娘は夏風邪のようです。復調しはじめたので、今夜は自分たちの部屋へ帰ります。午後になるともう布団が邪魔なようで、起き出して時間を過ごしています。出窓に置いてあった茶釜の前に私の祖母、子供達の曾祖母の水指やら茶碗やらを見つけて、お母さんお茶点てているの。飲みたい。と言います。何年もお稽古はせずに、娘達が通った師匠さんには、そのうちに親もと言いながら怠けています。私は子供ができる頃までの記憶のお手前です。娘はほらやっぱりいい加減と大笑いしながら、二人で交互に点ててみます。こんな時間を人生の中に持てるようになるとは、子育て中には考えなかったことです。五色こはぎが少し残っていましたので、方形皿に斜めに三色並べてみました。お茶もパルの宇治産有機抹茶です。
　夜はもう大丈夫のようだと、さわらの南蛮漬けを作ることにします。万能葱、にんにく、生姜を細かく刻んで料理用酒、赤酒、天然醤油、純米酢を煮立てたものと合わせ、七味。魚は料理用酒であらって、踊り場から薄力粉をとってきてはたいたものを焼き熱いうちにタレをかけます。グリルではアスパラと椎茸を焼いてみました。大根おろしと三原のレモンとお醤油です。
　ぜんまいと絹生揚げの煮物も作ってしまいました。お味噌汁は筍とワカメ。糠漬けはきゅうりと人参でした。糠漬けやらっきょう、梅は流しの下の浄水器の前にパラダイスができました。何故か義母の魚焼き網が、そこに巾を占めています。グリルではぱさつく私は網が良いということです。

　朝、沖縄パインを切りました。今日も朝は果物だけで良いと出て行きます。ついつい相手に合わせてしまうので、私も不規則になってしまうのです。お米から炊いたお粥を、真新しいガス台に吹きこぼしながら、午前中は過ぎました。お昼に起きる事ができた娘は昨日食べ切れなかったうどんを汁と麺で分けてあるといいます。野菜も柔らかくにた煮込みうどんに直しました。そして、義母ははじめて見るコンベックが楽しみらしく、早くあんた何かお菓子を焼きなよと言いますから、そのまま台所で、使用説明書と首っ引きで、ホットケーキミックスに今朝の沖縄パインの残りと、とても青いバランゴンバナナのスライスを入れたものを焼いてみます。どれが適切な天板なのか、時間やソフト設定は、はじめての機能ですから、今回は試し焼き。まず、空焼きをしてというのも予熱スイッチかと間違えていました。まあ試し焼きですが、素材にたすけられました。使い勝手はまだ慣れていませんから、焼き型に近いところだけがくっついてしまいました。粉糖で覆ってしまいます。
　夜は三口のレンジになったので、朝のお粥も温めながらの仕度ができます。
　今週は鮮魚鯵を注文していました。小さめのが三尾来ましたので、風邪ひき用に煮魚にしました。ゼイゴは尾の方から取るんですよ。ふーどの野菜ボックスの牛蒡も一緒に煮ます。野菜籠の中を見たら肉じゃがも作ってしまいました。きゅうりと茗荷、海ぶどうの酢のもの。蕪の糠漬けと白瓜の最後。そしてお豆腐と油揚げのお味噌汁です。その前に今週もとうもろこしを茹でました。

　卒業制作のプレゼンテーションにかかっている娘は、どうやら風邪をひいたようです。クラスでもはやっているとか、麻疹になってる子もいるようです。先日確かめているから麻疹ではないと思うのですが、ご近所の小児科・内科に行きました。先生は二代目です。患者は三代目。
　風邪を引いたら、柔らかいものでしょう。連れ合いや、上の娘はあまり関係がないのですが、下の娘は具合が悪ければ、お米から炊いたお粥や柔らかく煮たうどんで育っています。
　不意打ちでしたので、今夜は出かける事になっていました。成人だし、寝てるしかないしと、出かけます。ガス台も流しも一番最初の日に作るものを予定していませんでした。出汁をとって、薄味に調味して、小松菜も柔らかめに煮て玉子とじです。

　半端な袋物を使い切ってしまいましょう。遅い時間にお茶漬け食べてお昼寝をして、胃もたれ気味でしたが、いつもより遅く夜ご飯になりました。丁度良い。お米は炊かずにスパゲティです。冷凍庫にあったのは大分地タコブツ切り、カットやりイカ、江戸前あさり、エコシュリンプLが一尾。イカやタコは包丁を入れ小さくします。エビは洗って背ワタをとったら四つに切ります。野菜室からはマッシュルームとアスパラ。グリーンセロリ。にんにく。これはスパゲティ用に使います。ポークとビーフのウィンナーをボイルして、マヨネーズの空き瓶につけてあるザワークラウトもどきときゅうりのピクルスを添えた皿。それから、スライストマトにきゅうりの塩揉み。これは避難台所の面倒くささに怠けていたら、大急ぎ信号の出ているきゅうりになっていました。表面を洗って痛んでいるところを落として塩揉みしました。グリーンセロリのみじん切りを飾ります。ビールは今夜はエビスでした。

