように、周りの音に負けないように、前方からどなり、後続が言い返すので、やっと意味が通じるのです。交差点などで、横に二台並ぶのは、車に近づくのでできす、タイヤとタイヤが接する程度になって、さっき言っていたのは何と確認するのです。私たちにはちょうど良い乗り物です。
　帰宅して、階下の食事する部屋にはホットカーペットを敷きます。義父母は喜んでいます。ぬくもりが嬉しいのです。　

　この二晩、普段は起きている時間なのに、眠っています。パソコンも繋げていないし、お風呂にたっぷり入ってお腹も満ち足りてすやすやと寝ることができるのです。朝ご飯の支度をするわけでもなく、洗濯をするわけでもなく、ただ寝ていれば良いのです。本当はもう少し大潟村の風景を写しておけば良いのですが、ともかく眠っていることができます。携帯には娘や息子からのメールが来ますが、連れ合いからは、無しのつぶてです。まあいいやとします。今日は帰京です。
　昨夜のうちに宿泊費の清算もしてもらっていますので、挨拶をして出ることができます。車に荷物を積んでいると、そこへ阿部さんが車を回してきました。ちょうど、先に同宿だった人を駅まで送った帰り道だというのですが、高速道のところまで行きがてらに農機具小屋を見ていきませんか、とおっしゃるのです。そこで、大潟村を発つ前に見させてもらいました。見て良かった。まず、その農機具小屋があるところが村の中の一つの区画になって、たくさんの農家の農機具小屋が集団であるのに驚き、その一つひとつの規模の大きさに驚きます。Ｊ＆Ｍと扉に書かれているところを開けてもらうと、広く天井高いところです。まるで、小さなＪＡのようです。すべてが揃うのです。そして、良かったら上がってみてください。というので梯子は少しためらいがあったので、ななめの階段を上がってみます。これはこれはです。この高さで、籾米が詰まっているのです。そして、階段上のもう一方にもいろいろな農具がありますが、ほとんどのメンテナンスはもちろん、この小屋を建てることもすべてしていると言うことに驚きます。かわいい二輪がありました。そして、下に降りて低温倉庫も中にあるというのでにあるというのです。なるほどです。断熱材が張られて、一定温度と湿度に常に保たれています。それらの計器も工夫が見られます。
　この倉庫には昨日の植樹に使われたもの、交流会に使われたものが運び込まれていました。流れに仮設した橋のＵ字溝や板。標識。そしてバーベキューのためにドラム缶半割を二つ並べたものと、その上に置いた鉄板。餅つきの臼と杵も戻ってきています。一年間ブナ植樹の用意をしてきて、その積み重ねを１６回目になるという。たとえ今年から水・環境保全の補助があっても、遺言トラストがあっても決して楽なことでは無かった事がわかります。そこまでして、始めた事。
　干拓の村大潟村で水を考え、土を考え、森を考え、お米を作っていると言うこと。消費者と直に関係できる事をし続けてきているという在り方。この小屋の中にお二人の笑顔の描かれた横断幕があります。そこに書かれている、「社会性をもった消費活動でより良い社会をつくりましょう」トいう言葉は、消費者と生産者を超えて、個として発していることばなのでしょう。
　コーヒーを熱く入れてもらえました。そして道路の向かいの小屋も阿部さんの家のものです。そこにある大型農機もすごく良く手入れされていることがわかります。家に帰ったら鍋を磨こうと思います。
　分かれ道まで見送ってもらい、帰路です。なんと収穫の多かった旅でしょう。私たちの時代のこの国の農業政策とは、何をめざしていたのか、どうすればいいのか。食べる側から考えるのです。そういいながら、最後の休憩で干し芋など買ってしまいました。干し芋評論タイムも有意義でした。茨城産。錦糸公園横には５時過ぎに戻れました。食べ通しだったので、歩いて我が家に戻ります。

