この暖かさ、異常すぎると思います。節分の頃にこんなに暖かいのは、記憶の限りないですし、子供達を育てた思い出も全部寒い一月には、しもやけの心配をしたり、寒い夕暮に遅く帰った子を怒ったり、そんなのは、まだ、この二十年の内です。何かがおかしい。何もかもおかしい。どうしようもない。温暖化の話しだけではないですね。でも、根本的なことはどうしたら良いか参ってしまいます。女性のみなさんに申し訳ないですって。女性を傷つけたと。
　違っていることに気づかない詫びはワビにも為っていないです。私のお友達の菊龍師匠のブログでも書かれているように、世の中の男性諸君も、必死に生活している中で、少しでも子供を安心して育てられるならば、生活の底支えの保証があるならば、子供が多いことを望んでいるのです。こりゃあ、世の中のおとっつぁん達、にやにやと、失言は誰でもする、自分も言ってしまいそうだなんて論評することをためらっている場合じゃあないんですよ。お義母さんなんかは、戦後の普通参政権を最初に手にした年齢だけど、その手が震えて怒っているんです。

　今日はマハトマ・ガンジーが暗殺された日です。子供の頃の父が与えてくれた本の中にマハトマ・ガンジーとリンカーンとシュヴァイツワ―とナイチンゲールとリビングストンがありました。子供向けの偉人伝です。その頃も今も何故ガンジーが暗殺されなければならなかったのか理解できないのです。リンカーンも、それは歴史の必然だったのでしょうか。
　今のインドの躍進の様子をBSは放映しているようです。NHKも苦しいですね。しかし、国の指導者とは、人の指導者と違うのですね。非暴力・不服従。とても優しい行動のように思えて、できる人は少ないし、しなくても良い体制は、いまだ作れていない。大人向けのガンジー伝の本は成長してのちの兄が、私から受け取った唯一のものです。

　手数料しか儲けにならないんですよ。と宅配便を出しに行ったお茶屋のご主人は言います。半端な料金に、消費税かしらと言ったら返事ついでにぼやきですね。商店街の個人経営のお店はどこも苦しいですね。いろいろオプションでしているけれど、義父はここで同じ静岡のお茶だからとたまに買うそうです。私も地域活性化は足元からも考えないと、たまには、買いますか。今日は宅配便だけ。夕方になってしまって、今日の集配は終わっていますから、配達は明後日になります、済みませんねとお互いに詫びてしまいます。もう少し早くできるかと思うのですが、朝の計画通りに一日が終わるものではありません。今日は、義母も母も怒っています。何て酷い言い方、この人のお母さんや奥さんはいたたまれないでしょうと。数値だけで表現してはいけませんね。何事も活性化しません。本質として、人が温かであれば、インキュベートできるのに。

　人の発言なのでしょうね。もう少し言い様もあるのに、本音の言葉になってしまう。きっとそう言われる痛みを感じたことがない、他の立場を思いやっている表現ができない。ぶっきらぼうなおじさんでも、その底に愛情のある言葉であればいいのですが、感じられません。困った事です。
　男女別姓を容認する人が少なくなった、という報道と同じ日にこのような発言を聞くとは、元始　女性はと言いたくなります。　個としての誇りを伝えるための立脚点としての、表現が「男」「女」であることを、今週のきなりから読み取っています。そして、昨日のわいわいの会場に、育児休暇中のお父さんも含めて、複数のお父さんが赤ちゃんとお母さんと楽しそうに参加していた様子も、今私達の世代のおんなたちも、自分の生きている誇りとして女を表現し、男を表現できるようになったのだと思うのです。
　寿命が延びて、生活するのでやっとということから、そういうことができるように為ってきた。今までの時代では、一部の人しか恵まれなかったことが、仕事においても生き方においても、一人ひとりがそれぞれの在り方を認め、自らに誇りを持てる、そのことは男・女に関係なくあるのだと。元始、あったことを忘れているのなら、もう一度、言わないと素養の無い人には届かないのです。