　今、冷蔵庫に残っていた、瓶のものも少し減らしています。これは少なくなったと思うとまたすぐ増えるのです。近日中に冷蔵庫が台所に戻せるので、中を軽くしておきます。プラスチック容器をなるべく使わない冷蔵庫収納は、瓶の重さの調整です。今日は最後に近くなったママレードがあるうちに作ろうと思っていた、鶏手場先のママレード煮を作ります。いろいろなやり方をネットでもみて、要は鍋で煮るだけだとママレードと出汁少々、生姜のすりおろし小さじ半杯くらいと醤油で煮ます。レタスとサニーレタスのお皿に移し、鍋に残ったママレードを上に飾ります。もう一品、だいぶ冷蔵庫に居続けた蕎麦味噌で茄子と椎茸絹さやを炒めます。
蕎麦の実の噛み応えがあって贅沢な味噌炒めです。これは瓶が空きました。お味噌汁は白菜と木綿豆腐。茄子の糠漬けに白瓜。

　大化の改新てこの国の大事（おおごと）だったのだと考えているのです。いろいろな法整備を整えて、情報システムや時刻も測る工夫をしたのですから。どうして、時計が好きな人はいるのでしょうかと考えるのです。携帯に付いているものしか持ち歩いていない私です。あちこちで、目にも耳にも時間を通知してくる社会にくらしていますもの。それでも、いつも時間ぎりぎりの生活。体内時計といっても生き物たちほど正確ではありません。紫陽花が色を変えていくのはどういう仕組みなのでしょう。押上駅に向かって新あづま通りを行くと大柄に色づいた紫陽花が目に留まります。すみだの花火という種類もあります。この季節には、雨空の下に映える花です。
　身体は野菜をもっと欲しいと感じているのですが、外に出てしまうと主とする料理の名前で、野菜を摂っていないようです。家の冷蔵庫には今週もふーどの野菜ボックスのものが入っているのですが、混みこみの状況ではしかたないです。水茄子が小柳のメニューにありましたので、注文しました。これも時期を失いたくないものです。

　日焼けには弱い私です。はじめて日焼けの痛さを味わったのは、青い芝の大洗での海水浴だったのでしょうか。とても幼い記憶です。水着もなくて子ども用のシュミーズで泳いで、それはそれは楽しく海で遊んだのに、次の日から肩や腕に水ぶくれができたのです。私は父の肌に似ているようで、母には未体験のことだったようです。さすがに面の皮も厚くなったこの頃は用心してそこまでは無防備ではない積もりです。それで、今日は北海道から航空便で届いたアスパラを食べます。ただ、茹でてたべます。エコトマトも切りました。木綿豆腐に万能葱と削り鰹節で冷奴。そして赤魚粕漬けを焼きました。大根おろし国産レモン。玉葱とワカメのお味噌汁はうめてば味噌です。蕪の糠漬けと白うり。とても涼味のある献立でしたが、あちこちに乾物を押し込んである中に、自分でコンビニで買ったビーフハヤシのレトルトパックが連れ合いの目に付いたようです。これも温めてですって。

　今日、明日と家の中には変化はありません。流し台とか食器棚の作りこみをしているはずです。まだまだ不思議な配置の我が家です。階段の踊り場に糠みそや乾物があります。お米もです。洗面所にタワシと食器用のスポンジなどあって、和室のガス台との行ったりきたりがもう少し続きます。揚げ物は和室で調理している間は無理だからと。今晩は豚ロース薄切りで、茹でたインゲンと人参を巻いて、ハーブ＆スパイスソルトを振り掛け、パン粉をまぶしたものをフライパンで焼いてみます。付け合せはふーどの野菜ボックスのサニーレタス。玉葱とグリーンセロリスライス入りのポテトサラダです。お味噌汁は油揚げと蕪。白瓜の浅漬け。
　今週は、梅もらっきょうも購入してしまいました。足の踏み場もない和室にもう梅ジュースの瓶が並んでいますが、今夜ははじめてラッキョウ漬けをしてみようと、取り掛かります。さすがに臭いに負けて連れ合いはさっさと二階へ上がってしまいました。水洗いして乾かしたものを薄皮剥いて、ひげ根と茎先を落として漬け液は、塩、水を煮立て、酢と鷹の爪を加えた物です。凄いのですよ。大きめのガラス容器に多目の漬け液を注いで、梅の瓶の隣に並べておいたら、らっきょうが動くのです。まさか！と目を凝らしてもう一回見ます。もしかしたら、ごきぶりでも混ぜてしまったのでしょうか、でも違うのです。なんだか瓶の中の全部のらっきょうが動いています。えー。何故でしょう。そのうちにらっきょうの気持ちがわかってきました。みんな、根の方が下になって、茎が上になるのです。どのらっきょうも土の中で育ったようにガラス瓶の中でも居たいのです。一番底に入って上のものに押されて、どうしても横に寝ているものがあるのも、何だか身につまされるし。深夜の神秘は深夜の真理でした。

