雨です。ここは笹神沢口。昨夜、石塚家に着いたのが１１時３０分過ぎ。それから、駆けつけ何杯で寝ました。関越トンネルの辺りには雪景色でしたが、ここには積もってはいません。今日は雨が降ったり止んだりになるようです。今朝は８時朝食です。もうストーブには大豆の鍋が乗っています。用意の悪い私は、ブレスサーモは着込んでいますが、コートは防水ではないので、節子さんからヤッケをお借りします。夢の谷での丸一日を過ごすのです。本当に恵まれた体験だと思います。増田家の嫁は師走の１５日に何しているのかと、いう言葉もちらっとよぎります。
　昨晩から水に漬けてあったお米（有機の山田錦）を笊に移して、セイロや釜などと車に積んで運びます。夢の谷ファームの小屋の脇にある溝の横にシートを渡して雨よけ屋根を作り、竈を造ります。風が強く吹くとシートが煽られます。竈に炊きつけを始めても、湿った木からの煙が立ちこめ、風で流れますが、風下が焚口になったり、風の向きが変わると煙の方向も変わります。鼻水は絶え間なく出てきます。シートを出て道を上がっていくところでは、はさ木のかしいだものをどう直すのかと、重機が動いています。夢の谷ファームの男集団ですから、手の出しようもないのですが、縦横に組まれたままのはさ木を一体どう動かすのか、興味津々で見に行きます。おやしろの場処も整地するのだそうです。ここへの御霊入れの前に集落の同意を得ることを、石塚さんは語ります。
　さて、まだまだ、火の番は続きます。竈三つの火ですが、それぞれの火の勢いは異なって、現場でこしらえる竈の材質も向きも大きさもそれぞれなので、均一なものではないのが前提になります。何ておもしろいのでしょう。それぞれが違うということの納得から食べ物？ができるのです。
　奥さんのカレーと野菜汁の昼食は、外気の中での作業から、小屋に入っての一時の身も心も休まる暖かさです。ところが、大きな音と衝撃が小屋に走り、床の一部がへこみました。私が食べすぎてと、言いそうになりましたが、何が原因だったのでしょう。
　昼食後のメンバーそれぞれのお話を聞いているのも、ご家庭の様子も浮かんだり、昼食にはお酒は当然ありませんが、どうしてこんなに男は呑べえなのだろうと、安心したりでした。いつまでも聞いていることができると、賢くなれそうでしたが、煙の様子が気になって、また、作業の開始です。午前中からのものは、時々お湯を打って、天地を返して蒸らし上げ、次のセイロに交替です。
　雨がシートに溜まるのを下から棒で突き上げ落とします。なんて、簡単な原理で物事が進んでいくのでしょう。これに感激します。きっと何代も人類はこうやってきているのでしょう。そこに、石塚家代々の甕も運ばれてきます。そしてまな板というべきなのか、板なのか、田んぼ横の流れに渡せるくらい大きなものです。流れに入っての鯉さばきです。冷たいだろうにと見ます。上で一尾さばかれている板の下の網には、もう一尾が順番を待っています。産地直送などという段階ではないですね。いのち直送のものを今夜は食べる事ができると、般若心経です。イトミミズに象徴されるいのちの循環を見ているのです。
　ところがどっ鯉です。なかなかお米は蒸しあがらないし、その後の難題があったのです。火も落とし、釜やセイロを流れで洗って引き揚げると、朝から煮てあるお豆は柔らかくなっています。　ここで、藁綯いをするという事になりました。何回もこの藁綯いの話しを石塚さんとしてきたことがありますから、いつかはやる事になるなと思っていたのですが、今日だったかという感じです。皆さんそれぞれの器用さで、しています。まぁいいや。こうやって、ああやってと極少量の脳みそを使い果たした私は、手がついていきません。哀れなものです。瞬間できた、やっと身に付いたと感じた時は授業時間は終わりました。つつこ納豆の包み方の方を習います。こちらは、難なく進みます。そして鯉料理も出来上がって来ました。そして尽きる事のない、お酒のいろいろを試しながらの語らいの夜です。

