薄一郎牛と林牧場豚の生ハンバーグベースが冷凍庫にありました。いきなりの雷雨の後風が冷たくなってきましたので、暖かめのスープでいいかと考えていました。肉団子スープにしましょう。熟読中の名栗川少年記の世直しの打ちこわしや維新後の戦争がやはり五月六月に雨が続いて麦も桑も育たない年のこととして描かれています。それを読みながら、暖かいスープに肉団子で食べることができるなんてと思います。午前中、まだ雨にならないうちにベランダの麦を刈って干しました。中学校の音楽の時間に副教材で配られた郷土の歌に常陸麦刈り歌がありました。口ずさみながらの麦観察も終了です。
　スープはふーどの野菜ボックスの蕪と人参、そして白菜をチキンブイヨンとベイリーフ、ハーブ＆スパイスソルトと、伯方の塩で煮てそこに肉団子を入れるのですが、いつもの挽肉からつくる手順で考えていましたから、玉葱のみじん切りをしました。ハンバーグベースはすでにそれらも混ぜ調味されているものでした。玉葱は要らなかったのかしら、とも思いましたが、甘みの増したものになります。最後にこんんせん牛乳と国産薄力粉でとろみをつけます。
　結構いい味にできました。今日は娘達のところのお風呂に入ってくるので、また小分けにして持って行きます。

　少し胃もたれなままですので、大根と佃権の細切りねぎ天とカットやりイカを煮てみます。大根は無洗米の研ぎ汁で下茹でします。出汁で煮ながらふーどのインゲンも残っていた事を思い出して、使います。料理酒・醤油・赤酒の煮汁の中でやりイカはどんどん縮まってしまうのでした。間に二階へ上がって、名簿の整理などをしていると、この頃焦がしつけてばかりいる私が心配になったらしく、階下から義母が煮物は大じょうぶ！と声かけしてくれます。ご心配おかけします。大根が美味しそうですので、おろしと玉子焼きを先に出しておきます。頼んだのは、お茶菓子だったのですが、ベルギーのチェリービールも買って帰ってきました。きれいな色とほんのり桜の香りです。でも私は用心のために百草丸を今日は服用します。きゅうりの糠漬け、木綿豆腐と葱のお味噌汁。

　子供達が夕方から集まって、台所に立ってくれています。連れ合いはパスタで良いよというので、ふーどのしゃも肉網焼き用を下味をつけてソテーしたものを上に乗せたスパゲッティになるようです。下の娘が先に来ていましたので、必然的に主導しています。息子も手伝っています。上の娘はあれはあの子達の役目だからと言っていますので、せっかくのカーネーションを花瓶に生けてもらってテーブルフラワーにします。その合間に、みんな浴室の工事の様子を見ては、いろいろなことを言っています。
　ふーどの野菜ボックスのべか菜やラディッシュも今日の献立の材料に組み込まれているようです。誰か嫌いだったセロリもさりげなくアピールしています。子供の成長って早いような、それでも突き放すことはできずに、来れば、おばあちゃん達が寂しがっているからまた、おいでとしてしまうのです。義母はチョコレート・ビター・ケーキを用意していました。

　不摂生が祟って？緊張が続いていてなのかお腹の調子が良くありません。今日はのんびりしていることにします。夜もうどんのお鍋にすることにしました。出汁をとり、白菜、葱、かぼちゃ、じゃが芋、人参の蒸したものの転用に、うどんを茹でて入れます。あとは舞茸とひとくちこうやです。銭湯から帰ってきて、疲れたと言う義母が座り込んでいます。体中あったまって良いんだけれど、行き帰りが遠いからねと、喉が渇いた、何か冷たいものないと言うので、冷やしたあった麦茶をコップで出します。麦茶を飲みながら、私達のお鍋を良いねとのぞいています。お腹に優しいからね。多目にあるから、食べてみる？と訊くとさっきまで、息も絶え絶えではないかという疲れ様子だったのですが、取り分け皿を受け取って、自分のお箸を出しています。私がかぼちゃって甘いねと、沖縄かぼちゃを食べていると、そうだよかぼちゃだけでも甘みがあってと、お鍋の中のかぼちゃを食べて良いと連れ合いに聞いています。これが食べたかったのよと。でもお替わりを連れ合いによそってもらうと、その他のものも、結構食べることができるようです。こういうものからの甘みは無理なく身体の疲れをとるような感じですね。

