パプリカの生パスタ。そんなものが手に入ったので、色をいかしたメニューにしたいと、クリームスープにしてみました。コンビーフとほうれん草ではどうだろうとしてみました。色は鮮やかなのですが、茹でる鍋では立ち上ってくる、パプリカの香りが、コンビーフの重さに負けて、ぼやけてしまいます。コンビーフとほうれん草も打ち消しあってしまいました。もっとプレーンな方が、パスタは生きたようでした。難しいものです。
　ガーリックトーストと、ブロッコリー、レタス、トマトのサラダ。きゅうりと赤ピーマンのピクルス。連れ合いはワインを買って帰ってきました。
　食事がすんでも、ワインが残っています。くらし協同館なかよしで買って来たするめがワインのつまみになっています。

　お昼は柔らかいもので簡単に済ませられるものと思いましたら、村山で買った蕎麦粉があります。煮干と鰹厚削りで出しをとり、料理酒、塩、醤油で調味し、昨日の残った野菜の中から白菜、葱、えのき茸を取り出して煮て、そこに、練った蕎麦粉を落として蕎麦がきにしました。生おろしわさびと刻み葱です。蕎麦の甘さと粘り。
　そしたら、同じところにわらび餅粉があるのも見えました。たしか、タイの黒砂糖も残っていたはず。甘くて、柔らかくて、冷たいものはおいしそう。お昼の片付けしながら、ガスにわらび餅粉と、花見糖と、分量の水を入れて、練ってみます。もう一つの火口には、黒蜜が煮詰まってとろりとしています。冷凍庫に黄な粉が残してありましたのを、ガラスバットに拡げて、練りあがった、わらび餅を載せておきます。プレーンページで購入してあったものですが、つくるの簡単　わらび餅　おいしさ感嘆ですって。いつもの私のではないです。袋に入っている作り方の紙にかいてあるのですよ。みねぎしさん。類は友を呼ぶという気がしています。
　夜はふーどの牛ひき肉に手付かずになっていましたから、二人分ならばと牛ハンバーグにします。玉葱、椎茸のみじん切りに、少し、パーシャル室とは言え一週間以上ありましたので、香辛料を効かせようかと、ハーブソルトとバジルペパーを沢山振りいれて、なお、大葉二枚もみじん切りにして混ぜました。パン粉を牛乳でふやかし、卵一個繋ぎ。考えていたより、スパイスの効いたふっくらとした、美味しいハンバーグができました。ああどうしよう、次の登録。悩むところです。登録購入やめたらどうなるのだろうと。この方が楽になりつつあることが怖い。

　今日は、出かけません。と明け方のお布団で宣言して、寝なおしました。冷え込みに毛布を引っ張っても、肩先から熱が奪われていく感じがします。足のつま先も全然暖まらないのです。鼻がぐずぐずしていたのは、くしゃみが止まらなかったのは、高度な文明病の花粉症ではなくて風邪を引いていたのでした。これで、風邪を引く人種の仲間入りができたのかしら。先週、調子が悪いとは思いながらも、熱が出ていないと、繰り出して、そのまま長引いているのです。一回布団から出て、コップに半分の牛乳を飲んで、大衆風邪薬。
　お昼は少し頑張って、こういう場合に備えて購入してあった、善光寺蕎麦粥、ちょうど二箱、二人分あります。簡単にほうれん草のお浸し。そして、菜の花漬けに、もってのほかの甘酢漬け。スライストマトに玉葱スライスの赤梅酢であえたものと大葉を切ったものを飾ります。お粥を熱々にしました。塗りの匙で食べます。冷たいサラダやお浸しがわかるのは、少し直り加減でしょう。
　甘くて、冷たいものが美味しいので、苺と酪農家の牛乳と花見糖をミキサーにかけて、苺ミルクにしました。今週のとちおとめは商品案内表示以外です。商品案内表示以外って、まだ、知らなかった、産地を知ることのできるものだと考えています。段々仲間の産地が増えてくる、私達の基準を受け入れてくれる意思のある産地が、拡がるんだと思えます。
　夜は冷蔵真鱈の鱈ちり。白菜、葱、えのき茸、木綿豆腐。水に昆布を入れた土鍋に塩一つまみと、料理酒です。お豆腐が一番美味しいようです。黒豆の煮たもの。桜海老入り京がんもと筍、ぜんまいを昨夜煮てありました。野菜は、少なく見たはずですが残ってしまいました。いつものお鍋の最後のおじやにもしません。食欲がいまいち。
　そう思っていましたら、寝る前にチキンラーメンに卵を落として、丼に入れてきました。この人は食卓は自分が手を出してはいけないとして、おつまみは自分でする余地があるようです。そうか。