　今日は、雪の気配もない東京墨田。昨夜の雨も上がって大川にある橋の下も、流れは速いでしょう。とても良い冬の晴天です。　窓拭きをしたくなってしまいました。本当は事務的なことを進める時間が欲しいのですが、気持ちは押し入れあけてクリスマス飾りを出したり、本格的な大掃除前に明るい冬の陽射しを部屋に贅沢に取り込みたかったり、きっと温暖化防止というのも、みんなが、お風呂の残り湯で窓ガラスを拭いて、半日は暖房無しでも過ごせたら。開け放した窓から入ってくる師走の空気は、座敷の真ん中の掘りごたつに、竈から炭を母が移していた、昔の家の空気のようです。鼻垂らしながら半天着て、こたつの中に潜っては父に怒られていました。
　今、窓の外にある、関東平野の冬の明るさは、東を向いて木々に囲まれた山寺では、そんなに明るくは無かったですけれど、新聞紙を湿らせて、窓ガラス拭きましたっけ。昔に家のガラス戸は桟も細かくて、ガラスも小さくて。さあ、初雪や明日、明日待たるるとお出かけしましょう。玄関には、小さめのオーナメントとリースが出ました。義父のクリスマスカクタスもきれいです。

　１３日からは、年末用意をと言われていますが、今日の配送から、徐々に正月用意の乾物などが届いてきています。もう大勢分は作らなくていいよ、何日分もいらないしと毎年話しながら、結局、普段は目にすることもない商品案内に、そそられて沢山の注文になるのです。どう、大晦日と元日の用意をするのか、今年の我が家の最終配送は２７日になるのです。早いです。その他にも、まだ、年賀状は書いていません。大掃除はやはりします。毎日のことのはずですが、思い切らないと手の届かない掃除があるのも、大掃除にしようと先延ばしになっています。改装後のくすみや汚れもあるので、決してしなくて良いということではないのです。
　来年の予定も組まなければなりませんが、それ以前に年越しということをどう乗り切るのか、くらしに含まれている作業の順序だてをしっかりと考えたいのです。昨日もそれとなく、今年の年末年始のお休みはと訊きながら、水を向けますが、いつも通り、まだ分らないという答えです。やることはあるんですよ。

　身に迫るニュースです。この頃連れ合いとニュースの報道で、薬害肝炎の事を見ると、三回の出産の中で分娩促進剤を、本人の否応なく状況として、このお薬を飲みなさい。お産が進みますよ。と言われて飲んだ記憶があるのです。どの子の時だったか。あれが何だったのか、子育てももうとうに過ぎているのですが、出産ということが人生にそんなに経験できるものでは無くなった、私達の場合。いのちを産み出すことが自然ではなく、管理された医療の中に取り籠められてきていたのです。
　産婦のたらい回しの報道も同根にあるのではないかと、今年の春には女性は子供を生む機械という言葉さえあった。
　この頃、すぐ酔いが回って、来年は健康診断をした方がいいよね。確か肝臓にも疲れがでていたのが一昨年の結果だし、今の方が呑んでいるようだし。と話しています。これは別な事にしたいですね。
　私たちの根ざしている、大地や海原との交信する力。いのちの呼び声に敏感である、始原の力。男性には及ばない、絶対的優位と、お産の危険性は裏表にあって、営々と人間の歴史の中に様々な呪力も、医学も見出してきている。今の産科医不足ということは、自然への信頼の不足だし、薬害の背景にあることも、薬事行政がいのちを語らずにあることに思えます。これは、決して他人事ではないのです。

　先日、茨城に行っても長い時間を居る事ができたわけではありませんから、電話をします。昔からの知り合いが小千谷から、今年のお米や野菜を持って来てくれたということです。先日も別な人が母のところに泊まって、息抜きをしていったようです。いざという時の支えについては、どうなることか分りませんが、母をまだ必要としている人が居てくれるということが、一人暮らしを続けていける、きっと、一人暮らしだから、気兼ねなく訪れてくれるのだろうと考えるようにしています。
　年齢を重ねるということが、人が離れていくのではなく、人が近寄ってきてくれるように人生を組み立てたいです。オレオレと言いながら何かを巻き上げるような、見えない子供でも嬉しくなってしまう、高齢者が多いのです。もちろん愛情深い人達なのでしょう。用心深いとも思えない母であり、私だから、儲けになるようなことはないし、ただ、人の縁で繋がっている人達が、集まってくれることしか財産にはならないですけれど。
　あれほど喜んでいた、武井武雄の犬棒カルタ、あの年代に近い人は欲しがるということで、良いねとさんざん言われて、お米などのお礼に持たせてしまったことを、私に母は謝っていました。でも私にはもっと素敵なつながりを持って来てくれたと思えるのです。