　さも、一つのメニューのようですが、昨夜尻切れトンボで終わった食事の残り物片付けのことです。風が強くからっとしているので、素麺も考えましたが、国産小麦のうどんを茹でて、肉味噌を出汁で温めたものを乗せただけの簡単なもの。そんなものを掻きこんで、出かけます。今日は、双方別々の夜の予定。それもまた、好都合な時があります。乾杯も何とか済ませました、心置きなく飲めるのです。

　おかしいなと、今週の配送を受け取って中身を見ながら思うのです。ふーどの牛肉がありません。そこで、センターに電話をして登録状況を問い合わせます。やはり登録が途切れてしまっています。原因はもちろん３月での継続の確認が不完全だったことです。とても忙しかったのですが、締め切り週に電話で確認したのですが、いきちがっていたのでしょう。少しがっかりというか第二週の献立の予定はすっかり乱れました。しかたないというか、これを好機として、冷凍物をなるべく片付けましょうか。今日は残っていた挽肉と冷凍鶏挽肉での肉味噌にして、蒸し野菜に添えて出してみましょう。かぼちゃ、じゃが芋、キャベツ、人参、アスパラガスです。そして江戸前あさりのお味噌汁。きゅうりと赤ピーマンのピクルス。でも、キャベツの切り方が大きいと言っています。折角の春キャベツなのになんていうことでしょう。そして、肉味噌を巻いてオムレツにならないかと言います。焼いたら焼いたで、これは混ぜた玉子焼きで巻いたオムレツではないですって。ここで、夫婦の会話も途切れました。銭湯に出かけてきます。なんて便利なお風呂タイム。

　山菜の美味しいお蕎麦屋さんが両国にあります。しばらく遠出のお昼はしたくないと言ったのですが、亀戸の行く度に満席のラーメン屋は今日も満席で、両国まで来たのです。山菜は好きではない連れ合いが何故か注文してくれました。山うどの酢味噌、蕨の煮浸しには白胡麻が振ってあります。そして蕗味噌。それなのに、私の作る夕ご飯も蕨のお浸しと、筍と油揚げの鰹節の煮もの。もち麦の混ざった麦ご飯は二日目です。娘が生地屋から寄りましたので、とろさしみコンニャクを切ります。わさび醤油のタレは添付されています。それに昨日の餃子の残りと、秘蔵してあった三尾のはたはたを焼きました。どうも連れ合いは、納得していないのです。玉子焼きのリクエストがでました。

　やはり、今までののんびりしていたくらしが朝から、天変地異のような騒ぎです。義父母と疲れないようにと声かけしあいますが、どこかで張り詰めているのです。だから、今晩は手抜きにします。餃子だけ。小間肉と挽肉が腐らないように、小間肉を挽き肉状にして、ニラも腐らないように、しみじみと無店舗のシステムで、冷蔵庫に押し込めている私のようなものが、丈夫なニラを使えることを考えると、野菜の検品をしていた方々の努力を感じるのです。台所で腐らせちゃ駄目と、白菜の２枚半と干し椎茸を戻したもののみじん切りを炒めて、大判餃子の皮で包みます。使い切ろうと、２０等分した具を詰めていくのですが、最後にフライパンのへりにくっついていたものを集めたら一個だけ鉄鍋餃子のような棒状に見えるものになりました。ふーどの野菜ボックスのサニーレタスを洗って全部お皿に敷いて餃子八個づつ。後は白菜のお漬物と、油揚げと蕪 のお味噌汁。白菜漬けそして、コリアン白菜キムチ。二瓶あるラー油は段ボール箱に入れて高いところに移動しています。お醤油差しはガス台の下に変わっています。調味料の位置が変わってそれを忘れているととても大変。さあ、私は女湯に行ってこよう。

　夕方に打ち合わせが中野であります。悩むところですが、明日に備えて外出は控えめに組んだ結果こうなりました。よもぎ入り白玉と粒餡の残りで簡単な和スイートを一人分作って乾物と冷蔵庫の残り物がすっきりしたのです。その後じゃが芋を茹でて、小間肉を小さく切って挽肉状態にして玉葱、干し椎茸を戻したもののみじん切りにし炒め、茹でた剥きえんどう豆と合わせてコロッケにしておきます。国産薄力粉、常盤の卵半個、国産パン粉までつけて冷蔵庫に入れておきます。
　戻ってから、春キャベツを千切りにし、お味噌汁は油揚げと小松菜。残っていた子持ち昆布での簡単な夜ご飯になります。土曜日の新聞にこの頃のソースが濃厚なものが好まれるようになったとありました。そんな中で三位にあったオジカのウースターソース。連れ合いはパルの中濃ソースです。白菜のお漬物。