　きなりで見てからつくってみたいと、思っていました。お昼に一人分つくってみました。レシピは取っていなかったのでうろ覚えというか自己流ですが、この二つの素材のとり合わせが、少し不調の時にはなんだかとっても力をつけてくれるようです。それに、最後に唐辛子の赤を加えた写真がとても彩りが良くて同じようにはできなくてもと、やってみたのです。同じようにできました。そして一人で食べてしまいますから、良し悪しも自分の中、何に文句があるでしょう。実際に青森産蜆の旨味とニラの香気と歯ごたえ、冷凍蜆だから、ニラが残ったときにお昼の一品などにすぐできてしまうものです。得したメニューです。菜の花漬け、しもつかれと暖かいご飯のお昼でした。

　母が、寄りなさいと言って呼んだのは、境に住む方からもらったしもつかれを私に食べさせるためだったのです。北関東の冬のハレの食事。節分の大豆と塩鮭の頭と酒粕と鬼おろしでおろした大根、人参に椎茸を煮た郷土料理です。すみつかれとかしみつかれとも言われます。母は、北海道の人ですから、茨城生まれと言っても私の味にそんなに、茨城のものがなく、この歳になってはじめてのしもつかれです。ほのかな甘みが野菜や酒粕から出ています。なんて優しい味なのでしょう。持ち帰って、朝、お米は研いであったのでそのままのおかずになります。娘が寄ったので、食べさせます。鬼おろしという調理器具、これで作った大根おろしは、からみ餅にも美味しいですね。

　何年前からあるのでしょう。まとめて三袋購入してしまい、最初の一・二回は飲んだのですが、それっきりにしてあったものを、この頃出して飲んでいます。包材の袋から出して、ガラス瓶に入れ替えて、何年前のものかも賞味期限もわかりませんが、どちらにしても変わった味だから、いいやと飲んでいます。何かつり文句もあったのかもしれませんが、記憶には残っていません。そんなものが幾つかあります。
　義父母が薬草を買いに電車ででかけたので、ありあわせの、一人お昼を済ませて、昆布の佃煮をつくります。ほうとうの出汁の時のものと、その前のお鍋の時の昆布を、引き上げて冷蔵庫保存していたのです。冷凍になっている、石塚家の朝摘み紫蘇の実とをほうとうの時の出汁の残りと料理酒、醤油、赤酒で煮ました。砂糖は使わないのですが、赤酒と昆布からの甘みがあります。
　くつくつ煮あがってから、自転車で出かけて、向島のくるみパンに生ジュースのお店に行きます。和服のお姐さんもジュースで打ち合わせをしています。全部のメニューにくるみ何とかと書かれています。くるみとグラハム小麦粉サンドイッチにいちごジュース。どうやってくるみを割ればいいのでしょうと聞きましたが、剥き胡桃を買えばということでした。今年は小麦粉が値上がりしますよ。とカウンターの中から話されました。今、オーストラリアが旱魃で小麦が７０％減だそうだから、店のはアメリカ・カナダの小麦粉なんだけど、パン全体が値上がりしますね。と言ってます。オーストラリアの旱魃は墨田のパン屋さんも影響があるんですね。温暖化ですかね、そうすると、餃子や、シュウマイの皮も値上がりするのかしら。と聞きましたら、あれは麺粉だから、パンの粉とは違うけれど、さぬきうどんなんかもオーストラリア小麦だから。パンのねばりがうどんにあっては困るし、うどんのコシがパンにあっても困りますからね。と、いろいろなお話をしてくれるマスターでした。

