２００９年６月２０日２１日 岩手藪川 ２００９年６月２０日２１日 岩手藪川
あまり間をおかずに、岩手県盛岡市玉山地区藪川に行ってきました。
今年の春は山菜便はできなかったのですが、その山の様子など確認する目的です。
あったか企画スケジュールにも組み込まれています。
初めての藪川に誘われた人も盛岡駅で集合できました。
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この他にウルイを買って 新聞紙に包みました 三陸のだべこの塩 岩手産ほし菊乾燥 小さな野菜畑 |
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名物ホルモン鍋 出入り口両横に石豚が ここでしか 出迎えてくれない表情 手入れされた薔薇や 花々が咲いていました |
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| まず、お買いもの | ここは玉山支所前食堂 | |||
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ぎっしりと入っていた キャベツが 次第に柔らかく汁に沈み 中のホルモンと混ざり合い こってりとしながら 後味はさっぱりとして お豆腐もうれしい |
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ここで、満腹になってどうする それでも、一行四人 汁も残さず御飯と一緒に お腹に入れます 後悔するという考えは 留守宅に置いてあるのです |
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| てんこ盛りに | 平らげて | |||
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石川啄木生誕の地 お寺は改築されていますが 啄木の生まれた部屋は 保存されていると 一年一か月までをここで |
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盛岡中学の先輩 金田一京助の書で 石川啄木生誕の地の碑 横にある杉の木々が 年数を経ているのと 啄木の三十三年の 生涯の対称が |
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| 常光寺の由緒 | 碑文と大杉 | |||
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まるで、ビーナスライン 折れ曲がり 幾重にも坂道を登り 空に近づいていきます ここに星々を聞きに来たら 賢治になれる |
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私たちの後の車の人も 私たちが、水で憩っているのを 見て降りて来ました 水道ではないのですよ 山肌の水に木樋が置かれ コップも用意される 互いのマナー |
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| 天峰山への道 | 道沿いの水を汲む | |||
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こんなに楽しそうに 座布団叩かなくても それとも何か 別の事を考えて 渾身の力を振り絞って ・・・相手は座布団 |
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こころを解きほぐす 優しさが 鮮やかさの中にあります 装わない、美しさ |
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| 何もそこまで | 出迎のハマナス | |||
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今年の藪川は 遅霜で山菜の芽が 駄目になりました 比較的遅い時期の種類 ミズは素人でも 採りやすい？見わけがつく？ それでもチョンボしました |
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この雄姿 足元も一歩ずつ見極めて 転んでも 決して山の中に 絹を引き裂くような声は 響きません |
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| ミズの群生 | 次は蕨ね | |||
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鴨除けの網に引っ掛かって 死んでいるのかと思ったら 動いていました 上から入ってくるので ネットの上に咥えて上がった 稲が乗ってます 三回苗を植えかえて 反あたり価格の高い田んぼ |
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まだ若い鴨です 瞳も黒々としてつぶらです この表情に どの不届き者が 精肉歩どまりを考えるのか |
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| あれっ鴨がいる | いたいけない表情 | |||
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思ったよりすぐに羽根を動かし、 そうだ鴨は泳げるんだ と分かりました 向こう岸に渡って、 淵を登って行きました 森の中での、いのちの循環に 任せられます |
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その、池の周りの土には 熊の足跡がめり込んで ここにも、生きとし生けるものの 意志があるのです ただ、食べるひと もう一度、謙虚になって |
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| 水に放して | ここにもいのちが |
風土記がその実、Ｆｏｏｄ記だとすると、そこには必ずいのちと時代が出てくるのかもしれません。
そして、どのような人が居るのか、と。
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草の中に隠れて この管理地で柔らかそうに 私を手まねきしてる 今日も土曜日 山菜採りの車は山の中にも 山菜採り講座を考えます |
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親子で原木種菌を 植えていたほだ木が、木の間に 置かれていました 今回は、しっとりとした この列島の梅雨の時期 冬の椎茸のとは別の味わい |