　茗荷谷から、池袋に出てそこから東西線で東陽町に向います。南砂のビッグママに寄ってみようと思うのです。なにより、お米のサイクルが上手く回せなくて、娘達のところにつがるロマンが行ってしまったので、我が家の分は配送までもちそうにないのです。よしかわ杜氏の郷のお米が２ｋ袋であります。新潟のこしひかりです。夕方に買って帰るのにはちょうど良い大きさだし、他のものも買うことができるのです。なんだか、今流行っているからと、中学校の周年行事の記念品はエコバックだったので、それを持ち歩いています。エコバックも、何枚もあってそれが押入れの一スペースのような気がするのですが。
　その他に野菜を幾つか買って都バスに乗って亀戸に戻って、佐野味噌やの前のバス停で降りて、歩道橋を渡りながら、打ち合わせ用の書類の入った袋と買い物をしたエコバックでバランスが取れていると少し歩く事にしました。もう夕方といわれる時間は短くなって、日中の日のある時間の短い頃ですから、空は夜になっています。駅前から東武線沿いに歩いていくと、裏道は、暗くなっています。橋を渡るあたりに、警官が立っています。どうしても警官を見ると反応します。治安のためには大事なお勤めと思うのですが、官憲をかさに着るという雰囲気に対しての拒絶が、身についてしまっているのです。両手が袋をぶら下げていて良かったです。

　さっぱりひかりの効力がわからず、電話の雑音はもともとの受話器のせいだと言われ、だいぶ古いから買い換えた方が良いですよと親切に言ってはくれました。パソコンはセキュリティが前よりも厳しく、送信がかなり手こずります。何回も同じ方に送ったりしてしまいました。もしかしたら、私のメールに何かついているのかもしれません。知らないところで誰かにご迷惑をかけているのでしょうか。
　便利を追うと却って不便になるというか、期待する便利はいつまでも欲望とともに先に行くようで、不満足感はどことなく残しています。エイトマンのCMって、エイトマン世代とは言いたくはないのですが、桑田次郎のヒーローって、ヒーロー像の刷り込みでもあったので、光接続でとっても速くなると思い込んでいたのです。
　お徳な料金にも釣られたのですが、工事が終了してから、もっと低料金になるところを発見して、割安感はすっかり失せてしまいました。　時間があれば、プロバイダーからの情報を確認しながら、もう少し使いこなせると思うのです。

　午後から、東京都立障害者総合スポーツセンターに行きます。AC−KITAがNHKハートフルスポーツフェスタで講師になると案内があったので、娘が卒論でお世話になっちゃったしと、行ってみました。思えば、本当に組織から自由に動けることが、逆に組織の中のいろいろを深く知ることのできる今週でした。
　半日でも陽に干そうとベランダの手すりに干した布団を１時には取り込むのですが、焦っていましたので、サッシの巾が邪魔をして強く肘をぶつけました。肘の関節でぶつけると電気の走ったように痺れるところがありますが、そこをぶつけたのです。電車に乗って吊り革を持とうとしても腕が上がらないくらいに痛いのです。だんだん、何か身体で受け止める衝撃に対して弱く、脆くなってきていることを感じます。だから、年齢を重ねるということはそれなりに用心深くなるようですが、当てはまらないわけです。
　十条の駅からいろいろな事を考えました。昨日、母には娘の卒論で、光明養護学校にも行ったのよ。おもしろい縁だわね。と話していました。自分も全然、健全だとも思わない。人間関係や組織に対して健常とは使わない。障害とは何を指すのだろう。皆、寄り添い合いながら生きていくしかないのに。何をもってバリアーとするのだろうという思いです。この国は果たして今も、以前も健全なのだろうかと。でもこの十条の道路を渡ったところにある八百屋さんが、頑張っているのに励まされます。個人商店ってこんなにも専門性があるんだと。生活していくとは生業をたてるとは、真剣でおもしろいことなのだと、国ではなく人だと思う日になりました。