　お昼と夜を合わせた分のお米を研いで、残り物いろいろお昼です。昨日のぶり大根を温めて、お醤油の色の滲みこんだ大根に、昨日より美味しさの増したカマを、しゃぶるように食べながら、義母がテレビを見ながら話しかけるのに相槌を打ちます。
　いろいろ話しこんでいったり、テレビを冷ややかに見ながらも、好奇心溢れている様子に、感心しながら、ひたすら、滲みこんだ旨味に没頭していたら、ぱりぱりと台所で音がしています。
　仕切りをあけると、そこには、何、鼠？と義母が聞きますが、そうではありません。こんなに美味しくなった、わたしのぶり大根が温めなおしたまま、火を消し忘れて、鍋から煙が出ているのです。大慌てで、火を止めて、流しにおきます。無残です。温める前には煮こごりになって、鼈甲色だった煮汁はすっかり無くなっています。二切れ残してあった大根も、ぶりカマの最後も焦げ付いています。無念です。一人でもう一回楽しめると思ったのに。
　義母は消し忘れは私だけじゃなかったんだね。と妙な安心をしています。そして、テレビの話ばかりして悪かったね、台所に気が行かなかったね。と言ってくれるのですが、そうじゃないのよ、お義母さん。私の食い意地が張っていたから、お膳にばっかり気持ちがいちゃって、ああ、でも悔しいったらないわ、食べるものの残念なことって、一番悔しいね。そうだね。と言ってくれますが。換気扇を回して、窓を開けてのお昼になりました。ああ、悔しい。
　夜は、昨日の続きで上の娘が寄りましたから、きなりのレシピであった、ホタテとレンコンのグラタンと、ふーどの牛モモブロック２５０ｇのフライパンでローストビーフです。グラタンのホワイトソースはバター、こんせん牛乳、なぜかある、ネスレのエバミルク缶、料理用白ワイン、塩胡椒で、自分でつくりましたが、その前に半日水に漬けておいた、片手鍋の焦げ付きをごしごしこすります。むかしはタワシのところに消し炭一個置いて、焦げ付き落としにしませんでしたか？。

　昨日が、体調の良くないピークだったようですが、今日はすっかり快調になっています。日頃、生産者の皆さんのこころのこもった素材を使っているお陰でしょうね。あれこれと午前中に済ませて、夜の用事の前に、明日の分のパンを作っておかないとなりません。それから、ぶり大根も作ろうと冷凍庫から長崎産天然ぶりカマを解凍し、湯通しして水洗いします。大根はふーどの野菜ボックスのもの。葉は糠漬けに入っています。大根本体は根といえばいいのか、実というのか、細いひげ根ではないから、やはり根ですネ。
　厚めに半月切りにして、無洗米の研ぎ汁で下茹でします。昨日の出汁をベースに煮ます。その合間にパンの計量、捏ね、第一次醗酵、ベンチタイム、第二次醗酵をし、天火で焼きます。どちらも食卓に出るときにはシンプルなのですが、同時進行です。出来上がりに安心します。
　打ち合わせを済ませて帰宅しましたら、連れ合いの方が先です。ぶり大根はあるのですが、上の娘が寄るのでもう一品を手早くできるものにします。チンゲン菜とカットやりイカをバターとオイスターソースで炒めてみることにします。きくらげも入った方が、見栄えが良さそうと、戻しますが、炒め始まってますから、指で器の底に押し付けるように、早くひろがれと言い聞かせながら、戻してみます。少し硬めかもしれません。
　連れ合いは好きではない筍とワカメのお味噌汁は、上の娘の好物ですから、私のとは言わず、上の娘が好きだからと、これは連れ合いに言い聞かせて、お味噌汁。和なのか洋なのか、中華なのかわからない取り合わせになってしまったと思っていましたら、あれを温めてくれと、コンビニ調達のよこすか海軍カレーのレトルトが出てきました。あちらも娘と分けるからと言います。私は結構です。