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| こっそりと | 原木椎茸 | |||
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名前を聞いたけれど しっかり覚えていないのです 山菜の見分けは茸より できそうなのですけれどね これも、きちんと管理地の 中での栽培です |
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ミズは葉を引いて 皮を剥いてしまいます でも、いっぱい採ったので 持ち帰りは蕗の葉でくるんで 新聞紙に包みます どうやって食べますか？ |
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| モミジガサ？ | すぐに処理して | |||
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鰈の煮付けが すでに準備されていました 薄甘の醤油味の匂いが 台所にありました そして思わせぶりな この紙の落としぶた |
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違います シェフ？シュフ？ 繊細な、味付けでした ささかみで覚えたという ミズの味噌炒め さっき皮剥いたものの調理 |
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| 料理人その一 | 料理人その二 | |||
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私たちの食べ物は 器で、どれほどいきいきと その素材と調理を 引き立てるのでしょう ここにしかない、 一品ものの作家作品 |
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そして、原木椎茸の 大きく育ったものが 用意されていましたが、 メゴチと山ウドの新芽と 天ぷらになって |
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| 器との取り合わせ | 料理人その三 | |||
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この席に皆集まって 楽しい仲間が ウルイも買わなきゃ良かった ここのぬめりと香り そして青大豆豆腐 新らっきょう 対抗心がアブラメに |
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三陸で採れたての ウニが詰まっています 海水だけの味 殻を割ってすぐのもの 誰ですか身を お箸で崩したのは |
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| 食道楽は山の中に | 牛乳瓶には |
夜に三々五々、仲間の集う未来塾。藪川プロジェクトは形ができてきます。
それぞれの、人生の断片を語りながら、呑めや歌えや、踊りも太鼓も
人数限定の藪川ファンクラブが結成されるのも、間もないかもしれません。そして形のないログハウスが。
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見事に作る玉子焼き フライ返しも 使いやすく、仕上げの 完璧になるものを選んでます 丁寧に巻かれた玉子は 朝食の主役に |
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動画にすれば良かった この納豆を混ぜる 手首の返しは お皿に乗っている玉子焼きと 主役を争います デザートには苺も枇杷も ウルイのお味噌汁も絶品 |
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| かいがいしいのは | いや、こちらだと | |||
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朝食を済ませ身支度も終え 事務所を後にして 車での帰路、宮城県栗原市に ここに、来るのは 昨年の韓国訪問の 意味も確認できます |
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安重根の書を写し 大林寺が守るのは 日韓併合とは何だったのか その時代に対して ひとは何を為すべきなのかを これからも問うのです 大きな叫びを受け止める覚悟 |
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| 大林寺境内 | 為国献身軍人本分 | |||
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これはまた、唐様の造りに 至って和風な趣きの 枝ぶり 幹には茸も生えていました 愛宕神社との習合時代より 樹齢は５００年とも |
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斎藤住職のお話では 15年ほど前の中学一年生が 作成した歴史年表 千葉十七夫妻 墓参は安重根孫 旅順、平城、仙台の緯度は ほぼ同じなのが示されてます 力作であり、価値ある報告 東学農民革命、国母暗殺事件も |
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| 本堂に被さる笠松 | 中学生による年表 | |||
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子供のいなかった 夫妻の墓所は 亡くなった昭和という時代を経 すでに古色が見えます 新しい時代とはと訊く声が |
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一冊の本をいただきました 獄中で最後の書を この硯で墨を摺り 書いたのであろう 遺品が戻されています 来年3月は |
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| 千葉十七、きよの墓 | 見つかった硯 |
ここに来る前に富山県魚津で、シベリア出兵と米価格の問題を考えたのです。
今私たちが貧困問題を仕組まれてしまったのだとしても、それでも、なお、一人のひとが考え
行動することにある意味を、私は知っていると言えるようになりたいものです。
ＥＴＣ効果なのか、だらだらした流れでしたが、車中は話も滞らず、雨の東京も好きと帰ったのです。