　気温が低くなっています。もう五月の連休は終わるのですからこれからの低温はおそろしいものになります。今夜は焼き魚を食べたいと、いしもちに化粧塩をして焼きます。二尾入ったものです。いしもちはＩＣＡソウル大会に東京都生協連として行った時に、ご馳走になって、大切に食べているのを感じてましたが、昨年暮れに、おめでたい席に出す日本で言えば鯛のような意味のお魚です。と聞いたのです。韓国のお料理は野菜の扱いがとても素晴らしく、見学したスーパーでもナムル類の品揃えに感嘆したのでした。きっと一つ一つ食べ物にはその意味が食べる人によってあるのでしょう。それが受けつがれていくと文化となるのだと考えました。うめてば豆腐と三つ葉のお味噌汁。三つ葉は最後になりました。連休のような時に良い取り合わせだったと、少しこころが浮き立つ魚好きの私です。いしもちってどこに石があるのかしらという会話もできます。春白菜のお漬物を食べ始めました。おつまみには、北海道漁連の子持ち昆布に鰹節を削ってもらって乗せます。どこまで、鰹節は削れるものかという話しや、最後に何に使うかという話しがありました。あとで気づいたのは雑誌にそのような事が書かれていたのです。それとおおっぴらに書くものではないのですが、朝のうちに煮た、蕗と油揚げの煮物があります。雨の日曜日に少しゆとりで煮たのに、家人とのやりとりが渦巻くままに新聞を読むのに集中して、焦げ付いたものです。鍋の上の方だけ器に入っています。ところどころに茶色の濃いところがあります。連れ合いは箸をつけません。

　おいなりさんの油揚げは豆腐屋さんのおじさんが、お店で開いてくれました。冷蔵庫から出してきたものを包丁を横にして叩いて、冷えていると硬くなって開きにくいからねといいながら、手を動かしますが、震える手で余計破いているように見えるのです。破いたっておじさんの自己責任だからねと。早仕舞いしようと思っていたからと破けたものも入れてくれました。この頃は子供の日だからっておいなりさん作らないし、昔はこうやって豆腐屋が揚げを開いてやると、出来たおいなりさんをお母さんたちが届けてくれてね。あら、御免なさい。そして、こんどはおじさんが餡ころもちをお母さんたちのところに届けてね。そうだったんですか。そんなやりとりをして帰りましたが、油抜きした揚げと厚削りの出汁だけ作ってあとは義母まかせになりました。今日は午後は出かけるのです。柏餅は味噌餡のものと、粒餡のもの二種類を今週の配送で購入してありますから、適当な数だけ冷凍庫から出して朱塗りの半月盆に乗せ解凍しておきます。義父母にはそのままおやつの時間にどうぞとしておきます。
　夜、劇の興奮のまま、のぼせて、お腹を空かせた娘も一緒に戻ってきました。余分な数のお稲荷さんで正解でした。丁度連れ合いも終わっていたので、手鞠麩とうめてば豆腐と糸三つ葉のお吸い物は二人分つくり、大紀コープファームの甘酢生姜を、話してあったけれど開けていなかったので、きっと冷蔵庫に押し込めすぎていると瓶に移して少量を出します。あとは茄子の糠漬け。娘は両方の柏餅を食べています。もう終わったと言った連れ合いは、養生にゅうめんの袋を出しています。それはあなたでも作れるのよ。といいましたら、きょとんとしてます。温めて揚げの残りを乗せて食べています。何も、お豆腐やさんに届けるものは残らないのでした。

　朝は人参とロースハムのオムレツに、ふーどの野菜ボックスのサニーレタス（半分は娘達のところへ）とイチゴ。天然酵母食パンでした。それからおにぎり持って出かけたのです。当然おにぎり食べて、水筒のお茶を飲んで帰ってくればたとえ分厚い本が三冊入っていても荷物は軽くなるはずでした。道の駅という誘惑の多いところは、本数の少ないバスに乗り遅れないように駆け足になります。それなのに、今まで買っていた胡桃の中で一番安いのではないだろかという胡桃の鬼の表情に私は負けています。一袋１５０円多分３０個はありそうですし、剥き方に自信がついたのでついつい買ってしまいます。もう昨年のものだからの値段でしょうか。ここで、得した気分になっていたら、西武秩父の駅に入る前に仲見世があるのです。芝桜なんとかのものもありますが、山菜のコーナーで、やはり足止め。コシアブラとか花ワサビとかそして山うどなどがありますが、我慢のしどころなどと思っていたら、野蒜を売っているのです。土手で摘めばただのもの。蕨、筍も、採ってきてならべるには値段がつくものですね。野蒜が２０粒ほどで２１０円、蕨一握り４００円、筍小さめ二本で４００円。ずっしりと荷物は重くなっています。
　出かけて帰ってあまり手間をかけたくないけれど、疲れて手抜きの表情（鬼ではありません）になるのも悔しいと、筍の下茹でと、蕨の灰汁抜きを済ませて、豚肩ロース肉でまたまたとんかつを作ります。春キャベツを沢山切って春を感じます。グリーンピースの艶煮とレモン、トマトの櫛形切りで済ませますが、先付けに野蒜を剥いて味噌を添えてみました。通りかかって義母が新婚時代に随分摘んで食べたことを話します。値段を言うと驚いていました。うめてば豆腐と葱のお味噌汁、蕪ときゅうりの糠漬けです。