　明け方も、昨夜の寝つきも、穏やかな心境ではありません。のた打ち回るように右左に動いて、寝ながらもああしようか、これが先じゃないかと惑いました。ともかく接続サポートセンターに電話で問い合わせなけりゃ。今日は出かける事をすでに先方に伝えてあって、昨日同行する人から行けなくなったとの連絡でしたから、何としても私は行かないとなりません。
　どう段取りすればスムーズでしょう。昨日にもう少しゆとりがあればすんでいた、もろもろのお土産の用意もできていないのですが、これで留まっては、出ることもできません。母にはきなりで購入した、武井武雄の犬棒カルタだけになりました。サポートセンターの丁寧で、打ち解けた説明で、CD-ROM無しでも接続がやっとできました。すっきりと、連れ合いには開通したことをメールして、それだけで出かけます。配送翌日に確かめるオンラインパルの注文も、ギフトもできません。これは仕方が無いとあきるしかありません。
　梅鉢屋に寄りましたら、古今亭菊生さんのポスターが貼ってあります。南京羊羹も美味しそうですが、墨堤十里にします。
　北千住で、大体のスケジュールが決まりましたので、ギルドにも電話をします。神立に降りて母のところに寄ります。父との会話を思い出しながら、お正月に開封するとカルタの外箱を撫でています。そんなに涙声になられても困ったものですが、なんだか、きなりって婦人之友だよね。とも二人で思うのです。一時間強を過ごして慌しく神立駅に戻り、一駅で、高浜に行くのですが、恋瀬川を渡ります。この上にすべてが始まってと思うのです。筑波山塊の端っこの閑居山も見えるのです。駅で下り列車が６分の停車というアナウンスで、風景を写す事は、帰りに残して駅を出ます。
　車を用意していただいて、名刺を案内してくださる若栗さんにお渡しすると、きなりの詩を書いている人！と言われました。実は知り合いではない人で歳時記をお読みの方には直接は初めてあったのです。これが感激のはじまりでした。そして、有機の圃場をいろいろ見せてもらって、大根生産者とは直にお話しができるようにしてくださり、まったく知らない事だらけだと思いました。茨城生まれでも、資産のない、この農村地帯で耕さない不労所得しか、なかった？あったのか。そんな家に居た私には、農作物についても、農作業についてもまったく、はじめて目にして納得できることばかりです。そして、事務所での様々なお話し。食を引っ張るという五十野代表のお話。お漬け物の可能性。犬も歩けばだとそういう日でした。