　昨日とは、大違いで朝から大急ぎで東大和市で開かれている冬のわいわい東京マイコープに出かけます。初めての会場は覗いてみたくなる顧問というよりは目新しいもの好き。新しい委員会もできたというところです。
　やはり一時間半以上かかってあたふたしますが、会場に着いたら若い子連れのご夫婦の参加するテーブルでした。新鮮です。終了して、吾妻橋経由で、ガチャポンの写真を撮り直してからと急いで帰りますが、いろいろ路線を乗り継ぎましたから、家に戻ったら三時過ぎ、そしてお昼ご飯。時間がズレる食事は太るもとです。そして、すぐ、お散歩をしながらご近所の表示も携帯に納めます。中々良い運動だと、遅い昼食であったことをもしかしたら、なだめられるかもしれないと、お腹をごまかせます。それからまた、出かけました。集合はここのはず。あらら？また、場を間違えたかしら。と思いつつも居座っていました。結構自分ではなじんでいましたが、移動。場の定まらない日でした。

　引き篭もりではないのですが、気がつくと家を出ていません。そのまま一日が終わります。炊飯器には既に昨日お米を研いであります。夏ならば、笊に上げて冷蔵庫に移すのですが、このままでいいとしてだらっとした時間を過ごせるのです。夕食のメニューも手がかからないもので予定して、読みかけだった本をどんどん読んで、ページも新しくすすめて、みんなの体操の時間に身体を動かせる。自分の一日にします。
　それでも、配送の日ですし、パソコンからはどんどん外の様子が伝わってきます。
　あまり雑念に囚われないようにしていないと、家にいる人のほうが、実は下らない情報に左右されるのです。それは何でしょう。テレビが言っていたからと、自分の行動も外からの情報の責任にしてはいないでしょうか。今までも、テレビで放送されると商品が足りなくなったりすることがあると聞いていました。自分の生活に彩りを添えたいにしては、あまりにも自分の無い消費者像がパターン化されて、そこから出て行かない。パターン化された消費者像に閉じ込めておこうとする事業者や行政ではなったのかとも。捏造されているのは情報だけではなく消費者像でもあったのではと、その事に対する怒りなのです。
　では、自分に確信を持てる一人ひとりであるためには、自分の言葉で語ることをし、自分で選んだ責任を見届けることです。期限表示についても、期限表示の意味するところは、消費者にはわからないから、業者が正しく守ってくれないと困るという段階から、一歩進んで、消費する側が納得できる表示にするということがしたくはありませんか。戦後すぐの餓えた時代にはあったのでしょうか、消費期限・賞味期限。今の流通事情に消費者がきちんと参加していく。手元に食べることを取り戻せるためにどうするのでしょう。
今夜は納豆にします。

　いきなり、人が住むということについて考えが深まった気がします。吾妻橋でご当地ピンズバッチのガチャポンをみたのです。いろいろ考えていた事を結び付けピンで留め合わせるように、一つのまとまりになりました。ピンズバッチっていいですね。事業所毎のご当地こんせん君やコプリン・たまちゃんがあったら、ガチャポンは車のじゃまかしら。一回百円。瓢湖の白鳥や、岩洞湖のワカサギや、夢の谷の四季などあれやこれや、マニアックな人は楽しむけれど。話しは横道にどんどん行ってしまいます。
　家の隣のマンションに居た、中国の人たちらしい大家族が引越ししていったことを、窓を開けて掃除をした連れ合いが、新しく貸すために採寸していると教えてくれました。毎日家にいるはずなのに、交流が深くできず、全然気が付きませんでした。通りの鍍金工場の跡地の建売の建設は進んでいます。働いている人たちはどこかの国の言葉で話しているようです。その向いの住居だったところが、今は不思議な雰囲気の宗教法人の持ち物になって、お地蔵様や塔が日々増えていくのです。この通りの様が変わりました。
　住むということが衣食住の、個人的な消費についてのこととして、考えていたのですが、やはり衣食住はくらしであり地域なのです。特に住んでいるということは人が主と書かれているものです。住民とは、地域の主体ですね。基本の基本みたいなことを感じました。公園は住むところなのかということのなりゆきも、この隅田公園に生きている人たちも見つめているのだと、ご当地ピンズで思います。