　雨の日曜日です。遅めに起きて、台所の床下収納から糠床を出して、手入れしました。足元は狭くなるのですが、同じ班の方が、きちんと手入れしながら冬も越していることを聞いて、糠恋しくなったのです。大根葉の捨て漬けから慣らしていきます。
　今日のお昼は温まるものを、さっさと作り始めます。昆布とかつお本節厚削りで多目に出汁をとっておきます。出汁を土鍋に移して、残りの出汁は蜂蜜の瓶の空いたものに入れて冷蔵庫に。
　かぼちゃ、白菜、葱斜めきり、舞茸、えのき茸も少しに一口こうやを戻して、土鍋にみんな入れて、煮えたらほうとう二人前をほぐして入れて、また煮ます。麺に充分に出汁が野菜のうまみと一緒に吸い込まれて、柔らかくなったところを見計らって、添付のお味噌を溶きいれます。小さい方の土鍋ですから一袋と半分にします。雨の休日の半日をお布団にもぐっていた連れ合いは、湯気の上がったところに起きてきました。七味と、そうだ柚子胡椒が残っていたと思ったときには、もうお鍋の底が見えていました。

　先日、酢豚にしたパル豚ロース肉厚切り二枚、のうちの半切れの残りで肉じゃがにします。肉じゃがは関東と関西で牛肉と豚肉がはっきり別れるそうですが、そうなのでしょう。我が家は普段は豚小間で作ります。今日はロース肉を薄く切って、それでも、もう私達にはお肉は多いのかもしれないと思いながら、じゃが芋を多目に剥きます。でも全体量を減らさないとと頭では解かっているのですが、じゃが芋三個半、半分は朝、カーネルホールコーンとトマトスープにしました。玉葱半個、人参約半分の乱切りにコンニャク薄切りを湯がいて、出汁、料理酒、天然醸造醤油、赤酒で煮ます。お醤油は小豆島のから通常のにもどりました。小豆島の醤油のこが仕込みを見ると、あのお醤油でも上手に煮物ができるようにしたいと思います。近海たらこの焼いていないもの、青森産のシジミと芹のお味噌汁。きゅうりと大根の薄切りの即席漬けです。きゅうりは規格変更でした。今日は環境ふれあい館で、甘夏みかんがたわわに実っているのをみましたが、この間パルシステムの柑橘は規格変更が続いています。それ以前に買い控えてしまっています。
難しいですね、産地を考えた時、注文したほうが良いのか、注文しない方が良いのか。最初から少量規格で間に合うような、夫婦だけの食事になってから考えるのではなく、子育て中にも話さないとならないことです。いまからでも、話しましょう。

　島原の雲仙の手延べ素麺と茸栽培から新しい、ノンカップ麺が出ていました。好奇心のおもむくまま、素麺は大好きですし試しに購入しましたが、一度に数種類の提案がありましたので、迷ってしまいます。一番凝っているものは、いつも私ではなく班の他の方が試みてくれますので、評価を聞いてからにします。私のはあっさりとした養々麺でお昼にしました。すっかり中華麺のことだと思って見過ごしたという義母も、お湯を注いでどう出来上がるかと、私の丼を興味深げに見ています。素麺のしこっとした喉ごしがあって、茸やワカメに葱のフリーズドライもしっかり戻っています。色を見てきっと薄味だろうね、私らの口には合わないよ。と言っていた義母ですが、そんな事ないよと、一筋二筋を手の盆に渡すと、あ、これならおじいさんにも大丈夫かもと言いました。時々もう作るのがやになっちゃうときがあるからね。そんな時に便利です。タイミングを外して帰宅した連れ合いには長崎ちゃんぽん風のものになりました。これがあれば、真冬の夜遅く帰ってきても、キンキンに冷やした素麺の仕打ちはないでしょう。もとい、飲みすぎたときにはおいしいらしくて作っていましたが。