　植樹の日となりました。朝起きて昨晩管理人さんに聞いてもわからなかった朝食の用意があるのかどうか、庭から食堂を見てみます。誰か作業をしているようにも見えますが、管理人室の壁に張り出されていた、朝７時に皆で集合すると、７時半ですと言われます。一人宿泊できなくなったのですけれど、１０人以下では朝食の用意ができないと言うことで、９人に対して１０人分のおかずができています。それぞれが食べられそうなものを配って、食べますが、食後にまかないの方に聞くと明日も１０人分で頼まれているというのです。阿部さんが先に手配してくださってましたが、植樹が終わったらレンタカーで帰る人達もいます。そうすると、今晩一緒になる人も含めても７人です。どうしましょう。キャンセルできますかと申し出ますが、相談します、と言われましたのですが、どうなるでしょう。そこらの確認をしながら、マイクロバスが来る前には、やはり雨の植樹になるのかと皆覚悟して、防水機能の上着や足元確かなトレッキングシューズになって、それぞれ身体を動かしたりします。一緒に来ることができた方はそもそも私が石けん委員会に入った時からの先輩のご家族です。よその家族の成長に自分の子供も小さかった時を思い返したりします。
　マイクロバスが来て誘導されての出発ですが大雨。でも五城目町役場に着くころには上がっていました．もてばいいのですが、と思い受付を済ませ、しおりをもらい手洗いを済ませてまた、車へ。一昨年と同じ道。途中に交流会場の看板を見ます。最初の訪問に較べると道のりは無いように感じるのが面白いことです。
　開会式を済ませて、苗の植え方も聞いて、それぞれが唐ぐわえお担いで、苗木を担いで、植栽地点へ上がります。途中のネコバリ岩には皆、不思議に打たれます。
　斜面に穴を掘り苗木を植えます。被せる土は斜面の上の方からすると雪に耐えやすいという説明になるほどと、思います。唐ぐわがすぐに泥で重くなります。踏み固める靴も底の刻みに泥がつまります。喜々として植えていますが、用意された苗はすべてピンクのリボンで下草刈りの時に目立つように印しつけられ終了になります。また来た山道をくだって流れで鍬の泥を落として交流会場へ向かいます。どうやら誰も怪我もせずに終わりました。私は山道でまた右足を捻ります。もう癖になっているのですね。
　交流会は杉沢小中学校の校舎を利用した地域福祉センターの体育館です。入ってすぐに黒米の餅搗きがありました。植樹の方も裏方スッタフの人数が必要ですが、交流会も大勢が手伝っています。焼き肉、お漬け物、お餅が何種類も、一緒のシートの方からはハタハタの飯鮨をいただいたりもしました。ざる豆腐は、ミニコンサートのソプラノ歌手の伊藤さんからの差し入れだと言うことです。お腹いっぱいになりますが、夜は阿部さんのご自宅でと言われています。ミニコンサートが終わり、先に帰る人達と別れ、同宿の人を乗せ、農業研修センターに一旦もどり、温泉へ行くことになりました。干拓資料館も良さそうだったのですが、結構泥など浴びていますし、普段使わない筋肉も使っていますので、入浴料３００円の温泉に行きます。大満足のお風呂です。二日とも温泉に入れました。そして、農業研修センターに戻りますが、とにかく大潟村の道路は、開けた土地に同じような区画に見えてしまい、ぐるっと回ってになりました。今度は阿部さんと奥さんの車が迎えに来てくれて、ご自宅です。着いたらアユを焼いていました。この鮎焼き機もどうもお手製です。串が斜めにさせるようになっています。きりたんぽ鍋にご両親の笑顔。お米農家ならではの贅沢なお米の献立。満腹で戻ります。明日の集合を確認します。

　我が株式会社マハラバ文庫主催でした。朝、５時半からＤＯＷＮＴＯＷＮＮＯＴＥとＭＹパルのページアップをして、洗濯物を干して荷造りをして、出かけます。もちろん、主催責任は集合時間前に着いているのです。若干でした。不思議なくらい近ければ近いようにぎりぎりになるのです。でも、ジョイント企画。もうお一人もおおらかなのでしょう。大潟村に向かって錦糸町から出発です。
　どうして、大潟村でしょう。すみだこまちの苗の親。秋田の阿部さん達の馬場目川上流にブナを植える集いは雨水探検隊とすでに１５年以上お付き合いをしているのです。そして６月にすみだ女性センターで開いた学習会の結果、自分達も植樹をしたいという人達と、押しの強い勧誘に負けた、運転の達人とで、構成された車です。秋田新幹線で別行動でも行く人たちが二組もあります。このあたりは、緩やかに組み立ててありますが、やむを得ない事で参加できなかったお二人も入れると１４名もの参加申し込みがあったのです。