　嫁だと台所で半泣きで、しかも自分のやっていることが可笑しくて。笑ってしまいます。今日の一日はまたまた、谷底に落ちるように自分の情けなさで終始しました。来年度の雨水探検隊でできること、や、１２月の手配事を打ち合わせしていると、先日の危機管理の体制ができていないことが、血の気が引くように感じられるのです。どうしても判断と責任を他に委ねてしまう体制では駄目だし。個人の持ちうる資質に負わせてしまうともう先は無くなるように思い、立て直さないと駄目でしょう。的確なサジェスチョンがあったと思います。
　今週の配送は万全に仕分けできました。これができないと、自宅の玄関の整理ができずに、家族内での様々な衝突の原因になっていくのです。それでも、夕方暗くなってからの班の引き取りには、気を揉むのですが、その混雑している玄関を通って、光接続の工事が入っていました。
　雨水のメンバーとの話しも切り上げて午後の工事に備えたのですが、三時半くらいからになって、以前したケーブル工事か何かの接続かどうかの影響があって、上手く進まないのです。工事が中断されての問い合わせ待ち時間は、一体私は何をしたら良いやら、下の義父母も何が起ったやら理解不能状況です。パソコンの周りだけと思っていたのに、通りを車止めして大掛かりです。前の工場の終了時間にもなってしまいます。車を出さないとなりません。迷惑をかけてしまいます。そのうちに接続の説明書を読んでいたら、CD-ROMを読み込まなければならないようです。工事の人に確かめてもそう言います。あれ、私のパソコンはその機能がどこかに行ってしまっていて、リカバリーするしかなかったのじゃあ。どうしましょう。またまた血の気の引くような感じで夕方の時間を過ごします。何とか、光電話の接続までは完了し長有研の蜜柑させぼを食べて工事のお兄さんたちは、次の現場に向いました。
　判らない事がでると、まず動くのです。パソコンを取り外して、暮れた中を錦糸町のヨドバシに自転車でそろそろと向います。それでもパソコンドックで事情を説明しても、前と同じ応えです。メーカーに出しての修理で年末年始を挟むということです。また、そろそろとうなだれながら家に戻ります。新しいパソコンを買わなければならないでしょうか。会社の資産にしましょう。でも、どこに置く。今日の工事の結果が接続はできないわ、パソコンを買うわで、話しが通るでしょうか。そして、すぐにでも使わなければならないので、明日はギルドに行くのに、帰ってきてまた、ヨドバシを見る時間が取れるのでしょうか。勝手にあれこれ一人で行動して勝手に落ち込んでいる。まったく可愛げのない嫁だよね。と義母に言います。どう声かけたものやらと思っていたらしく、それでもめげないから良いよねと言ってくれます。ああ、そうなの自分が馬鹿だと思うから、なんとかしなけりゃって。何か方法があるはずだと思うんだ。と言いますが、半泣きで悔しいのです。

　消費者として自分を規定されているなんて意識している人は一体誰なのでしょう。と思うのです。そして消費者とは何を指すのか。ものを買う人のことでしょうか。生き物の本を読むときには、森や水の中で主に食べる行為をする生き物を指していますね。人間社会では、生産と消費が隔たってきて、産業革命以降の社会に資本と労働と同じように現れたことばなのでしょうか。
　今、日本社会の中で国民というものとは別に、消費者があるようです。ものを買ったときに守られるべき権利を要する人達。ですね。国民生活センターの消費者相談窓口は、どうしてそのような名前になっているのかなと思うのです。国民生活の中で、消費者の部分以上に生活を捉えて総合的に向上を図る機関なのだと思うのですが、縮小ばかりが取り沙汰されるなら、もっと大きい捉えのところが、本体としてしっかりしていると言いきれるのでしょうか。
　消費者とは、暮らしの中でのそれぞれの個人の行為に帰するものだとしたら、消費者代表とはどういう暮らしを見ることができる立場の人を指すのか、消費者組織とはどのようなことを期待され、仕組みを持っているのか。一人で発言する消費者との間に差があるのかと思うのです。一旦ついた責任からは、さらに大きいあり方を自分で作らないと駄目ですね。消費者として普通の感覚を持つとはどういう事なのか、知らない事を知るためには、どう自分で知らないことは何なのかをえぐり出しながらだと思うこの頃です。
　流通とは、生産と消費の間に様々な形態で存在しているものです。個々の消費者だけでなく、社会としての最適なものをどう構造できるのか、きっと産業革命よりも、価値感の転換が起りうるのだとわくわくするのです。今回の様々な偽装表示について、くらしにとっての製造者とは何をさすのか、産地とは何のことなのか、くらしの中での期限の望ましい判断とは何なのか。今事業者の側が消費する側に問いかけているように、続くお詫び画面を見ています。