　晴天の霹靂なのか、静岡の義父の実家の近所の製茶屋さんと連絡ができなくなってしまい、お茶の注文ができないのです。ノンビリやさんの私には予想もしていなかったことです。いつもお茶缶の底が見えてから、ＦＡＸで注文して間に合っていましたから、今日、明日の分しかありません。昨日の朝でがけにＦＡＸが送れなかったので電話をしてみると、現在この電話番号は使われておりません。と聞こえてきます。ホームページからのメールも送ってみましたけれども、確認ができません。そういえば、越して行ったという話だったと義父が言います。
　この家に暮らすようになって、お茶だけは、パルシステムではなく、静岡のお茶屋さんから買っていたのですが、何とした事でしょう。こうやって、地域のものを取り扱っている地域の業者の所在が不明になっていくのですね。地域に住むとは、地域の産業があるとはとても大事なことなのに、長年のなじみの味になっていたものが手に入らなくなるのです。具体的に何があったのかはわかりませんが、私はこれからは、お茶もパルシステムで購入することになっていくのです。
　ということは、パルシステムなりが、これから、地方の産地との地域づくりをすることで、離れたところに住む消費者とをどのように結び、つなげられるのか。そんなことが、ハイマートロストになっている、現代人の所在を一人ひとり大切にできることになるのです。嫁でしかない私には、味でつながっていた静岡のお茶でしたが、子供達にも地名とともになじんでいたものでした。そういうことの介在としてのパルシステムになっていくのでしょう。

　先週はパワーポイントにかかりっきりでしたが、一定の区切りをつけました。やりだすといつまでも手直しして、ここでよいとなりません。今回の私の技術ではここまでにしました。本当はもう少しと思うところも沢山ありますが、キリがありません。締切日に転送して戻ってきていたので、週末にＣＤに落として、主催側に送りました。と言っても私のパソコンはＣＤのハードが一回修理に出しましたが、充分に機能していない具合で、確認はできないのです。梱包してそれから切手を用意し洗濯物を干し、郵便局に行くのは飯田橋でひらかれている冬のわいわい東京マイコープに出てからとしました。12月の間はでれなくてわいわい２０会場の最後の週になりました。今週は何回か出ることになりそうです。他にもお正月明けから伸ばし伸ばしになっていたことに取り掛かれるようになりました。
　そう思い帰宅しましたら、玄関に上の娘の着払いのスノーボードが届いています。今週末も使うから、洗濯しておいてくださいと電話で言ってます。私も忙がしいんだって。

　この週末は、あれほど心配した上の娘はけろっとスノーボードに出かけています。その勢いで会社にも行きなさいと母は言いたい。しかし、雪国の様子はどうなのでしょうか、同じ週末何人かの知り合いが東北を旅しているようです。
　夜ご飯も終わってこたつで連れ合いがチャンネルを回しているとＢＳは奇跡の人を放映しているではないですか。
アン・バンクロフト主演、アニー・サリバンとヘレンケラー（パティ・デューク）を描いたものです。この映画を土浦の映画館で、青い芝のみんなと見た記憶は、様々な事柄と結びついています。スクリーン上に大写しになったヘレン・ケラーがお皿を舐める場面で、お父さんみたいと大声で私が言ったと何時までも聞かされました。父は、食べ物を大事にできない脳性麻痺の障害者に理解しやすいそして、彼等に負担の無い形を示していたのですが、ただの卑しい姿にも理解されかねないものです。マナーと障害者の関係をどう取り組むのか、格闘するのは、画面の中のバンクロフトだけではなかったのです。そして、みんなで行ったと思っていた私と、山で留守居をさせられていた母の立場。そんなことを凌いで、名作として、ことばを獲得すること、ものには言葉があることが教育の始まりであり、他とのコミュニケーションができ、そこに愛情があらわされること。人間のことばの本質にも水というものがかかわっている事を、私に学ばせてくれた作品でした。
　今、あらためて見ると、障害者教育だけではなく、家庭教師という職業婦人としての道、孤児を含めた施設教育、子女教育ということば、様々な提起があることが解かります。私は娘の躾もできていなかったと、どこを遊んでいるんだろうと心配するだけの愚母です。