　儲けになるとは、この繋がりができたという事ではないでしょうか。負け惜しみのようですが、この極貧企画は仕事とは稼ぎとはという内山節氏の話が車中でされていたり、お互いの持てる強みを持ち寄れば、お天気だって晴れにしてしまう勢いのある道中です。２００６年の１１月に植樹したところの再訪になるのは私。あとの方々には、その感動をどこまで伝えられるかと思いますが、朝ご飯は抜きにします。必ず食べ過ぎになる予感がしています。
　首都圏を抜けきるまでは、だらだらとした走りになります。日光の紅葉だったのでしょう。そして那須を過ぎるまで、流れは良くないですね。三連休の真ん中です。今回の企画は三連休もはずし、日・月・火の三日を使って車で大潟村まで往復しようというものです。ドライバー二人の確保が最大課題でした。なかなかこの曜日に動ける人はいないのです。電車組は明日で帰る人達です。
　お昼には宮城野ポークのカレーにしましたが、皆さんのラーメンやお蕎麦も美味しそうでした。でも量は多かったかもしれません。東北道から秋田道に入る頃から怪しい雲が着いてきます。念力で大丈夫という言葉が何やら本気にしそうなのですが、後から聞けば大潟村ではその日の朝は竜巻が発生したという、不安定な天候で、明日の予報は９０％雨とやらです。どちらかと言えば雨を連れてきそうなわたしは身の置き所なく居ます。
　もう少しで着こうかというところで、先に農業研修センターに到着した人からの電話です。誰もいない、受付で話が通じないというのです。大潟村の道路はひたすらまっすぐ。まるでレーシング場、対向車などは見えません。信号もありません。ひたすらまっすぐで前の座席の二人は無邪気に喜んでいるようにも、見えます。　制限時速は、あるのでしょうか。まさかね。
　少し宿泊施設を探しましたが、地図よりも聞いた方が早くつく事ができました。受付は訳がわかりませんが、先に来ていた方々と合流できました。荷物を置いて温泉支度のできたところに阿部さんがマイクロバスで来ました。乗り換えて、小倉温泉に。ここで、交流会です。一昨年は阿部さんご夫妻とだけでしたが、今回はブナを植える会の方や、山仕事の指導の方、大潟村の雨水を守る会の会長さんまでいらっしゃる交流です。馬刺しの持ち込みです。そして子持ちのぼたん海老。大きいです。これだけでお腹いっぱいになりそうです。紫ジャガイモのあんころモチ。柿にりんご、こんなに持ち込んでと思いながら食べてしまいます。途中でお腹はいっぱいですが小倉温泉に入って車での固まった体をほぐしますが、呑んで食べた後です。苦しい。脱衣場でしばらく大きく息をします。この頃心臓が弱くなったと思います。そうそうもともと心臓の強い人間じゃありません。
　髪も乾いて、また交流会ですが、もう水くらいで十分でした。宿舎にもどります。農業研修センター、ホテルうたせ。

　今日もパルシステム東京の総代会議新宿本部会場です。少しは重みのある立場かと、朝の打ち合わせに間に合うようにと思うのですけれど、昨日とは違って暖かくなりそうですので、また、着るものであたふたして、出かけることになります。着る服が変われば靴も変わるので、玄関を出るのが遅れます。
　四谷三丁目から急いぎますが、会場に着けば、打ち合わせは終わって、開会には間のある不思議な時間になりました。パルシステム東京が受け取ったという優良生協の表彰状の筒でひとしきり専務と盛り上がります。総代会議では、少しベテランな組合員総代の席が私のテーブルです。皆さん、そこそこにバランスの取れたご意見になっています。三人の総代と私、現役の理事の全員がふーどの野菜ボックスについての話ができたのが、話やすい要因でした。昨日との違いを感じながら、振り返りまで残ります。まだ総代会議は何会場かありますけれど、私はあとは、最終日に出れば良いのです。今日は昨日とは打って変わった晴天です。今日こそ布団を干すべきでした。ままならないことです。東向島に行きます。アベニューで紹介されている坂本煎餅店に行きます。ここは印刷煎餅と紹介されていますが、店主も奥さんもすごく丁寧に応対してくれました。