　雨水探検隊の稲配りに秋田大潟村の阿部さんは八郎潟駅前の畠栄菓子舗のあんごま餅を添えてくれました。折り一面に餡と黒胡麻の二重奏。まだ柔らかいお餅。もうこれは餅と餡好きの義父母のおやつ。そして、今日の塗装の合間のお茶にも出しましょう。これは初めて。伊勢の赤福もいいけれど、もっと野趣のあるもの。そして馬場目川の流れが包材の紙に印刷された地図に出ていて、この場所知っていると自分との僅かなつながりを言えるお餅。そういうことが大事ですね。でも、食べたいが先になって、写真を撮ることを思い出したのは食べ散らかした後でした。
　夜の本格派インド料理。ビールはマハラジャとかエベレストとかです。墨田インターナショナルという国際料理教室を始めた荒川さんが、周りに居るインドの人たちの働ける場所もなければと、はじめてからやはり１５年になるでしょうか。ナンも美味しい。阿部さんを囲んでの懇談会。終わりにはお持ち帰りの分を買って今夜の連れ合いも本格派。そして、義母も大きなナンをちぎってアスパラガスのベジタブルカレーを相伴しています。私は、梅ジュースづくりに専念できます。

　今日は延々と暑くなった道路を自転車こいで、お昼です。郵便局に行ってついでにお蕎麦にしようといわれて、ついうかうかと、さして厚塗りしない日焼け止めの私には、諦めるしかない汗の出る道で、行き着いたところは、日本橋室町の砂場の蕎麦です。錦糸町に戻ってゴミ箱を買って帰ると確約させてついて来ました。ここは、葱は千住葱をつかって風味を活かすために水にさらしてないとか。連れ合いの見ているガイドブックはこの頃「浅草」から「東京下町を歩く」という、より広範囲のものにいつのまにやらなっています。ゼーゼー言って帰り道に錦糸町によります。そこで、買い物が終わったらもう四時過ぎです。のどが渇いたとケーキセットのお店で、いちじくのタルトと紅茶にしました。相手はマンゴーといちじくのタルト。疲れを取るのにいいらしいよ。このいちじくはどこのでしょうね。
　今日は夜食は、山女のバター焼きと決めています。そして昨夜の連れ合いが食べなかったチンゲン菜とポーク炒めは緑豆春雨を足してスープにします。山女はムニエル風にしますから、ほうれん草のバターソテーとミニトマト。狭いところで、氷をガラガラかきだしています。それなら、ついでに、レモンを出してスライスしてといったら、案外綺麗な輪切りを山女に飾っています。パルのスパゲティを茹でて、にんにくと鷹の爪を有機オリーブオイルで炒め、江戸前あさりとマッシュルームスライスに、紛れるだろうと、水菜一株。
　このメニューですが、スプーンもフォークも高い所に乗せてありますので、お箸で食べます。このお箸でスパゲティということが、思ったよりも難しい。蕎麦とは違う弾力を麺が秘めているのです。そして、口に頬張るすすり方ではない、捉え方をしていたことに気づかされました。そのためにはフォークも素材の性質と用途にあった道具だったのです。私が山女も平らげる頃、連れ合いのお皿には青みが残っています。上手くお箸で取り分けているのですね。山女でもう少し食べたいようで、パンは？と言いますから、野菜を食べなきゃとします。

　月曜日に大工さんが、女房の実家の方に行って少しですがと岩魚と山女を釣ってきてくださりました。感激です。綺麗に下処理し冷凍したものです。午後から解凍して塩をして焼きます。何て幸せな味でしょう。今日で大工さんの部分のお仕事は終わりました。お茶の時間にご家族の事などもそんなにお話をしませんでしたが、大切にされていることがわかるのです。そして、岩魚を食べる時に感じる幸せは何なのかを考えるのでした。チンゲン菜とわしたポークを炒めてみました。それから、空豆の塩茹で。空豆はＪＡやさとのものになっています。これは私の故郷の山を越えたところ。友人が出荷しています。
　少し、したためて帰ってきた連れ合いも、全然臭くないねと一皿（一番大きな岩魚）を食べてしまいました。私は一番大きな山女と小さな岩魚。義母は二番目に大きな岩魚を明日の楽しみにしています。大小あることに、また、感激です。