　悩んでいた、オートシェイプは展覧会に出かけるついでに家に寄った娘が、大笑いしながら、お母さん、線の色なしで、やっているから出ないんじゃんと、開いてすぐに言います。あれっ、私はこれで三日もとられていたのに。さっさと済ませて、上野の国立科学博物館で開かれている、古代エジプトとミイラ展なる、ある意味不気味さのある展覧会に行きました。母が新聞店からもらったチケットを送ってきたのですが、そうでもなければ私は行きたいとは考えなかった類いです。券のことはともかく、入場してすぐの３Ｄシアターから、引き込まれていきます。エジプトの死後の世界観。そして、古代という頃からの人間の技術。何を残したいのかと考える、生き方の社会。示唆深いもので、入場者は子どもたちも多く、ミイラって魅力的なのだと再確認です。
　その足で日本橋高島屋で開かれているアルフォンス・ミュシャ展を見に行きました。一日に二つの企画展を見るともう私も娘も頭の中はこんがらがってパンパンになっていきます。
　アールヌーボーの流麗な女性を描く画家。と考えていましたが、商業広告とはいかに大衆にわかるメッセージを持っているのか、今、絵ではなくことばで伝えることの難しさの中にいる私にも、これからの服飾を考えている娘にも、刺激はありました。そして、大衆の目線を持ち続けていたミュシャは、故郷モラヴィアの、チェコスロバキアの民族のための絵を描いていたことが、良く企画の中で伝わってきました。アールヌーボーの時代は民族主義の時代でもあったのです。そういえば今日は、玉の輿の日なる日になっていました。祖母が良く口にしていた、三人の国際結婚をした明治の女性たち、モルガンお雪、クーデンホフ光子、ラグーザお玉、の中のモルガンお雪の嫁いだ日が由来だそうです。
気構えが彼女達とはちがうのでしょう。モルガン金融も考えていなかったセレブがこの頃はいますね。

　コーヒーメーカーのガラスポットを取りにヨドバシカメラに行きました。ガラスポットにヒビが入っていたので捨てたのです。プラスチックのコーヒーを濾すバスケットと上蓋も一緒に捨ててから、部品の取り寄せ注文をしたのですけれども、何と私の頭の中ではガラスポットと蓋までを一体の部品と思っていましたが、それぞれが別売りのものでした。無駄にプラスチック製品を流通させているのは私のように、不注意な消費者もいるということかと、補充しているのです。型番を説明書で確認してからの注文です。先日の急須の中網の時もそうですが円形の器の径を考えます。この頃の小学校では、円周率を簡略化して教えているということですが、確かに私も小数点以下で必要とした桁はそんなに無いものですが、最初にπという記号を学んだ時に、割り切れないものがこの世の中にある面白さ、そしてそのことを共通する記号で観念として伝えることの智恵を、小学生でも理解できたのです。
　世の中には割り切れないものがあると。しかし、急須やガラスポットは生活の中ではそそっかしい私はしょっちゅう割っているのです。

　午前中は詰めておく打ち合わせがありました。合間にデジタルカメラで古い写真を撮り直しパソコンでパワーポイントに取り込もうとするのですが、私の技術ではそんなに簡単ではないのです。何故か画像の枠の上下左右が固定しないで、下にあるものも写ってしまいます。それを取り込む際には加工できると考えていたのですが、どうもホームページとは扱いが違います。まだ慣れません。写真の技術そのものも無いのですね。そして、文章の確認とオートシェイプを思うようにしたいのですが、そんな途中に上の娘から、風邪が治らなくてと電話がかかってきました。今まではあまり親を頼ることなくしてくれていた娘ですから、こういうときは親馬鹿そのものになって、夕食を二人分届けに出かけます。パラサイトは親なのか子供なのかと、まだ、画像に納得できないのでもう一晩カメラは借りておくことにしました。明日も食事を届けることになるでしょう。

　夜ＮＨＫのＢＳ１で、世界各地に起こっている食の状況を連夜放映しています。ちょうど、資料を作っている内容とも重なるかと見ていますが、なかなか深刻な状況。いつも世界戦略は将来の食とエネルギーの確保と言われて、くらしの場からは、見えない中で進んでいきますが、今はその手段が貨幣経済になっているのです。換金作物のために、くらしが、いのちが、自然生態系ごと、文化ごと壊されていく。そんな様子に何をもって立ち向かうのか、私達はくらしの声を出し続けるのです。
　わたし達のくらしは、地球上のどこの地域とも連帯をし、持たざるものとしての協同を作っていかないと。
　そんなことを思うと、どんどん資料が重くなっていきます。パワーポイントの細かい技術は、まだ未習熟でともかく今までの、語りで伝えていた事を、薄めないようにする補助のものと思いながら、それでも初めてのことは面白くて、あれもできるのではこれもできるのではと、抱え込んでいます。あちこちから、素材を提供してもらって、天袋や押入れの古い資料も再度出して、これはこれで、また、資料整理の体系が頭の中ではできてきて、一人で家の中で納得しています。