　義父母が午前中に二人仲良く出かけました。私はお昼にかけての留守番です。ご飯をグリーンピースご飯にセットして、４月４回の商品案内に出てヨーグルトチーズケーキを作ります。グラハムクラッカーをつぶすのは最初は小袋のままでしてみましたが、小鍋に移して木べらで砕きます。そして溶かしバターを混ぜて型に入れるのです。１８cmが他ではなく少し小さめの径のものにします。よつ葉クリームチーズ３００ｇとこんせんヨーグルト２５０ｇ、まるで、量ったような残り具合だったヨーグルトが終わります。グラニュー糖だけでは足りないので、というか大部分を花見糖でしてみます。真っ白にならないかと思いましたが、きなり色でなんか親しみのあるものになります。レモン汁は秋田産？のレモンで絞りました。ゼラチンで固めながら、お昼を済ませて、留守番を義父母と変わって、私は大荷物の自転車で出かけます。夜は上の娘も、後から合流したしたの娘も一緒になりました。牛蒡と骨付き鶏肉を、山うどを漬け込んでいた味噌床の味噌を使って煮てみます。人参、舞茸、ふーどの隠元も加えます。明太子とじゃが芋のマヨネーズ和えにフードの玉葱スライスとふうどの野菜ボックスで届いたラディッシュの薄切りを混ぜて、大葉の千切りを乗せます。茄子を油で焼いて生姜醤油と鰹節で食べます。なめこと葱のお味噌汁。お漬物は山うどを全部床から出しました。あとは残っていたお漬物です。デザートがチーズケーキです。野菜ボックスの新鮮なものを娘達に分けます。

　先日の雨水探検隊の打ち合わせのオプションで、すんなり決まった本八幡の有機野菜のお食事会です。京成八幡の駅前で集合して茶櫨de久美に行きました。住宅街の中に入った、ご自宅開放のサロン。そこで、県内のこだわった産地から宅配で取り寄せた野菜を中心にしたコースランチです。今回は筍です。筍と言ったら先日の筍おこわと、春巻きにしたり、煮物の私には、珍しいお料理ばかりでした。ここで全部書くよりも、野菜料理の新しいレパートリーを増やしたい方には、良いかもしれません。一番最初には、姫皮をホタテの貝柱で和えたものと、発芽ピーナッツの茹でたものと、空豆のチーズパン粉揚げから始まりました。
　空豆の豆豆スープ。筍の焼き物。カマンベールと舞茸乗せとアンチョビーとトマトソースに春菊が入っています。そんなこんなです。新しいレシピがたくさん。久美さんは、マクロビオティックやテーブルコーディネートをされている方。雨水の世話人の荒川さんは、墨田インターナショナルで、食べ物からの国際交流をされていて、秋葉原でのインド料理店もされている方。私達はそれぞれに食べることには興味があるので、とても充実した時間を過ごせました。

　それでも、二人で一個食べるのがやっと。ふーどの隠元と薄一郎牛肉で、玉子とじにします。薄一郎牛肉も切り落としのパックが使いきれなくて、三分の一ほどがあったのです。もうぎりぎり限界のようですが、外に行くことが続くと、配送のもので一週間の組み立てをしようというのが崩れるのです。だから、我が家流の消費期限を持たないとならないのです。じゃが芋は１cm巾での薄切りにして隠元の長さと揃えます。バターと菜種油半々で炒めて出汁・白だし、醤油で、味付けした玉子とじです。大根おろしに味付けえのき茸の瓶詰めをかけたもの。頂き物の黒豆の煮豆、香典返しの味付け海苔。水菜と厚揚げのお味噌汁。きゅうりと大根、人参の糠漬けです。じゃが芋など鼠の出没に夜は床下収納に入れたりしていたのですが入れっぱなしの日もあったものです。鼠は台所の改修の話しが本格化してから、鳴りを潜めています。