　何回食べたかな、番外編に晩冬の藪川を書きましたが、初夏の藪川の蕨はアクも少なく、美味しいものです。そういえば、ここの蕨を食べて、娘達は蕨も美味しいものだとなったのです。今晩は、竹田さんが持ってきてくださったものを茗荷谷で食べることができました。様子はＮＰＯあったかキャッチボールのブログに出ています。そうは言っても私は夕方になってばたばたしていたので、もともとゆとりもいれて、この位には行けるでしょうとしていた時間通りになり、先に始まっていた皆さんはもうすっかりご機嫌のところでした。でもとりわけて置いてくださったもの。嬉しかったです。
　夜出るような時は、お昼に炊飯器や戸棚のものを残しておけない季節になってきました。セロリの葉っぱとわしたポーク、半分あったピーマン、それに朝食の残りのレタスと目玉焼きを混ぜ込んで、炒飯です。これを見ている義母は焼き飯というのです。

　昨日の東京マイコープ議案書説明会での、お土産でした。当日に食べてください。今朝の私の食事。それに、ケフィアとママレード。それからコーヒーで済ませるところに、今日は廃品回収の日だと義父が教えてくれました。忘れるところでした。ぐっと飲み込んで押入れの古新聞と古布を出します。そして、清々しているところに連れ合いは起きてきました。私は台所のサッシや電灯の傘を洗います。今でないとこのサッシを洗うのも難しいのです。流しもガス台も無いので窓のところまで行きやすいし、大工さんの脚立はあるし。でもほこりは３０年分でしょうか。台所の衛生を考えると、今回は床下への換気口の網をステンレスメッシュを足してもらいました。暫くは鼠も入れないことでしょう。パルシステムでも工場の公開確認会があるので、一回も監査人にはなっていませんが、もし視点として何か問われたら、普通のくらしの中で、こんなに行き届かない私に気になるのが、サッシ回りの清掃や網戸、そして床下の構造になるかもしれません。いいお天気で、弓なりになっているサッシを力任せに開けながらそんなことを考えました。
　シュウマイ弁当を買おうと松屋の食品売り場に行って、義父母に電話をして確かめたら、シュウマイは駄目と言います。幕の内とお寿司のお弁当の夜ご飯になりました。シュウマイ弁当は連れ合いが好きなのです。　

　グリルで焼いて塩を添えて出します。品行方正な連れ合いは居酒屋料理を知らないのか、どうやって食べるの？と言います。塩茹ではあまり好きではないのです。５月３１日の生のお豆という書き方は変でしたね。味付けしてないい豆です。佃権のつまみ揚げセットを湯通ししたものとこれが、おつまみです。それから、沖縄ゴーヤーとわしたポーク、もやし、寄せ豆腐の最後に常盤の卵で、ゴーヤーチャンプルー。海ぶどうを、枯木ゆずポン酢で、それから島らっきょうの塩漬け、６月は沖縄を考える月、昨日はあちこちから転送されてきたメールがありましたが、取るものも取敢えず駆けつけたい思いだけはあるけれど、ままならず。沖縄料理の夜になりました。お味噌汁はチンゲン菜と油揚げ。

　今週、とうもろこしを注文してありましたので、今日の十時に塩茹でします。義父母にも先っぽを切って初物よとお皿で渡しました。初物を食べると寿命が延びる、という言葉をこの頃はあまり使わなくなったのでしょうか。今週のとうもろこしは宮崎のものこれから北海道のとうもろこしが終わるまで、夏の楽しみなのですが、一体どこが初物と言い切れるのかさっぱり訳わからなくなってしまいます。国産の端境期のゴールデンキウイを来週は注文したはず。地のものだけで暮らしているのではない今の私達は年がら年中初物を食べている、超長寿の時代。言葉は世につれというけれど、どう言い表せばよいのか考えてしまいます。
　夜ご飯をどう作るか、タコだセロリだを卓袱台に乗せてあれこれしているうちに、不意打ちのように早い帰宅でした。牛蒡はまだ、水についたままです。これは、薄一郎牛切り落としの残りで、牛蒡と牛肉の煮物にします。とりあえず、ふーどの青大豆寄せ豆腐を小鉢に分けて、万能葱を刻みます。鰹節を削るのは任せたままに、いくつか取り掛かります。きゅうりの糠漬け。寄せ豆腐と絹さやのお味噌汁。焦って作りましたら、全体に塩っぱい味付けになってました。