　ああ、やっぱり顔を出している。しかも、今日は午後の授業参観もした上での地域の意見を述べて欲しいということで、午後の時間を学校に行くということで、朝から、こんにゃくを作ったり、年末の応対があったりしているうちに時間がすぎて、そのまま午後になっているので、何だか追われます。夜の会議よりも、生徒の実際を参観するというのは、気が張りますね。これって、見られる側には、どうなのでしょう。と思います。自分が他人の視線を気にするのが、普段なのですが、誰かの様子を見るということをしなければならないという時に、見られる方はいやではないだろうかと思うのです。そして、見られる立場を意識しながら見るというのも、やらなくて良いことであればしたくはない、でも、見ることで、こちらが、今の中学生を知るということはすごくできるので、やはり出向いてしまいます。見るという事を学んでいます。
　授業はどれもおもしろく興味を引くものです。どの学年もその学年なりの授業ですが、三年生はやはり、もう卒業に向けての時間に入っていくのですね。日本の裁判制度などを公民の時間で見せてもらいました。大人になって必要から理解できることですが、覚えなければということで、ことばを学ぶには難しいしくみかもしれません。この子達は裁判員制度の中に大人になっていくのですね。それと、タイアップするような、次の時限での英語の授業では、キング牧師の演説についての授業でした。あのI　Have a Dreamです。この連続性を、今、人生を中学生の時よりは経てきて、とてもすごい事を学んで、義務教育を終えるのだと、大事にして欲しいものだと感じます。

　東京マイコープ本部に行きます。なんだか毎日のように出向いていて、うまく抜けられないのは何故なんだと思いますが、本日で一仕事終わりました。短期でしたが設けられた委員会に、経験者としての立場で関わりました。でも、組合員とのお話しの場に行っても、諮問された委員会でも、卓越していた先輩顧問の先生とは異なり、まだ生々しい部分があるので、もう少し距離を持たないと駄目だとすべてにおいて思うのです。差し出がましくなりそうです。そして、出が続くのは、時間を取られますね。家に居る事を充実させることで、別な繋がりへと発展させたいことには、こたえます。機関会議を増やしたのは誰なんだといわれると申し訳ないです。
　そうなのですが、やはり実際に人と会って話しをする中でのことばを得ることができます。自分だけで考えている事に対しての客観的な見方。または、思っていてもその先がことばにならないことを他の言い方で、言える人が居る事を知る。大事ですね。
　夕方は、灯りのともった東京タワーを真下から見上げて、まだ本格的には寒くなっていない空を見ます。湿り気の多い日でしたので、気温も上がりません。家に戻っても洗濯物が湿ったままです。

　だって可愛かったんですもの。中居君じゃなくてどん兵衛が。株式会社どん兵衛どんらんどに一日に何回も入ってしまいます。これはホームページのおもしろいつくりだなと思っていたのですが、はまりすぎ。一時的におもしろくなちゃうんですね。ゲームしてポイントが増えると昇進するなんて、なんだかくすぐるようなところがありますが、キー連打は、マリオの頃もゲームボーイの頃も早くなかったので、なかなか進みません。おまけに肝心なこともあったろうに、病み付きになってしまうのです。まあ、ほどほどにしましょう。夕方の食事が終わる頃、娘がバイト先から寄りました。ちょうど鍋に残っていたカレーを食べてくれました。めぐるシリーズのボディソープやら、歯磨き粉やら持たせます。義弟の庭でできた蜜柑も持って帰ります。

　お財布の中身。それとも、穴の開いた靴下。今日からのカレンダーの枚数です。１２月になって、午後からの冬のわいわい東京マイコープにお邪魔するのですが、昨日に較べれば、暖かくなりました。昨日は、午前中にATMやら、区役所やら、また、窓口への問い合わせなどもあり、残りおかずでの具で暖かい素麺を食べ、それから、コーヒーを飲むために福祉喫茶友達という、区の特別養護老人ホームに併設された、障害者団体連絡会で運営するたまり場に行きました。丸八通りに面しているのですが、大きな通りに面しているがために、徒歩では入りにくい施設かもしれません。
　ここに、Eコープ時代の私の先輩の方が、今、週一回お手伝いに来ていらっしゃるそうなのですが、春から訊ねたいと思いながら、梅雨の雨や、夏の暑さには歩いて来る気にならず、それ以外でも金曜日がなかなか使えなくて、とうとう１１月も最後に午後２時までしかいないと知っていましたが、１時過ぎに、入ってみました。夏にも一回来たのですが、２時前にお帰りになってしまってました。全然間のブランクが無く、あのWELOVE石けんを作っていたころに戻って、話しが弾みました。それだけではなく、今の組合員の生活についても良く見通して、そして私が取り掛かったことにも、とても良いアドバイスを受けることができました。
　１２月スタートは気持ち良くはじまることができました。